2018年公開の韓国映画。姿なき麻薬王を追いかけ、狂人の巣窟に潜入した麻薬取締官の激闘を描いたサスペンス・アクション。監督はイ・ヘヨン(朝鮮語版)、脚本はイ・ヘヨン並びにチョン・ソギョン。主演はチョ・ジヌン。2013年公開のジョニー・トー監督による香港・中国合作映画『ドラッグ・ウォー 毒戦』のリメイク作品。
韓国では2018年5月22日に公開(PG15指定)。日本では2019年10月4日に公開(PG12指定)。俳優キム・ジュヒョクの遺作となった。
毒戦 BELIEVERの感想
「ハピネス」を見た後にハン・ヒョジュで探したら、本作の続編に出ていることがわかったので、正編から見ることに。
名前も顔もわからない麻薬王「イ先生」をめぐるクライムアクションで、ジョニー・トーの『ドラッグ・ウォー 毒戦』のリメイクらしい。
主人公である麻取(チョ・ジヌン)は、爆破されたアジトで生き残った連絡係(リュ・ジョンヨル)に協力させ、組織の上層部になりすまして中国の原料バイヤーを騙しながら、さらにそのバイヤーになりすましてイ先生に接近するという危険な捜査に挑む。この関係者は全員ヤク中のようなアブない人間であり、中でもタガの外れた津田寛治のようなキム・ジュヒョクが圧巻(本作はこの俳優の遺作で、クレジットに献辞がある)。
さらにここにブライアン理事(チャ・スンウォン)という本物の組織上層部の人間が現れ、主人公の作戦がばれ、事態は一気に混戦になっていく。
リョ・ジョンヨルが主人公を連れていく麻薬精製工場の天才的な技術者を演じるのがキム・ドンヨンとイ・ジュヨンの聾唖兄妹コンビで、これがすごく良い。
イはアイドルグループ出身の人なのだが、韓国の俳優は気合が違うなー。
毒戦 BELIEVERのキャスト
チョ・ウォノ – チョ・ジヌン
ソ・ヨンナク – リュ・ジュンヨル
チン・ハリム – キム・ジュヒョク
ブライアン・リー – チャ・スンウォン(特別出演)
オ・ヨノク – キム・ソンリョン
パク・ソンチャン – パク・ヘジュン
ポリョン – チン・ソヨン
ドンヨン – キム・ドンヨン
ジュヨン – イ・ジュヨン
チェ・ジョンテ部長 – ナム・ムンチョル
イ・ジョンイル – ソ・ヒョヌ
キム・ソヨン – カン・スンヒョン
カン・ドクチョン – チョン・ジュノン
ドンウ – チョン・ガラム
チャ・スジョン – クム・セロク
手話通訳士 – パク・ソニョン
毒戦 BELIEVERの人物相関図
毒戦 BELIEVERのスタッフ
監督:イ・ヘヨン
脚本:イ・ヘヨン、チョン・ソギョン
製作:イム・スンヨン、ユン・ソクチャン、ハン・スンヒ
助監督:キム・ヘソク
音楽:ダルパラン
美術:イ・ハジュン
撮影:キム・テギョン
照明:ホン・スンチョル
編集:ヤン・ジンモ
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