『このミステリーがすごい!2010』『週刊文春ミステリーベスト10』1位を記録した東野圭吾の推理小説(『小説現代』初出2004年8月号、以後5年にわたり9作の短編を掲載。2009年9月18日に単行本刊)を原作に、2010年4月18日~6月20日に毎週日曜日21時-21時54分にTBS系の「日曜劇場」枠でテレビドラマ化。主演は阿部寛。
原作はいまだに読んだことがないのだが、主人公は絶対あんなに傍若無人なキャラではないだろうと思う。阿部寛ならではのドラマになっている。
再放送を見るのは二度目、人情物好きでもないのについ見てしまうのは、菅野祐悟という人のテーマ曲が好みだということもあるが、やはり出演陣が豪華だからだ。
市原悦子、麻生祐未、夏川結衣、倍賞美津子、草刈民代、三浦友和、香川照之、原田芳雄といった大物ばかりでなく、杏や柴本幸、紺野まひる、波瑠、ゆうこりんまでがひしめいている街なら、誰でも暮らしたくなる。まさにテレビドラマの楽しみと言える。
単なるオムニバス連作の構成を超えて、街を主題にした原作者の計算は優れており、それをドラマに置き換えただけなのだが。
「新参者 」として殺されなければならなかった原田美枝子に手をかけた犯人を演じたベテラン俳優の、じつに奇妙な阿部寛との対決シーンの演出は、長く記憶に残る。
キャスト
主要人物
加賀恭一郎 – 阿部寛
青山亜美 – 黒木メイサ
清瀬弘毅 – 向井理
松宮脩平 – 溝端淳平
小嶋一道 – 木村祐一
上杉博史 – 泉谷しげる
岸田要作 – 笹野高史
三井峯子 – 原田美枝子
清瀬直弘 – 三浦友和
第一章「煎餅屋の娘」
田倉慎一 – 香川照之
上川菜穂 – 杏
上川聡子 – 市原悦子
上川文孝 – 小林隆
亀田誠一 – 津田寛治
亀田貴子 – 麻生祐未
亀田誠一の母親 – 内海桂子
刑事 – 阿南健治
前橋京子 – 松本あゆ美
サラリーマン – 西村雅彦
第二章「料亭の小僧」
枝川頼子 – 夏川結衣
佐々木修平 – 石黒英雄
枝川泰治 – 寺島進
第三章「瀬戸物屋の嫁」
柳沢鈴江 – 倍賞美津子
柳沢尚哉 – 大倉孝二
柳沢麻紀 – 柴本幸
サンリオショップの店員 – 小倉優子
鋏「うぶけや」の店主 – 前川清
第四章「時計屋の犬」
アサミ – 宮地真緒
沢村香苗 – 波瑠
寺田玄一 – 原田芳雄
米岡彰文 – 恵俊彰
寺田志摩子 – 松本じゅん
沢村秀幸 – 心之助
第五章「洋菓子屋の店員」
北村美雪 – 紺野まひる
藤原真知子 – 綾戸智恵
カフェ「黒茶屋」のマスター – 八代英輝
第六章「翻訳家の友」
コウジ・タチバナ – 谷原章介
雑誌「LICHT」の編集長 – 峰竜太
吉岡多美子 – 草刈民代
第七章「刑事の息子」
宮本祐理 – マイコ
上杉和博 – 早乙女太一
制服警官 – 村松利史
第八章「清掃会社の社長」
清瀬直弘 – 和田正人
戸紀子 – 吉井怜
第九章「民芸品店の客」
岸田克哉 – 速水もこみち
岸田玲子 – ちすん
岸田翔太 – 中西龍雅
ラジオのアナウンサー – 江藤愛
最終章「人形町の刑事」
佐川 – みのもんた
その他
菅原美咲 – 小泉深雪
望月綾名 – 橋本真実
奈々 – 沢木ルカ
篠塚祐 – 柏原収史
中村 – コッセこういち
川口 – 下総源太朗
スタッフ
※数字は担当した章が限定される場合
企画 – 那須田淳
脚本 – 牧野圭祐・真野勝成
音楽 – 菅野祐悟
演出 – 山室大輔・平野俊一・韓哲・石井康晴
主題歌 – 山下達郎 「街物語(まちものがたり)」(ワーナーミュージック・ジャパン)
シナリオ協力 – 櫻井武晴
音楽プロデューサー – 志田博英
テクニカルディレクター – 浅野太朗
撮影 – 高柳知之・田中浩一・重地渉 (10)
映像 – 竹若章・二階堂隼 (10)
照明 – 鋤野雅彦 (1-3, 6-10)・鈴木博文 (4-5,10)・遠藤和俊 (10)・木村郁恵 (10)
音声 – 中山大輔 (1-2, 5-6, 10)・下山田淳 (3-4, 8-10)・猪狩香菜 (10)・土屋年弘 (10)
美術 – 大西孝紀
美術デザイン – 大木壮史
美術制作 – 高橋宏明・金子靖明 (10)
装置 – 秋山雷太
大道具 – 下原直樹
装飾 – 上原一晃・藤田明伸 (10)・山本直樹 (10)・佐藤雄介 (10)
電飾 – 今村知之
建具 – 宇野景治郎
植木 – 石灰未展
生花 – 遠山徹
車両 – 広田顕司・齋藤順一・菊池信弘・原紹一郎
編集 – 山田宏司・白澤淳 (10)・宮村礼子 (10)
音響効果 – 山口将史
選曲 – 稲川壮
MA – 脇田結花
CG – 木村健二・井田久美子 (10)・稲生諭 (10)
衣装 – 岩本起法子・武居守一 (1-2, 10)・金順華 (10)
スタイリスト – 土屋詩童・東野邦子(1-5、10話)・成子美穂(6-10話)
メイク – 藤井裕子・小泉尚子、坂本登美 (1)・山内聖子 (2)・上木原智恵美 (10)
持道具 – 長井紗耶香 (1-2)・小沢友香 (3-5,10)・宮崎里絵 (6-10)
特殊メイク – 松井祐一
音楽コーディネーター – 溝口大悟
撮影協力 – 人形町商店街共同組合 / 甘酒横丁商店会
協力 – 緑山スタジオシティ・日音・ブル・アックス・AVC・東通ほか
特別協力 – 三井物産・講談社
医療監修 – 今井寛
料理指導 – 柳原尚之 (2)
時計指導 – 千葉祝郎 (4)
警察指導 – 高瀬清 (10)
清掃指導 – 便利屋センターオリーブクラブ (4)・千葉将和 (10)
スタントコーディネイター – 辻井啓伺・森崎えいじ
編成 – 高橋正尚
インターネット担当 – 佐藤英子 (1-2,4,6,8,10)・大泉絵里子 (3,5,7,9-10)
ライセンス – 中谷弥生・柳岡舞子 (2-10)
番組宣伝 – 嵯峨一考
広告宣伝 – 青木玲奈
スチール – 下平知子
モバイル – 高山美咲・原由香里 (10)
演出補 – 高津泰行・池田克彦・酒見顕守・春本雄二郎・丸尾奈緒美・安藤一貴・河瀬晋悟
制作担当 – 横原誠
制作主任 – 松井嚆矢・清藤唯靖
制作進行 – 篠崎泰輔・中田美央
制作助手 – 佐藤拓也・内田久美子
デスク – 藤田順子” show=””] (10)
記録 – 河野恵 (1-2,5,9-10)・根本純 (3-4,7,10)・森川麻衣 (6,8,10)
プロデューサー – 伊與田英徳・中井芳彦
プロデューサー補 – 髙野英治・齋藤彩奈 (10)