2026年のドラマ2020年代のドラマ

GIFT

3.5
有村架純(GIFT) 2026年のドラマ
有村架純(GIFT)
『GIFT』は、2026年4月12日からTBS系「日曜劇場」枠にて放送。主演は堤真一。

GIFTってどんなドラマ?

パラスポーツである車いすラグビーを舞台に、弱小チームに立ちはだかる難問の答えを導き出しながら、本気で心と身体をぶつけ合うことで仲間、家族の大切さ、そして愛を知っていく。生きるとは何か、闘うとは何か、勝利とは何か。暗闇を生きてきたすべての人たちへ、神様がくれた“愛”という名のギフトの物語。完全オリジナルストーリーで脚本は金沢知樹が担当。堤は27年ぶりに日曜劇場で主演を務める。

あらすじ

宇宙物理学者の伍鉄文人(堤真一)は、ブラックホールの研究が専門の大学准教授。天才的頭脳を持つ一方で、天才すぎるがゆえに周囲の人を闇に落としてしまうことも……。雑誌記者の霧山人香(有村架純)は、西陣誠子(真飛聖)から車いすラグビーの連載担当を命じられ、最強チーム「シャークヘッド」の取材へ。車いすラグビーのぶつかり合いを初めて見た人香は、迫力に圧倒される。別の日、「シャークヘッド」とは対照的なやる気もまとまりもないチームの練習風景を目にする。かつては強豪、今は弱小チームの「ブレイズブルズ」だ。そのブルズの練習場に伍鉄がやって来る。ブルズのヘッドコーチを務めているのが伍鉄の従姉妹の日野雅美(吉瀬美智子)で、彼女から「チームが問題山積み」と聞いたためだ。“難問を解く”ことが生きがいの天才・伍鉄は、練習を観察して「最高だよ! このチーム問題山積みだ!」と大喜びする。さらに、勝てない要因を「圧倒的エースの不在」と分析すると、エースの宮下涼(山田裕貴)が反応。競技用車いす、通称ラグ車で伍鉄に勝負を挑み……。

見どころ

「宇宙物理学 × 車いすラグビー」という異色の化学反応


今作のフックは、堤真一演じる天才宇宙物理学者・伍鉄文人が、ひょんなことから弱小車いすラグビーチームを再建するという設定にある。

  • 理屈と肉体の衝突: 「ブラックホール」を研究する孤独な変人が、ラグビーという「最も激しいコンタクト」が必要なスポーツを、物理学的アプローチで解析していくというナナメ設定。
  • 名言の投入: 伍鉄の「人間関係も宇宙も、摩擦があるから熱が生まれる」「失ったものは欠損ではない、新しい自分を受け取るための余白だ」といった、科学と哲学が交差するセリフ。

山田裕貴の「静」と「動」の演技


エース・宮下涼を演じる山田裕貴の役作りも見どころのひとつ。

  • 元サッカーのスター選手が事故で車いす生活になり、一度は「ギフト(才能)」を失った絶望からどう立ち上がるか。
  • 競技用車いす(ラグ車)を操る迫力シーンはもちろん、ふとした瞬間に見せる「過去への未練」と「競技への渇望」が混ざり合った表情の色っぽさ。

日曜劇場らしいチームビルディングの物語


日曜劇場といえば「逆転劇」だが、今回は「弱小チームが勝つ」だけでなく、「自分自身の欠落(難問)をどう愛するか」に焦点が当てられている。
チームを支える記者役に有村架純、敵対する強豪コーチに安田顕、さらに物語の鍵を握る母子に山口智子と玉森裕太。脇を固めるメンバー(ずん・やすや本田響矢ら)が抱える背景も丁寧に描かれ、バラバラだったピースが宇宙の法則のように一つに収束していく展開は、脚本の妙。

圧倒的な臨場感:パラスポーツの「真実」


パラスポーツを「感動の道具」としてではなく、激しい「格闘技」として描いている。
実際のパラアスリートが監修・出演しており、ラグ車同士が激突する際の金属音や、タイヤが焦げる匂いまで伝わってきそうな映像美を楽しめる。

<ここに注目!>
特に第3話以降、有村架純さん演じる記者の「家族の秘密」が伍鉄の物理学的思考で解き明かされていく展開は、これまでのスポーツドラマの枠を超えたミステリー要素もある。

ファーストインプレッション

Netflixの「サンクチュアリ」で一躍有名になった金沢知樹という人は「笑う犬」などのお笑い系才人らしいが、「クジャクのダンス、誰が見た?」は、私はあまり楽しめなかった(ただし本作の原案はベテランの平野俊一)。

本作は日曜劇場らしい風呂敷の広げ方で、異なる複数のコミュニティに属する豪華俳優たちがいかに交わっていくかという期待感を煽る作りになっている。

まず宇宙物理学者の堤真一が属する大学サークルで、ここは堤演じる万年准教授の変人ぶりが示される。
次に、ライフスタイル雑誌「YURUGI」の編集部の記者である有村架純で、これはもっぱら視聴者の視点を担当するのだろう。
そして山田裕貴細田佳央太が属する2つの車椅子ラグビーチーム。少年ジャンプ的にわかりやすく、一方は安田顕が率いる常勝チームで、もう一方は吉瀬美智子の弱小チームとなっている。
杢代和人本田響矢が属するヤンキーコミュニティも登場する。
そして作曲家の夢に挫折した玉森裕太と、その母親のアーティスト山口智子は、どうかかわるのかはわからない。
車椅子ラグビーは4対4と人数が少ない競技だが、これにさらにチームメンバーの母だの父だの姉だの、家族が絡んでくるので、大変な大所帯と言える。

こうした渋滞を絶妙に捌ききってみせるのが、まさに日曜劇場ならではのクオリティなのだ。

GIFTを観るには?

GIFT 作品情報

キャスト

■ブレイズブルズ
伍鉄文人(宇宙物理学者) – 堤真一
宮下涼 – 山田裕貴
霧山人香(雑誌記者) – 有村架純
日野雅美(コーチ) – 吉瀬美智子
立川夏彦(キャプテン) – 細田善彦
浪江浩美(サポートスタッフ) – ゆいかれん
君島キャサリン秋子(メンバー) – 円井わん
竹松悦子(同) – 枝元萌
坂東拓也(同) – 越山敬達
中山好太郎(同) – 八村倫太郎
竹松健治(同) – やす(ずん)
李武臣(同) – 水間ロン
嬉里弥生(同) – 冨手麻妙
久保田一信(同) – ノボせもんなべ
■シャークヘッド
国見明保(のコーチ) – 安田顕
谷口聡一(メンバー) – 細田佳央太
オリバー・ブラッドリー(同) – 澤井一希
安井純太(同) – 町田悠宇
薬院令(同) – 中山脩悟
■その他
朝谷圭二郎(車椅子の大学生) – 本田響矢
沖平颯斗(圭二郎の友人) – 杢代和人
宗像桜(伍鉄文人と同じ大学に勤める) – 宮﨑優
茶山加奈子(事務員) – 羽柴志織
高水潔(車椅子職人) – 田口浩正
坂東陽子(拓也の母) – 西尾まり
坂東青葉(拓也の姉) – 生越千晴
西陣誠子(人香の上司) – 真飛聖
宮下君代(涼の母) – 麻生祐未
宮下達也(涼の父) – 菅原大吉
伍鉄光子(文人の母)- 梅沢昌代
坂本昊(作曲家「天神」のマネージャー) – 玉森裕太
坂本広江(昊の母親) – 山口智子

スタッフ

GIFT企画/原案 – 平野俊一
脚本 – 澤田航太
演出 – 加藤尚樹
音楽 – 林ゆうき
プロデューサー – 内川祐紀宮﨑真佐子
協力プロデューサー – 中澤美波
製作著作 – TBS

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