さらば佳き日

さらば佳き日(山下美月)
さらば佳き日(山下美月)

茜田千による漫画を原作に、2023年6月12日~7月31日まで、テレビ東京系列「ドラマプレミア23」枠にてドラマ化。主演は山下美月と鈴木仁。
原作は『COMIC it』(KADOKAWA)Vol.1~24に掲載、その後は『pixivコミック』などで連載。2019年5月『月刊コミック電撃大王』に移籍し、2019年7月~2023年1月号に連載された。
実の兄妹でありながら一つ屋根の下で夫婦生活を営む桂一と晃を中心に物語が展開する。第1話は「新婚」を迎えたばかりの二人の様子が語られるが、続く第2話ではそれより前の、兄妹の過去の話へと時間軸が移動する。兄妹周辺の人物との関係性の描写にも力が注がれており、仕事一筋の母親、カミングアウトした男性同性愛者の友人、職場の同僚など様々な人物と交流して兄妹で恋愛関係を築くという、特殊な状況下で社会と関わりを持つ様子が描かれる。
兄妹間の恋愛を「禁断の愛」としてセンセーショナルに描かないことを特徴とし、つがいのような穏やかかつ愛情溢れる関係として描く。

あえての実の兄妹の恋愛設定を正面から描いたもの。原作はさらりと描写していて、気持ち悪いという声はあまりないようだ。ドラマは母親が小沢真珠で怖いので、もう少し困難なものになりそうだ。

たしかに噂通り、鈴木仁中村倫也によく似ているのだが、それにしても圭ちゃんはヘタレすぎてイライラさせられた。あと、終盤の谷まりあの絵本がヘタクソすぎて、ずっこける。最終回で完成した絵本は縦書きと横書きが混在していて、圭ちゃんが編集者のしごとを何も学んでいないことがわかった。

驚いたのは山下美月で、「じゃない方の彼女」も「弁護士ソドム」も見なかったのであまり知らなかったのだが、本作ははまり役だったのか、何かすでに貫禄を感じる演技が逸材と感じた。

2023年ベストドラマ

キャスト

主要人物
広瀬晃(ひろせ あきら) – 山下美月(幼少期:和智柚葉)
広瀬桂一(ひろせ けいいち) – 鈴木仁(幼少期:栗原斗蒼)
周辺人物
森珠希 – 加藤小夏(幼少期:木下穂乃花)
牧嶋剛 – 伊藤あさひ
広瀬奈緒美 – 小沢真珠
森恭一 – 姜暢雄
岡田敦子 – 高月彩良
西田亮太 – 金子隼也(第4話・第6話)
山田伝二 – 勝村政信(第5話 – )
山田桃子 – 中島ひろ子(第5話 – )
帆奈(ハンナ) – 谷まりあ(第6話 – )
ゲスト
第1話
阪本あゆみ – 藤江萌
第2話
松本大輝 – 松大航也(第5話・第6話)
近藤修二 – イジリー岡田
今井慎太郎 – 眞嶋秀斗
第3話
柳沢智也 – 青木瞭(第4話・第5話)
第4話
鶴村かおり – 太田奈緒(第5話)
佐々木幸樹 – 山崎裕太
黒川友則 – 近藤雄介

スタッフ

原作 – 茜田千『さらば、佳き日』(it COMICS / KADOKAWA刊)
脚本 – 川﨑いづみ
監督 – 柴山健次祖山聡坂梨有剋
チーフプロデューサー – 大和健太郎(テレビ東京)
プロデューサー – 中島叶(テレビ東京)、祖山聡(PROTX)、難波裕介(PROTX)
ドラマプレミア23

タイトルとURLをコピーしました