『田鎖ブラザーズ』ってどんなドラマ?
あらすじ
1995年4月26日に発生し、殺人罪時効が廃止される2日前に時効を迎えた田鎖一家殺害事件で両親を失った田鎖真・稔の兄弟は、犯人を自らの手で裁くためにそれぞれ刑事と検視官となり、日々の凶悪事件に対峙しながら、両親を殺害した真犯人を追い続ける。
見どころ
今季の中では「質感の高さ」が際立つ期待作である。
まず、主役二人の演技のアプローチが完全に真逆であり、岡田将生は現場を走り回り、遺族の痛みに寄り添い、時には感情を爆発させる「動」の刑事だが、染谷将太は、死体という「物証」だけを信じ、無表情に、しかし完璧に真実を読み解く「静」の検視官である。
二人が対峙する検視室のシーンでは、室温が数度下がるような緊張感があり、新井順子p作品特有の「言葉にできない余白」を観ることができる。「噛み合わないバディ感」が本作の核だろう。
また、単なる犯人探しに終始しないのドラマになることが予想される。検視官の染谷が遺体の小さな痣や痕跡から「その人がどう生きていたか」を復元し、それを岡田が「なぜ死ななければならなかったのか」という動機の解明に繋げていく流れである。
脚本は渡辺啓。「遺された者の救済」に重点を置き、毎話ラストに森山直太朗の主題歌を流すらしい。涙腺崩壊の瞬間である。
縦軸のプロットとしては、兄弟の両親が殺された「辛島金属工場」を巡る過去の因縁が解き明かされていく。下町の工場、町中華の風景に漂う昭和的な生活の匂いと、警察内部の組織の冷徹さが交互に描かれる。また井川遥演じる情報屋の存在が、単なる事件解決のヒントだけでなく、田鎖兄弟の「家族の秘密」にどう関わってくるのかが見どころになるだろう。
ファーストインプレッション
岡田将生の刑事はオートレースに入り浸って、てんでやる気がなく(似合わない)、「あーめんどくせ」が口癖なのだが、初話の事件は病死→事故死→過失死→殺人と二転三転して、いつしかのめり込んでいく流れに引き込まれた。
岡田と染谷翔太の兄弟の空気が良い。
『田鎖ブラザーズ』を観るには?
『田鎖ブラザーズ』作品情報
キャスト
田鎖稔(同捜査第一課検視室 検視官、警部) – 染谷将太
◼︎神奈川県警
⚫︎青委警察署刑事課強行犯係
宮藤詩織 – 中条あやみ
石坂直樹 – 宮近海斗
竹内恵美 – 赤間麻里子
小池俊太 – 岸谷五朗
⚫︎捜査第一課
桐谷千佳(検視官補助、警部補) – 内田慈
日向伸也(警部) – 池下重大
◼︎その他
鑑識 – 真野直樹、鏑木湊斗
警部補 – 福田博之
刑事 – 新家真
警官 – 郷馬健太郎、横野元紀
◼︎田鎖家
田鎖朔太郎(父、「辛島金属工場」勤務) – 和田正人
田鎖由香(母、町中華「もっちゃん」のパート) – 上田遥
◼︎周辺人物
津田雄二(ノンフィクション作家) – 飯尾和樹(ずん)
神楽健介(法医学者) – JP
切りつけられた少女 – 中西希亜良
茂木幸輝(「もっちゃん」店主) – 山中崇
辛島貞夫(「辛島金属工場」工場長) – 長江英和
辛島ふみ(貞夫の妻) – 仙道敦子
茂木カル(幸輝の母) – 三谷侑未
足利晴子(質屋店主で情報屋) – 井川遥




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