『泥濘の食卓』ってどんなドラマ?
純粋すぎるがゆえに狂気へと変貌していく不倫愛と、それに伴い一つの家族がじわじわと崩壊していく恐怖を描く。伊奈子の同名コミックをベースに、人間の独占欲や依存心をリアルかつ生々しく映像化。誰もが心の奥底に抱える歪んだ愛の形を炙り出す、パラサイト不倫サスペンスドラマ。
スーパーの店員として働く地味で純粋な女性・深愛は、同じスーパーの店長で既婚者の那須川との不倫関係に溺れていた。那須川からの「居心地がいい」という言葉を独自解釈で捉えた深愛は、彼の家庭がうまくいっていないことを知り、「私が那須川さんを幸せにする」と決意。その歪んだ使命感から、那須川の妻や息子に別ルートから接近し、気づかぬうちに彼の家庭の食卓へと、深く泥濘(ぬかるみ)のように侵食していく。
見どころは、悪気の一切ない「純愛」の仮面をかぶった深愛が、ターゲットの家族を精神的に追い詰めていく異常な心理描写。深愛の異常な行動に怯え、関係を終わらせようと苦悩する那須川、家庭の崩壊を察知して心を荒ませていく妻、そして深愛の存在に巻き込まれ翻弄される息子らの焦燥と恐怖が描かれる。さらに、深愛を歪んだ愛情で縛り付ける実の母親との過酷な関係も、彼女の狂気をさらに加速させる要因となっていく。
愛する人を救うためという大義名分の下、すべてを壊し尽くす選択。優しさと狂気は紙一重であることを突きつける、一度足を踏み入れたら抜け出せない、戦慄の泥沼ホーム・サスペンスだ。
あらすじ
地方のスーパーで働く捻木深愛(齊藤京子)は、支配的な母(筒井真理子)に育てられた影響で自信を持てず、唯一の救いは店長・那須川(吉沢悠)との不倫関係だった。ある日、那須川からピアスを贈られ喜ぶが、妻の病を理由に突然の別れを告げられる。無視され続けた深愛は「店長と幸せになりたい」と強く願い、その純粋すぎる愛情がやがて一つの家庭を泥沼へと引きずり込んでいく――。
キャスト
那須川夏生(スーパーの店長)〈47〉 – 吉沢悠
那須川ハルキ(高校生)〈16〉 – 櫻井海音
■周辺人物
尾崎ちふゆ(ハルキのストーカー)〈16〉 – 原菜乃華
那須川ふみこ(夏生の妻)〈48〉 – 戸田菜穂
捻木美幸(深愛の母)〈60〉 – 筒井真理子
■その他
児玉(深愛の同僚) – 未来
中村(深愛の同僚) – 水嶋凜
谷口(ハルキの同級生) – 岩瀬洋志
感想
原作は新潮社のガロみたいな縦読みコミックで、ドラマで齋藤京子 が演じているのは「初恋、ざらり」を思わせる自己肯定感が極端に低いヒロインなのだが、どうも、パラサイト不倫ということなので、これは一種のスリラー(女モンスターもの)なのだろう。
物語は何重にもストーキングの気配が不穏に漂っており、おそらく「あなたが中学の時、約束破って男と逃げてから」という母親の何気ない台詞が伏線になっているのだろう。
「食卓」とは何を指すのだろうか。
齋藤の演技はかなりヒドイが、内容が異様なのでちょっと期待してしまい、後半まで見続けたが、さすがにイヤになって最後までは観なかった。
泥濘の食卓を観るには?
泥濘の食卓 スタッフ
脚本 – 倉光泰子、 神田優、 安里麻里
演出 – 安里麻里、 角田恭弥
音楽 – 横山克
主題歌 – ヘッドフォンの中の世界「引き算の美学」(ユニバーサル ミュージック)
特殊造形 – 梅沢壮一
ゼネラルプロデューサー – 横地郁英(テレビ朝日)
プロデューサー – 高崎壮太(テレビ朝日)、 近藤多聞(C&Iエンタテインメント)
共同プロデューサー – 村山えりか(C&Iエンタテインメント)
制作協力 – C&Iエンタテインメント
制作著作 – テレビ朝日





