NHK大阪放送局と松竹撮影所の共同制作により、2024年9月26日にNHK総合(関西ローカル)で19時30分~20時15分に放送。主演は夏帆。なじみのある場所が専門家やマニアの視点で新たに感じられる日常を描いた、ドキュメンタリーテイストの新感覚ドラマ。
マニアさんと歩く関西のあらすじ
都内の出版社に勤める藤沢詩織は、3か月前に仕事のため大阪に引っ越すが、知らない街に馴染めず孤独を感じていた。結婚した元同僚の酒井由佳も大阪に住んでいるが、誘いづらく思っていたところ、由佳から「知人が主催するマニアックなツアーに参加して感想を聞かせてほしい」と誘われる。詩織は「マニアさん」と、関西の街を探索するツアーに参加する。
ドラマの夏帆が自然体で動いてる!(マニアさんと歩く関西の感想)
「名建築で昼食を」(2020)と同じく建築、そして土木(橋)を紹介するドラマだが、田口トモロヲに当たる人たちは実在のようなので、ほぼドキュメンタリー(のように見える)。池田エライザも悪くなかったが、より自然体の夏帆に好感。「名建築」の池田はやはり「絵になる私」的な感じだったのだが、本作はドラマと同じ身のこなしをする夏帆を見られるので、ファン必見の眼福作と言える。
なぜか本格的な大金庫室がある浪速組本社ビルをはじめ、フジカワビル、ビル・リバーセンター、味園ビルの内部が映り、思わず訪れたくなる。たしかに東京にはないディテールのあるデザインセンスである。「非日常を日常にするのが土木、日常を非日常にするのが建築」と語る橋マニアの丹羽信弘さんという人の言葉が深い。
東島真一郎というプロデューサー(ゲームセンターCXの初代AD)は、「名建築」だけでなく、木村文乃の「ちょこっと京都に住んでみた。」(2019)や「京都のお引越し」(未見、2023)を手がけている人で、「ちょこっと」「名建築」はテレ東、「京都の」は大阪朝日放送、本作はNHKと、どこでも仕事できるのがすごい。
マニアさんと歩く関西のキャスト
主要人物
藤沢詩織 – 夏帆
酒井由佳 – 朝倉あき
周辺人物
部下の女性 – 辻本みず希
マニアさん
ビルマニアさん – ビルマニアカフェのみなさん(井上タツ子・ 川原由美子・岩田雅希)
橋マニアさん – 丹羽信弘
マニアさんと歩く関西のスタッフ
演出 – 倉光哲司
脚本 – 横幕智裕
音楽 – ベンジャミン・べトゥサック
制作統括 – 井上要(NHK大阪)、高橋奈央(NHKエンタープライズ近畿)、清水啓太郎(松竹撮影所)
プロデューサー – 東島真一郎(松竹撮影所)
製作 – NHK大阪放送局、松竹撮影所
マニアさんと歩く関西を観る
マニアさんと歩く関西のレビュー
- 夏帆と朝倉あき共演、ドラマ「マニアさんと歩く関西」大阪のビル・橋編が放送(ナタリー)
- 「マニアさんと歩く関西」の魅力を徹底解剖!大阪のビルと橋を巡る新感覚ツアー(まったりエンタメ探検隊!)
- 夏帆&朝倉あき出演 ドキュメンタリーテイストのドラマ「マニアさんと歩く関西『大阪のビル・橋』編」放送(CinemaCafe.net)