2012年1月10日~3月20日に関西テレビとホリプロの共同制作で、フジテレビ系列火曜22時ドラマ枠で放送。全11回。主演は向井理。台湾で、2012年7月17日~31日に『搖滾王子東京店HUNGRY』(「ロックプリンス東京店HUNGRY」の意)というタイトルで放送(日本のテレビ番組専門チャンネル「緯來日本台」)。
こちらも2012年当時の感想。ドラマの楽しみ方についての考えは必ずしも今と同じではないが、向井理は今も同じような立ち位置にいる。
松下奈緒を「デキ過ぎた女房」と書いているのは「早海さんと呼ばれる日」のこと。
瀧本美織(当時21歳)は、この頃、見出されるべき女優だった。
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別なところにも書いたが、しょせんテレビでしかないドラマでは、たいていの場合、役者は想定内の仕事しかしないし、見る側もそれを前提に予定調和を愉しむのがマナーである。
だから、松下奈緒が「デキ過ぎた女房」を演じ、ムカイリもまた「芽の出ない天才アーティスト」を演じた今季の同工異曲ぶりは、今に始まったことではない。
しかしムカイリの演技の一本調子なのは松下以上で、人気があるようでいてゲゲゲを超える代表作がなく、とても危うい感じがする。
本作単独で見る限り、作り手はムカイリの(演じる英介の)天才ぶりをもっとうまく使うべきだった。瀧本美織の崇拝者やゴローちゃんの宿敵を配したのは、そういう設定だからだろう。しかし、大森美香はやはり脚本に恋愛要素を盛り込んでしまい、国仲涼子と三角関係ふうになったりする意味不明の展開になって、結局中途半端に終わった。
結局、瀧本のジュニアな魅力(色気はゼロである)だけが見出されたドラマに終わった。なお、料理は毎回、旨そうだった。
キャスト
主要人物
山手 英介 – 向井理
大楠 千絵 – 瀧本美織
橘 まりあ – 国仲涼子
麻生 時男 – 稲垣吾郎
住吉 賢太 (30) – 塚本高史
平塚 拓 (25) – 三浦翔平
藤沢 剛 (30) – 川畑要
le petit chou
海老名 睦子 (45) – 片桐はいり
GASTEREA
和泉 佳奈 (29) – 宮地真緒
柏木 一平 (29) – 石黒英雄
東 則夫 (55) – 田山涼成
戸塚 杏 (24) – 林丹丹
その他
高木 奈々 (20) – 山下リオ
山手 華子 (56歳没) – 片平なぎさ
山手 太朗 (57) – 大杉漣
大楠 義明 (52) – 橋本じゅん
大楠 佐助 (14) – 佐藤勝利
川和 透 (33) – 丸山智己
白山 祐希 (37) – 鈴木砂羽
le petit chou常連客
ノリオ – 浜野謙太
本人 – THE BAWDIES
本人 – 斎藤宏介 / 鈴木貴雄
本人 – 社長
本人 –
本人 – 大橋トリオ
本人 – WAZZ UP
本人 – リリー・フランキー
本人 – ASIDBLOW
スタッフ
脚本:大森美香
演出:本橋圭太、白木啓一郎(関西テレビ)、木内健人
音楽:大橋トリオ
音楽協力:メディアプルポ
演奏監修:谷本真規、石村順、有松益男
ベース指導:石村順[4]
ドラム指導:有松益男
技術協力:バル・エンタープライズ
美術協力:テレビ朝日クリエイト
音響効果:スポット
編集・MA:ザ・チューブ
料理協力:服部栄養専門学校
料理監修:服部幸應
料理指導:佐藤月彦
フードコーディネーター:結城摂子
スタジオ:レモンスタジオ
プロデューサー:河西秀幸(関西テレビ)、平部隆明(ホリプロ)