【実況】巨人の星

第48話|父・一徹のスパイク

か、かわええ・・・ と一徹は一目惚れ 【実況】巨人の星
か、かわええ・・・ と一徹は一目惚れ
【前回(第47話|押しかけた十一球団)のあらすじ】
飛雄馬の退学が知った11球団のスカウトが星家に殺到。一徹は巨人以外の入団を拒否し、飛雄馬に新人テストを受けるよう促す。スカウトたちは巨人が飛雄馬を拒否したと知り、さらに熱心に勧誘するが、飛雄馬は巨人入りに執着。一徹は飛雄馬に養成ギブスを付けさせ、初心に戻るよう諭す。さらに伴も飛雄馬の決意を知り、巨人入りを目指す。星父子は泪橋を渡り、巨人入りへの挑戦を誓う。

早朝、花形からの電報が星家に届く。

コノチャンスヲイカシ キミノクイナキケントウヲイノル

コノチャンスヲイカシ キミノクイナキケントウヲイノル


明子がアイロンをかけてくれたユニフォーム、
アンダーシャツにストッキング、バスタオル…とテストの用意。
泊りで行くんじゃないから、バスタオルは要らなくね?
そして最後にこれだ、と一徹。
ふう~っと埃を飛ばして

ふう~っと埃を飛ばして


中身は、魔送球を生み出したスパイクであった。

肩をこわして以来はじめて三塁手として起用された紅白試合でのこと。
しかしこの魔球によってわしは川上から巨人を去れと命じられた……
川上が引いた沢村の言葉「自分の誇りは一度もピーンボールを投げなかったことだ」
飛雄馬、その話は何度も聞いたよという顔で、
「やだなあこんなぼろっちいスパイク・・・」
「飛雄馬!」明子がたしなめる。
一徹「たしかにボロだ。あれは昭和12年…」
昔ばなしが始まってしまった。

甲子園大会は当時「全国中等野球大会」といって、川上が中京商業と優勝をかけて戦っていた・・・

ラジオで川上を応援する若き日の一徹

ラジオで川上を応援する若き日の一徹

 
<font color="red">じいちゃん</font>初登場!

じいちゃん初登場!


じいちゃんは一徹に野球を許さなかった。
一徹はしかたなく会社員になったりしたが(初耳)、それでも野球への情熱を捨てられず・・・
そこへ川上がスカウトに来たのだった

そこへ川上がスカウトに来たのだった


昭和17年春、一徹は天才三塁手として巨人軍へ入団。
しかし戦争は前年の16年12月8日に始まっており、選手は次々と出征していく。
そんなある日、審判の吉川さんに呼ばれた一徹は、はるえに紹介される。
「知り合いの娘さんだ」

「知り合いの娘さんだ」

テレビドラマに夢中!-巨人の星 知り合いの娘さんだ
<font color="red">か、かわええ・・・</font>
と一徹は一目惚れ

か、かわええ・・・
と一徹は一目惚れ


「それがお母さんだったのね」と明子は嬉しそう。
一徹がついに一軍入りした日、記念にスパイクを買って帰ると、なんと明子が懐妊したという。
そこにお約束の赤紙が届く。

そこにお約束の赤紙が届く。


一軍入り、懐妊、赤紙という3つの偶然が重なった日だったというわけ。

一徹は買ったばかりのスパイクを履かずに南方へ――

昭和21年秋、復員すると東京は焼け野原になっていた。

昭和21年秋、復員すると東京は焼け野原になっていた。


はるえを捜して闇市を歩き回る一徹

はるえを捜して闇市を歩き回る一徹


ようやく上野で吉川さんに会い、バラックで暮らすはるえと明子に会えた。
スイトンのために励む明子

スイトンのために励む明子


そこへプロ野球ニュースのラジオが聞こえてくる。
川上はすでに復員して巨人軍に復帰していたのである。
あなたこれ・・・と、はるえが出したスパイクを一徹は払いのけた。
何をするんだ!と色をなす吉川さんに、「私は野球ができない体になってしまったんです」
「治すんだ、君ならきっとできる」
そして復帰した一徹だが、一塁への送球はゴロに・・・
猛練習の結果、肩に負担のかからない変化球「魔送球」が生まれたのだった。

「わかった、俺もこのスパイクを履いて父ちゃんの分までがんばるよ!」
「今こそわしも声を大にして言おう」一徹、ずずいと前に乗り出し、

わしの執念、母さんの祈りの染み込んだそのスパイクを履いて!

わしの執念、母さんの祈りの染み込んだそのスパイクを履いて!


飛雄馬、わしの分まで生き返ってくれ、雄々しく不死鳥のように!

飛雄馬、わしの分まで生き返ってくれ、雄々しく不死鳥のように!


 そして巨人のマークをその胸にしっかりと縫い付けて帰ってくるんだ!

 そして巨人のマークをその胸にしっかりと縫い付けて帰ってくるんだ!


「初めて口にしたわね、自分の夢を」と明子は感動。
(なんだか初めてのような気がしないけどなあ)
明子が握った赤飯のおむすびをもって出ようとすると、
「誰かに挨拶を忘れてやせんか」
あ・・・と飛雄馬は母ちゃんに手を合わせる。
スパイクの話に、母ちゃんへの挨拶・・・甲子園のときもしなかったことを言うなんて
今日こそ、俺の一世一代の大勝負の日なんだ、と飛雄馬は武者ぶるいして、長屋の人々のバンザイを背に、イザ多摩川へ走る!
「あそこを走っていくのはお父さんよ、お父さんが走っていくのよ!」
この明子の台詞は、なかなか泣かせるではないか。

【次回の巨人の星は!?】
飛雄馬は川上監督との勝負に挑むため多摩川へ到着。テスト参加者のレベルに一瞬いじけるも伴の姿を発見する。牧場も密かに見守っていた。テストの審査は川上監督と各コーチ陣。まずは100m走11秒台が合格条件。報道陣が騒ぐ中、二人とも何とか合格するが、オリンピック候補の速水丈二は10秒5の驚異的記録。飛雄馬は速水のような人間が嫌いと思いながら次の遠投で115mの記録を出す。しかし次はバッティングテストと知らされ、飛雄馬は堀内の豪速球に不安を抱く。【第49話|燃え上がる入団テスト】
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