特集
映画・ドラマの本質を解き明かす横断考察記事です。
モチーフとしての「聾唖」
「盲目」が“真実を見る者”というモダン的象徴だとすれば、「聾唖」は“伝わらなさ”や“理解不能性”を象徴するポストモダン的モチーフだ。現代作品における「コミュニケーション不可能性」のテーマを考察する。
女がモンスターとなる時
「女モンスター物」とは、「女らしさ」や「愛」「献身」「母性」といった社会的役割が極限化し、怪物へ変貌していくジャンルである。原型としての『モンスター』を起点に、“女性を怪物化させる社会”そのものを考察する。
共犯する女たち
誰かを直接傷つけたわけではない。だが、見ていた、止めなかった、黙っていた――その瞬間、女は「共犯者」になる。「関係性」の中で少しずつ加害側へ取り込まれていく女たちを分析。“共感”や“沈黙”が暴力へ変わる瞬間を考察する。
最新登録作品
Wの悲劇
ラストシーンの彼女がエンドクレジットが流れる数分間にストップモーションになっても、飽かずにそれを眺めていられる感動は、澤井監督が意図した通りだった。
2026.05.25
INTERCEPTOR/インターセプター
セガールの駄作より酷いと評判の映画だが、何も考えずに観るにはちょうどいいとも言える。大袈裟な劇伴も90年代みたいなアホらしさで、楽しい。
2026.05.222026.05.24
HELP/復讐島
レイチェル・マクアダムスのキャラ設定が絶妙で、中盤までは好意的に見ることも可能なのだが、後半になるにつれ、少しずつ怪物性を露わにしていく。
2026.05.202026.05.23
映画
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ドラマ
ビューティフルレイン
ドラマはトヨエツと芦田愛菜の日常描写で始まり、最終話もほぼ同じである。つまり特に何も起こらないドラマなのだ、それでも成立するのは、この親子に忖度する環境が異様に濃いからである。
2026.05.252026.05.27
有罪、とAIは告げた
あらためて中山七里的な問いの立て方に惹きつけられたが、ドラマとしては、井内悠陽が取調調書の内容をひっくり返した理由、父親による根性焼きが中学までで終わった理由がわからなかった。
2026.05.172026.05.18
危険な斜面
斜面とは逆接的に転落の舞台装置にほかならない。そして「転落」こそ松本清張が好んで描くモチーフである。「会長の秘書兼愛人である昔の女と目が合った」というのが渡部篤郎の転落スイッチなのだ。
2026.05.14
