2026年のドラマドラマ2020年代のドラマ

るなしい

3.0
原菜乃華(るなしい) 2026年のドラマ
原菜乃華(るなしい)
るなしいは、2026年4月3日(2日深夜)からテレビ東京系「木ドラ24」枠で放送。主演は原菜乃華(連続ドラマ初主演)。

るなしいってどんなドラマ?

恋か、信仰か…? 恋愛を禁じられた“神の子”が愛する人を<信者ビジネス>に陥れていく、前代未聞の美しくも残酷な宗教純愛サスペンス。
連続ドラマ初出演の原菜乃華が“神の子”として信者ビジネスを統べる――カルト的人気の衝撃作を実写ドラマ化!

あらすじ

「火神の子」の郷田るな(原菜乃華)は、自らの血を入れたモグサによる鍼灸術で、祖母と「自己実現」を販売する信者ビジネスを行っていた。学校では「宗教の人」と呼ばれ孤立し、唯一の理解者は幼なじみのスバルだけだったが、ある日、いじめから救ってくれたケンショー(窪塚愛流)に恋をしてしまう。しかし、“神の子”に恋は許されない──。るなはケンショーに告白するが失恋して体調を崩してしまう。気持ちを弄ばれたと感じたるなは、ケンショーを信者ビジネスに取り込むことで復讐を決意する。

見どころ

原菜乃華の「聖と邪」が同居する怪演

るなしい
原菜乃華が”火神の子”として崇められる女子高生・郷田るなを演じる。
幼少期から子役として活動してきた原自身が「るなの孤独に共感する」と語る通り、自分の血を混ぜた「モグサ」を売ることでしか自尊心を保てない少女の危うさを、圧倒的な透明感で演じる。初恋の相手に裏切られたと感じた瞬間、純粋な少女から「信者ビジネスの冷徹な支配者」へと変貌する落差が見もの。

窪塚愛流の「依存と搾取」のリアリティ

るなしい
るなの復讐の標的となるケンショー役の窪塚愛流の「独特なオーラ」が本作の鍵。
学校の人気者だった彼が、るなの手によって家族と縁を切り、次第に「女たちから金を巻き上げる非情なビジネスマン」へと染まっていく過程で見せる空虚で退廃的な色気。とくに中盤以降、文化祭に向けた「ビジネスバトル」という名の地獄絵図が加速。愛しているから支配したいるなと、支配されることでしか救われない(あるいは利用する)ケンショーの関係が、「恋愛」という言葉を逸脱していく。

「信者ビジネス」という禁断のテーマ

るなしい
深夜ドラマならではの攻めた演出。
第4話で描かれた影山優佳演じる塔子の洗脳シーンなど、「救い」を求めている人間が、いかにして「搾取のシステム」に組み込まれていくのか、丁寧にロジックが描かれる。お灸の煙、赤いガラス玉、そして「血」のイメージ。おぞましいテーマを扱いながら幻想的な画面構成が魅力となっている。

幼馴染・スバルの視点:物語を揺るがす「予言」

るなしい
るなの唯一の理解者であるスバル(本島純政)の存在が復讐劇に深みを与える。彼が書く小説『神の子Aの伝記』が、現実の事件とどうリンクしていくのか。狂っていくるなを一番近くで見守る彼の視点は、視聴者がこの異常な世界を観察するための「唯一の正気」であり、同時に最大の悲劇の種でもある。

<ここに注目!>
「火神の子は恋をしてはならない。代わりに、すべてを支配するの」――「恋愛を禁じられた神の子」が、初めての失恋をきっかけに「神の力(ビジネス)」を使って相手を地獄へ引きずり込もうとする「究極の片思いの形」をどう受け止めるかが、本作を楽しむ最大のポイントである。

ファーストインプレッション

始まってすぐ怪作「泥濘の食卓」を思い出した。狂ったヒロイン(モンスター女)を演じた齊藤京子は、その振り切りぶりを評価されて「娘の命を奪ったヤツを殺すのは罪ですか?」など立て続けに主役に抜擢されることになったが、かのドラマでは脇役(狂ったストーカー)だった原菜乃華も、本作の怪演(序盤では、まだ大したことはない)でその線を狙うものか。

原作も読んでみたのだが(原作者はシュヴァンクマイエルが好きでチェコに留学したという人)、私は最近の漫画は苦手かなー

るなしいを観るには?

るなしい 作品情報

キャスト

郷田るな(火神の子) – 原菜乃華
成瀬健章(人気者) / ケンショー – 窪塚愛流
石川スバル(るなの理解者) – 本島純政
大内塔子(1年生) – 影山優佳
荻野岬(ケンショーの彼女) – 滝澤エリカ
森尾典子(2年生) – 駒井蓮
樋口貴大(2年生) – 島村龍乃介
清野リク(証券会社営業) – 加藤小夏
佐原和葉(るなの信者) – 道上珠妃(ダウ90000)
茂木毅(古参信者) – 正名僕蔵
おばば – 根岸季衣

スタッフ

原作 – 意志強ナツ子『るなしい』(講談社『小説現代』所載)
脚本 – 上田迅加藤綾子前田知礼
監督 – 上田迅、青木克齊佐藤みずき吉川肇(テレビ東京)
語り – 松本まりか
音楽 – 岡出莉菜
オープニングテーマ – Nakamura Hak「善と悪」(maximum10)
エンディングテーマ – seiza「恋文学」(Sony Music Labels Inc.)
チーフプロデューサー – 祖父江里奈(テレビ東京)
プロデューサー – 吉川肇(テレビ東京)、深津智男(角川大映)、平塚美佳子(角川大映)
制作 – テレビ東京、角川大映
製作著作 – 「るなしい」製作委員会

るなしいの原作

火神の子として生きる高校生、るな。
かつて火神の子であり、鍼灸院を経営する祖母、「おばば」と一緒に暮らしている。
鍼灸院では火神の子であるるなの血が入ったモグサを使い、「自己実現」を売っている。いわゆる信者ビジネスである。
るなは「宗教の人」としてクラスでいじめられるが、唯一の理解者であるスバルとは良い友人関係を築いている。

ある日、るながいじめられているところをクラスの人気者、ケンショーが助けてくれる。
その出来事をきっかけにふたりは距離を縮め、るなはケンショーに恋をしてしまう。

だが、神の子であるるなに恋は許されない。

るなは、ケンショーを「ビジネス」に取り込むことを決意する。

『アマゾネス・キス』『魔術師A』の奇才、意志強ナツ子、待望の最新作!
何も考えず、とにかく読んでみてください。
読めば必ず、気付かぬうちにるなの魅力に取り込まれていることでしょう。

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