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アスコーマーチ〜明日香工業高校物語〜

武井咲(アスコーマーチ〜明日香工業高校物語〜) ドラマ
武井咲(アスコーマーチ〜明日香工業高校物語〜)
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『アスコーマーチ〜明日香工業高校物語〜』は、2011年4月24日~7月3日にテレビ朝日系列『日曜ナイトプレミア』枠で放送。主演は武井咲(連続ドラマ初主演)。キャッチコピーは、「男だらけの工業高校―クラスに女子は、ワタシだけ!?」「ここは自分の居場所じゃない。そう感じているすべての人へ。」
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アスコーマーチ〜明日香工業高校物語〜ってどんなドラマ?

女子生徒がたった一人という工業高校を舞台にした、爽やかで熱い青春群像劇。キャストを見返すと「主役級俳優の登竜門」だったことがよくわかる(松坂桃李、賀来賢人、永山絢斗、古川雄輝と、現在のドラマや映画界を支えるトップスターたちが、同じ教室に並んでいた)。ライバル(?)役として剛力彩芽が登場するのも、当時の勢いを感じさせる。
脚本はコメディから人間ドラマまで幅広く手掛ける森ハヤシ。林ゆうきの劇伴も工業高校という少し無骨な舞台にマッチしていた。

あらすじ

第一志望の高校に落ち、不本意ながら男子ばかりの明日香工業高校(通称:アスコー)に入学した吉野直。女子は学年でわずか3人という過酷な環境に絶望し、当初は転入することばかりを考えていた。
しかし、油まみれの実習やクラスメイトとの衝突、そして淡い恋を経験する中で、直の心境に変化が生まれる。不器用だが真っ直ぐな男子生徒たちと絆を深め、次第に工業高校ならではの「ものづくり」の楽しさに目覚めていく。自分の居場所を自らの手で見つけ、明日へと一歩踏み出す姿を描いた爽やかな青春物語。

ファーストインプレッション

お嬢様学校の受験に失敗し、不本意ながら明日香工業高校、通称アスコーに入学した吉野直。新入生徒148人のうち女子はたった3人。クラスメートの男子たちとも馴染めず、見下した態度をとってしまう。ある日、直は玉木の家の事情を知り、ある行動を。それがきっかけで玉木を怒らせてしまい…!?

工業高校の話は珍しい。それが舞台になったドラマはかつてもあったように思うが、描かれ方が違う。
ヒロイン武井咲は女子高志望だったが、入試でマークシートを一行間違えて記入したために落ち、祖父の笹野高史の勧めでアスコーに入る。
来てみると、ガラは悪いわケンカはしてるわ女子は3人しかいないわ進学率は3%だわ、というのだが、そんなことは来る前からわかるはずのことであり、武井がいかに進学に無関心だったのかがわかる(武井は、女子高に行きたいと思っていたことすら、ほとんど理由がなかったと認めている)。
笹野高史がなぜ工業高校を勧めるのかは謎だ。

入試を失敗した理由からもわかる通り、このドラマでの武井の役割はコメディエンヌである。今まで、涙ぐんだり微笑みながら立っているぐらいしかなかった武井にとって大きなハードルだ。初回だけでも、これまでの美少女ぶりをかなぐり捨てた演技に、はずされたと感じを受けた視聴者は多いのではないか。
大切なことはすべて君に教えてもらった」で後ろの席だった剛力彩芽が、まるで明稜学園から転校してきたかのように同じトーンで演技をしているのと好対照である。

すぐ転んで物を落としたり壊したりする、というのが、コメディエンヌとしての武井に課されたとりあえずのミッションだったはずだが、今のところあまり成功しているとは言えない。かなり努力しているみたいなので、撮影が続くうちに成長していくかもしれないが、それより心配なのは脚本のほうで、これがよくないと、女優は育たないのではないか。

初回は放送時間を拡大しているわけでもないのに、あれこれと話を詰め込みすぎていた。一女の友達が連れて来た大学生が、故障したアウディを長谷川初範が経営するネジ工場に持ち込むくだりなど、かなりひどい。そもそもエンストしたのは海岸通りの道だったはずが(このドラマの舞台は横須賀である)、どうやって内陸の長谷川の工場まで運んだのか不明だし、グループデートの最中に、ネジ工場で直してもらおうと考える理由がわからない。真っ先にJAFや保険に携帯で連絡しようと思わない、ということは、あの車が盗難車だったために足がつくのを恐れていたか、さもなければ、直せそうもない工場の親爺にあえて交渉することで、自らのコミュニケーション能力を女子高生たちにアピールする狙いがあったのかもしれない。

ともあれ、ここで武井が大学生の頬を打ち、賀来賢人が武井を見直すというのが初回のストーリーかと思ったのだが、話はまだ続いていて、賀来の半田ごてを廃物置き場から徹夜で探し出すというエピソードがクライマックスであった。これも新婚で早く帰りたい勝村政信の教師がついていながら、作業が徹夜になった理由が不明である。

あと、長谷川初範の子供の名付け方が適当すぎるww 自分が誠一で、子供が誠・誠次・誠太誠子てwww
DQNネームも困るが、こういうのも、いかにも計画性のないビンボ人みたいだ。

とまあ色々文句はつけたものの、なんだかんだいっても、伸び代の大きそうな武井の成長を楽しむため、このドラマは見続けようと思う。

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第2話~均衡と不均衡の対立を超えて

他校転入を考え始めた直は、担任・大向に「ある程度の成績が必要」と言われ、玉木に実習の協力を仰ぐ。玉木は直が前向きになったと勘違いするが、旋盤実習で直と組む気マンマンのところ、有人に直を横取りされてしまう。どうやら有人は何か事情を抱えているよう。そんな中、女子更衣室で桃が有人に襲われるという事件が! 広瀬や輪島は怒り心頭となり、思わず有人を殴ってしまう。

ああそうだった、松坂桃李は武井咲の兄だったんだっけ(「GOLD」)。あれは強い母親である天海祐希が率いる美しい家族の話だったのだが(なんだそりゃ、と今でも思う)、このドラマでの松坂の母親は、あきらかに深刻な統合失調症のように見える。はたして精神科の治療を受けているのか、松坂はなすすべもなく放置しているような気がする。松坂の右肩には大きな傷痕があったが、母親の病気は何か関係があるのだろうか。
また、ホストクラブの謎の客である菊川怜の役名は、松坂の役名「横山」と同姓である(公式サイトでは「祥子」とだけ記されている)。初回で、松坂は菊川に送られてアスコーに現れていたが、その伏線はまだ回収されていない。この二人は現実には11歳しか年齢差がなく、菊川が実の母親というオチはさすがにありそうにない。それでは異父姉弟なのかとも疑ってみるが、まだ材料が少ないからなんとも言えない。

さてエピソードがてんこ盛り過ぎた初回に続いて、第2話では話が急にコンパクトになった。
ゲストの人数が露骨に激減していて笑えるwww
今回の武井咲は、生理痛と貧血に苦しみながら工業魂に目覚める役柄であり、コメディエンヌ的な要素は影をひそめ、ただのひたむきな娘になってしまった。

工業高校と聞いて誰もがまず思い浮かべるのは男女数の不均衡で、このドラマにおいては、ほとんどの展開がそこに行き着くのだろう。
じつは工業高校が舞台でなければならない理由はないんじゃないかと思うのは、男女数が不均衡なのは、松坂桃李が勤めるホストクラブも同じだからだ。その意味で、松坂は2種類の男社会を生きる登場人物である。
武井咲は、均衡を望んで普通高校への転入を希望しているが、ヒロインとしては、不均衡から均衡へということではなく、不均衡も均衡も超克していく者として成長していくものとおぼしい。
剛力彩芽は女子たちのいじめに悩まされた中学時代のトラウマの反動から、自分の身を守る術として男に媚を売る世渡りをおぼえた娘、つまり女子を苦手とする女子であり、その意味でこの不均衡を望む登場人物である。
次回あたりであっさりと解消してしまいそうな初期設定ではあるが、武井が均衡/不均衡と対立する状況は、今後も繰り返し立ちあらわれると予想する。

アスコーマーチ〜明日香工業高校物語〜を観るには?

アスコーマーチ〜明日香工業高校物語〜作品情報

キャスト

■明日香工業高校
●1年A組
吉野 直(お嬢様学校の受験に失敗、アスコーの補欠入試を受けて渋々入学) – 武井咲
横山 有人(元子役、夜はホスト) – 松坂桃李
玉木 誠(父親のネジ工場を継ぐ) – 賀来賢人
竹内 和也(医者の息子) – 永山絢斗
輪島 豪(ヤンキー) – 南圭介
広瀬 里美(同) – 石田卓也
岸 哲郎(同) – 古川雄輝
村井 一(同) – 金井勇太
平川 光司(フィギュアやマシン専門のオタク) – 新井裕介
渡辺 信一郎(同) – 西洋亮
●1年D組
相沢 桃(もう一人の1年生女子) – 剛力彩芽
●その他の生徒
高田 真衣子(すぐに退学) – 秋月三佳
●教職員
岡野(機械科担当教師) – 神保悟志
杉崎 加奈子(養護教師) – 白石美帆
機械科教師 – 米倉友貴
土木科教師 – 新堀創世
体育教師 – 松原正隆
日本史教師 – 友部康志
大向 徹(1年A組担任、電気科担当) – 勝村政信
■生徒の家族
吉野 冨士男(直の祖父) – 笹野高史
横山 祥子(有人の母親) – 菊川怜原田龍二
玉木 誠一(誠の父親) – 長谷川初範
玉木 誠次(誠の弟) – 加藤翼
玉木 誠太(同) – 馬渕誉
玉木 誠子(誠の妹) – 山口朋華
竹内 正和(和也・秀樹の父親で医師) – 野村宏伸
竹内 秀樹(和也の兄) – 清水優
■横浜永鈴高校
香織(ダンス部員) – 有末麻祐子
教師 – 半海一晃
事務職員 – 羽根田陽一
■CLUB IKAROS
龍聖(No.1ホスト) – 伊阪達也
長沼 京子(キャバ嬢) – 松山メアリ

スタッフ

原作 – アキヤマ香『アスコーマーチ〜県立明日香工業高校行進曲〜』(集英社『YOU』連載中)
脚本 – 森ハヤシ
音楽 – 林ゆうき
演出 – 田村直己(テレビ朝日)、塚本連平日比野朗
プロデューサー – 横地郁英(テレビ朝日)、浅井千瑞(MMJ)
制作 – テレビ朝日、MMJ

アスコーマーチ〜明日香工業高校物語〜の原作

新入生148人中女子4人!! クラスに女子は私ひとり!?
目指していた女子高に落ちてしまった直が入学したのは県立明日香工業高校・通称“アスコー”!! 鉄とオイルの香りにまみれ、作業着男子の群れの中、女子高生・直の工業高校ライフが始まる!!

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