桜庭一樹のライトノベル(2003年1月ファミ通文庫刊)を原作として、2014年2月22日に映画化公開。R15+指定。ディレクターズ・ロングバージョンはR18+指定。
赤×ピンクの原作
ガールファイト@校舎 痛い心と跳びたいからだ。
深夜の六本木、廃校となった小学校で夜毎繰り広げられる非合法ファイト。闘士はどこか壊れた、でも純粋な少女たち――都会の異空間に迷い込んだ彼女たちのサバイバルと愛を描く、桜庭一樹、伝説の初期傑作。
赤×ピンクの原作を読んだ人の感想
映画 赤×ピンク
あらすじ
六本木の廃校となった小学校で夜毎行われる非合法の格闘技ショー“ガールズブラッド”。客たちは好奇の目で八角形の檻の中で肌を露わにしながら血を流し戦い続ける少女たちを眺める。女嫌いの皐月、人妻の千夏、弱虫で人見知りのまゆ、SMクラブの女王様ミーコ。4人はそれぞれ、自らのアイデンティティを探し求めて戦いに挑む。
赤×ピンクの感想
「時に女は『他の方法じゃダメなの?』と問い詰めたくなるような決断をします」とは江古田ちゃんの至言だが、「カリフォルニアドールズ」のような映画になる可能性もあったはずの本作が、そーゆー謎な映画になってしまうところが日本映画の限界、観る側の限界かもしれない。
それにしても、芳賀優里亜って誰かに似ているのだが… あっ、香里奈だ!!
キャスト
天王寺皐月 – 芳賀優里亜
安藤千夏(上海娘リリー) – 多田あさみ
山之辺美子(ミーコ女王様) – 水崎綾女
高山真由(まゆ14歳) – 小池里奈
ガールズブラッドのオーナー – 山口祥行
安田友和 – 前山剛久
武史 – 杉原勇武
モモミー – 桃瀬美咲
コゼット – 桜木梨奈
後白河法子 – 三田真央
赤井天使 – 西野翔
エイミー・マディガン – 周防ゆきこ
キラー・プッシー – 大島遥
あずみ – 安田聖愛
成嶋亮子 – 人見早苗
カオリ – YOSHI(西岡由恵・現:黒岩よし)
吾妻 – 島津健太郎
安藤乱丸 – 榊英雄
鮫島 – 品川祐
真由の父親 – 増田俊樹
スタッフ
監督:坂本浩一
脚本:港岳彦
音楽:三澤康広
主題歌:芳賀優里亜「イチル」
アクション監督:こしげなみへい
スタント協力:小池達朗
スタント:人見早苗、藤田房代、佐川正治
撮影:百瀬修司
照明:太田博
美術:丸尾知行、沖原正純
録音:山口満大
編集:須永弘志
助監督:伊藤良一
制作担当:小沼秀剛
音楽プロデューサー:安東義史
音楽制作:COMPANY AZA
VFX:スタジオ・バックホーン
音響効果:野崎博樹
バイクスタント:タケシレーシング
ラボ:IMAGICA
製作プロダクション:角川大映スタジオ
配給:KADOKAWA
エグゼクティブプロデューサー:井上伸一郎
製作者:安田猛、水口昌彦
企画:菊池剛
プロデューサー:大森氏勝、千綿英久、丸田順悟
ラインプロデューサー:湊谷恭史
企画・制作プロダクション:ダブルフィールド、ザフール
製作:「赤×ピンク」製作委員会(KADOKAWA、ポニーキャニオン)
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やっぱり女の子に観てほしいという想いだったりとか、なるべく原作に忠実に表現したいことがあったりとか、目指すものがみんな一緒だったんです。
『赤×ピンク』芳賀優里亜さんインタビュー(fjmovie.com)