2017年1月20日~3月3日の毎週金曜23時15分-翌0時15分にテレビ朝日系「金曜ナイトドラマ」枠で放送。鈴木おさむ脚本。
奪い愛、冬のあらすじ
デザイン会社「アッパーワークス」に務める池内光は決して裕福ではない家庭に育ったものの、持ち前の明るさと頭脳で仕事も優秀にこなし、婚約者・奥川康太もいる公私ともに充実している女性。しかし光の前にかつて死ぬほど愛していたが、三年前に突如姿を消した元彼・森山信が現れた事から、事態は急転。康太を愛そうと思う気持ちとは裏腹に、その心はどんどん元彼を求めていく。
奪い愛、冬の感想
深夜ドラマの昼メロ化はどうやら予想に反して下火のようなのだが、この枠はそれにこだわり続けている。もちろんドロドロが好きな層が一定層いるわけなのだ。
第2話の予告で、水野美紀が「遅い…今日は排卵日なのにぃぃっっ…!」と叫ぶシーンを見て、これは倉科カナのドラマではなく水野のドラマであるとわかった。
それにしても、なんか今季のドラマはキスシーンばかりだなー
と書きつつも、もう見なくてもいいかなと思いながらホラー風味の第3話を見て、完全にやめるタイミングを逸した私。
昨年の「逃げる女」「黒い十人の女」に続き、キレ演技をエスカレートさせ続ける水野美紀、大丈夫かと心配になる。
「逃げる女」では仲里依紗の「怪演」に振り回される役だったわけだが、その後の水野は、それ以上の「怪演」で、本人がノってやっていることが伝わってくる。
そして、とうとう最後まで楽しんで見てしまった。
全7話のコンパクトな構成は打ち切りとかいうわけではなく、いくら水野美紀の劇団絞り汁演技と似非ホラー演出でも、そのくらいが笑って見ていられる限界と見定めていたのではないか。
ただし、こういったテレビドラマの頽廃を踏まえて、バカリズムが「黒い十人の女」を書いたのは確かだ。
奪い愛、冬のキャスト
池内光(デザイン会社「アッパーワークス」のデザイナー) – 倉科カナ
奥川康太(「アッパーワークス」のアシスタントデザイナー) – 三浦翔平
森山信(「アッパーワークス」のデザイナー) – 大谷亮平
森山蘭(信の妻) – 水野美紀
アッパーワークス
豊野秀子(アッパーワークス社員) – 秋元才加
武田玄(アッパーワークス制作部部長) – 三宅弘城
ウルトラデザイン
加藤清(ウルトラデザインのアシスタントデザイナー) – 西銘駿
斎藤道彦(ウルトラデザイン制作部部長) – ミスターちん
その他
尾上礼香(康太の幼馴染) – ダレノガレ明美
池内麻紀(光の母) – キムラ緑子
奥川美佐(康太の母) – 榊原郁恵
高木(羽木建設社員) – 小須田康人
古田(バーのマスター) – 西村和彦(第5話 – 最終話)
奪い愛、冬のスタッフ
脚本 – 鈴木おさむ
音楽 – 沢田完
ゼネラルプロデューサー – 横地郁英(テレビ朝日)
プロデューサー – 川島誠史(テレビ朝日)、遠田孝一(MMJ)、八巻薫(MMJ)
演出 – 樹下直美、星野和成、小松隆志
主題歌 – AAA「MAGIC」(avex trax)
オープニングテーマ – Aimer「凍えそうな季節から」[11](SMEレコーズ)
制作 – テレビ朝日、MMJ
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