京都人の密かな愉しみ Blue 修行中

吉岡里帆(趣里(京都人の密かな愉しみ Blue 修業中)
吉岡里帆(趣里(京都人の密かな愉しみ Blue 修業中)

NHK BSプレミアム『ザ・プレミアム』にて2015年1月l~2017年5月まで不定期に放送された『京都人の密かな愉しみ』の2ndシーズンとして、2017年9月から2022年~5月まで不定期に放送。「送る夏」でお盆、先祖に想いを馳せる五山の送り火を描き、次は18年の4月、「祝う春」で梅の花、19年の8月、「祇園さんの来はる夏」では祇園祭、21年1月に「燃える秋」で紅葉……と伝統行事や自然の営み、変わらず毎年繰り返される出来事のなかで若者たちが少しずつ成長していく。
1stシーズンは第32回ATP賞テレビグランプリを受賞。

京都人の密かな愉しみ Blue 修行中のあらすじと感想

送る夏

あらすじ

左京区岡崎に居を構える庭師・十五代目 美山清兵衛(石橋蓮司)の弟子・若林ケント幸太郎(林遣都)。東山の割烹料理店・萩坂で働き、実家は下京区の漬物店の松原甚(矢本悠馬)、右京区・嵯峨野で御室焼の窯元を営む宮坂羊山(本田博太郎)の家に生まれ、父の跡を継ぐべく修業に励む宮坂釉子(相楽樹)、左京区で京野菜を育てている松陰タエ(江波杏子)の孫・鋭二(毎熊克哉)、西陣の染色職人の家に生まれながらパン作りを選択する上町葉菜(趣里)。主人公たちの家は京都の各所に点在し、5人のたまり場は幸太郎の母(秋山菜津子)の営む中京区御所南のBar Forest Down。京都各所で生まれ育ち働き、ときどき御所のBar Forest Downに集まる5人。

祝う春

あらすじ

庭師の幸太郎(林遣都)、陶芸家の釉子(相楽樹)、料理人の甚(矢本悠馬)、パン屋の葉菜(趣里)、農家の鋭二(毎熊克哉)は、今日も一人前の職人になることを目指して悪戦苦闘中。京都の冬は難儀な寒さだが、節分になると、春の兆しが感じられるようになる。節分からひな祭りへ、梅の花がほころび、春を祝う京都の町で繰り広げられる群像劇を、ドラマとドキュメンタリーを行ったり来たりしながら、細やかに描く。

祇園さんの来はる夏

あらすじ

幸太郎(林遣都)は今日も庭師修業中だが、祇園囃子に心浮かれて身が入らない。鋭二(毎熊克哉)は祭りのシンボル厄除けチマキを作る作業をしていたがそこには悲しい記憶が秘められていた。そんな彼をやさしく見守る葉菜(趣里)。甚(矢本悠馬)は憧れの人への思いを込め伝統の太鼓をたたくことに。釉子(吉岡里帆)はある人に恋をしなんとか宵山(よいやま)にデートしようとするが、その運命は?

感想

アレッと思ったら相楽樹は産休。まさかこのまま引退しないよな。代打の吉岡里帆は何かはち切れそうな表情で、相楽をうまく引き継いだ。
祇園祭中の京都は昔行ったことがある。山鉾が角を曲がるときがやはりダイナミックだ。

粽(ちまき)ものがたり編

鋭二(毎熊克哉)の師匠タエ(江波杏子)が突然亡くなった。幸太郎(林遣都)たちが集まった通夜の席で、鋭二の知られざる過去が明らかになる。彼は祭りのシンボル厄除けチマキを作る作業をしていたがそこには悲しい記憶が秘められていた。そんな彼をやさしく見守る葉菜(趣里)。二人の関係は?釉子(吉岡里帆)は縁結びのご利益のためにチマキの準備を手伝うが…。

祇園囃子が聞こえる編

幸太郎(林遣都)は今日も庭師修業中だが、祇園囃子に心浮かれて身が入らず駆け足でお囃子の練習へと向かっていく。板前修業中の甚(矢本悠馬)は憧れの人への思いを込め伝統の太鼓をたたくことに。祇園祭は八坂神社の祭で34ある山鉾の中でも囃子方をもっている町は限られており、そこには深い歴史と支える人々の熱い思いがある。

祇園祭のカレンダー編

幸太郎(林遣都)のバーで驚きの展開が!

祇園祭は恋の季節編

父(本田博太郎)から男運が悪いとのお墨付きを得ている釉子(吉岡里帆)がまた恋に落ちた。相手は父の弟子だ。京都人ならではの祇園祭宵山(よいやま)デートに持ち込むためには何にでもすがりたい釉子は、葉菜(趣里)から教えてもらった縁結びのチマキに期待をかける。なんとか相手をデートに誘うことに成功するが、その運命は?葉菜は鋭二(毎熊克哉)と距離を縮めて…幸太郎(林遣都)の母のバーでは京都人デート談義!

燃える秋

あらすじ

色鮮やかに燃え上がる錦秋の京都で、5人の男女の恋も燃え上がる!失恋を繰り返していた陶芸家修業中の釉子(吉岡里帆)と奥手な庭師・幸太郎(林遣都)に意外な過去が?!京野菜を作る鋭二(毎熊克哉)とパン屋修業中の葉菜(趣里)は密やかな恋を実らせようとするが、昔堅気の職人肌で厳格な父(上杉祥三)という巨大な壁が立ちはだかる。かなわぬ恋心を抱いていた甚(矢本悠馬)には、ついに運命の女神から誘いが…?

恋の便利屋編

失恋を繰り返していた陶芸家修業中の釉子(吉岡里帆)は、祇園祭での失恋の反作用で仕事に打ち込んでいた。釉子の相談相手は、奥手な庭師修業中・幸太郎(林遣都)。ふたりの意外な事実が明らかに。そして釉子から押し付けられた着信メロディに深い意味があることに幸太郎はがく然とする。やがて幸太郎を厳しく指導してきた庭師の棟梁(石橋蓮司)に異変が。京都人の誇り高き伝統の稼業、その世代交代の時期が近づいていた。

パンと結婚とオヤジ編

葉菜(趣里)は、あるパンを焼くことに凝り始めていた。というのも鋭二(毎熊克哉)と一緒に大原に住んで石窯でパンを焼くという夢を抱くようになったからだ。鋭二も師匠の死を経て、葉菜との結婚を思い描くようになっていた。しかしふたりには葉菜の父(上杉祥三)という大きな壁が立ちはだかっていた。葉菜は父の許しを得ようとするが…!一方板前の甚(矢本悠馬)は、恋心を抱いていた女将(高岡早紀)から誘いを受けるが…?

感想

立春から節句の話なのだが、録画を見るのが延々と遅れて、はや八十八夜も過ぎ、芒種に入ってしまった。
ブラックペアン」で登場するたびにシビれる趣里がメインキャストなのがうれしい。

季節をいただく編

あらすじ

庭師修業中の幸太郎(林遣都)は、仕事をしながら赤く染まったモミジの美しさに思いをはせていた。そしてついそのモミジを口にしてしまい…!京都の人気料理家・大原千鶴は、丹波シメジと地鶏の炊き込みご飯で秋を存分に味わう。思わず発した一言とは?

門出の桜

あらすじ

桜の花が京都の街を彩るころ、京野菜を作る鋭二(毎熊克哉)は、パン職人の葉菜(趣里)と結ばれた。庭師の幸太郎(林遣都)は、師匠(石橋蓮司)からある卒業試験を課される。釉子(吉岡里帆)は扱いが難しい登り窯を使わせてほしいと父に勇気を出して頼む。甚(矢本悠馬)は気難しい美食家の宴席を任される。それぞれの卒業試験、そして恋の行方は?

別れの桜編

桜の花が京都の街を彩るころ、京野菜を作る鋭二(毎熊克哉)は、パン職人の葉菜(趣里)とようやく結ばれた。自然豊かな大原で夫婦ふたりで野菜を作り、石窯でパンを焼くという暮らしをスタートさせる。交際に大反対していた葉菜の父(上杉祥三)は大泣きだ。庭師の幸太郎(林遣都)、陶芸家の釉子(吉岡里帆)たちは、二人の門出を祝す。

恋のゆくえ編

庭師の幸太郎(林遣都)は、病床に伏していた師匠・美山清兵衛(石橋蓮司)からある卒業試験を課される。それは師匠の私邸の庭の手入れをすることだった。釉子(吉岡里帆)は民芸の器への興味が増し、「用の美」のように使われ続けて美しさが磨かれる味わいのある器を焼きたいと思うように。そして、扱いが難しい登り窯を使わせてほしい、と勇気を出して父(本田博太郎)に頼むが…?。それぞれの卒業試験、そして恋の行方は?

試練の筍尽くし編

桜の花が京都の街を彩るころ、甚(矢本悠馬)は気難しい美食家(木場勝己)の宴席を任される。恒例の筍尽くしの宴席を成功させないと、東京進出という出世もかなわない。女将(高岡早紀)は甚には荷が重いと心配するが、天才肌の甚は、長岡京の白子と呼ばれる最高級の筍を、香りも食感も最高の状態で調理する秘策を考え出す。卒業試験の結果は?そして女将への秘めた思いを甚はとうとう…!?

感想

足掛け2年半以上、ついに完結である。やはり最後は#吉岡里穂 であった。

京都人の密かな愉しみ Blue 修行中のキャスト

主要人物
 若林ケント幸太郎 – 林遣都
 宮坂釉子 – 相楽樹 / 吉岡里帆
 松原甚 – 矢本悠馬
 上町葉菜 – 趣里
 松陰鋭二 – 毎熊克哉
植美
 十五代目 美山清兵衛 – 石橋蓮司
 小島陽三郎 – 井之上チャル
羊山窯
 宮坂羊山 – 本田博太郎
 宮坂典子 – 宮田圭子
 甲田恵介 – 田中幸太朗
萩坂
 萩坂唯子 – 高岡早紀
 伊原兆治 – 岡田浩暉
 萩坂富実夫 – 波岡一喜
 萩坂巳代治 – 品川徹
玉井パン
 玉井利夫 – 甲本雅裕
農家
 松陰タエ – 江波杏子
その他
 上町光治 – 上杉祥三
 上町民恵 – 楠見薫
 松原信 – 松澤一之
 松原良子 – 西村頼子
 松原智 – 石田剛太
 若林志保 – 秋山菜津子
 杉下民蔵 – 浅野和之
 エドワード・ヒースロー – 団時朗
 沢藤鶴子 – 銀粉蝶
 鴨沢瀬里 – 西田尚美
 梅春 – 中村彩実
 梅福 – 河原琳花
 下嶋 – 楠雄二朗
 若い女 – 浜名綾子

京都人の密かな愉しみ Blue 修行中のスタッフ

演出・脚本 – 源孝志
音楽 – 阿部海太郎
エンディングテーマ -JUON(FUZZY CONTROL)「北山杉」(作詞:下条薫、作曲:山本勝)
料理監修 – 大原千鶴
会席料理監修 – 辻調理師専門学校
京ことば指導 – あきやまりこ
踊り指導 – 花柳双子
造園指導 – 松浦剛、津田幸広
パン作り指導 – 増野正行
陶芸指導 – 林淳司
英語指導 – ヘンリー・ファウラー
アクション指導 – 中村健人
雛人形監修 – 大橋弌峰
語り – 伊東敏恵、笠井美穂(「燃える秋」)
プロデューサー – 川崎直子石崎宏哉
制作統括 – 牧野望伊藤純源孝志
制作 – NHKエンタープライズ
制作著作 – NHK、オッティモ

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