ノンフィクション作家・佐々涼子による、異境の地で亡くなった人の遺体を国境を越えて故国へ送り届ける「国際霊柩送還士」の姿を通し、死のあり方を見つめるノンフィクション小説(2012年11月26日集英社刊、同年の開高健ノンフィクション賞)を原作に、2023年3月17日からAmazon Prime Videoにてドラマ。2024年6月よりNHK「プレミアムドラマ」枠で放送中。プレミアムドラマの50分放送枠に合わせられるよう再編集されている(第5話のみ48分なのでノーカット)。米倉涼子は『ハルとナツ 届かなかった手紙』(2005年)以来、19年ぶりのNHKドラマ。英語表記は「Angel Freight(=国際霊柩送還)」で、Flightではない(Freight=積載貨物/搬送)。
エンジェルフライト 国際霊柩送還士の原作
エンジェルフライト 国際霊柩送還士の原作の感想
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エンジェルフライト 国際霊柩送還士の感想
昨年春のアマプラ独占配信作がNHKの「プレミアムドラマ」に、という逆コースにはどういう大人の事情があるのだろうか。
「鈴木先生」「リーガルハイ」「デート」で頭角を表した古沢良太という人を、私は「コンフィデンスマンJP」以来、一切信頼していないのだが、本作も脚本が信じがたく雑で、せっかくのマニラロケ(初話)が台無しだ。
48歳の米倉涼子の夫が42歳のムカイリだという生臭さは「Believe君にかける橋」のキムタク–天海祐希夫婦のそれに匹敵する。米倉はいつもの一本調子であり、松本穂香も芳根京子的な場違い感の中にいてぱっとしない。
ただ、いわゆる客死(無言の帰宅)をドラマのモチーフにするのはなかなか面白いと思った。惜しい。
エンジェルフライト 国際霊柩送還士のキャスト
エンジェルハース
伊沢那美 – 米倉涼子
高木凛子 – 松本穂香
柊秀介 – 城田優
矢野雄也 – 矢本悠馬
松山みのり – 野呂佳代
田ノ下貢 – 徳井優
柏木史郎 – 遠藤憲一
那美の家族
伊沢航 – 織山尚大(少年忍者 / ジャニーズJr.)
伊沢海 – 鎌田英怜奈(幼少期:藤山千恵梨)
その他
足立幸人 – 向井理
高木塔子 – 草刈民代
黒崎 – 谷田歩(EP.5 – )
エンジェルフライト 国際霊柩送還士のスタッフ
原作 – 佐々涼子『エンジェルフライト 国際霊柩送還士』(集英社文庫)
企画 – 小原亜弓
脚本 – 古沢良太、香坂隆史
ライターズルーム – 関えり香、小田康平
音楽 – 遠藤浩二
監督 – 堀切園健太郎
撮影 – 相馬和典
美術 – YANG仁榮
照明 – 鈴木岳
装飾 – 前田亮、平井浩一
録音 – 下元徹
編集 – 大畑英亮
助監督 – 吉村昌晃
制作担当 – 百々勲
海外担当 – 春田佳輝
VFX – オダイッセイ
特殊造形 – 藤原カクセイ(ダミーヘッドデザインズ)
衣装 – 纐纈春樹
ヘアメイク – 本田真理子
キャスティングプロデューサー – 福岡康裕
ラインプロデューサー – 吉崎秀一
制作プロデューサー – 角田朝雄
プロデューサー – 後藤高久
制作会社 – 東映東京撮影所
制作・著作 – NHKエンタープライズ