1993年のアメリカ映画。原題は「Falling Down」。主演はマイケル・ダグラス、監督はジョエル・シュマッカー。平凡な中年男性が、些細なきっかけと偶然の積み重ねの不幸からストレスを爆発させ暴走する様を描く。
フォーリング・ダウンのあらすじ
1991年6月12日のロサンゼルス。真夏の太陽にさらされた灼熱のハイウェイで、道路工事による大渋滞が発生。これに巻き込まれた中年男性は、エアコンや窓の故障、車内に入り込み飛び回る蝿に苛立ちを募らせる。業を煮やした彼は遂に車を乗り捨て、問いかける他のドライバーに対して「家に帰る」と言い残し、道路から立ち去った。彼の、怒りに満ちた大暴走が始まる。
フォーリング・ダウンの感想
ジョエル・シュマッカー、マイケル・ダグラスの93年の映画で初見。これは面白かった。
退職日を迎えた刑事のロバート・デュバルは、おそらく娘を2歳で失って以来、ビミョーにおかしくなった妻と、ロンドン橋のあるアリゾナに移住することを決めている。そのロンドン橋と、都会の不条理にいちいちキレながら別れた妻の元に突き進むマイケル・ダグラス(こっちが主役)が道中娘の誕生祝いに買ったスノウドームが、タイトルの由来。
マイケルはバット→ナイフ→サブマシンガン→バズーカと武器をバージョンアップしていき、それにつれて自我もだだ漏れになっていく。それも“フォーリング・ダウン”なのだろう。
デュバルを助ける女刑事はレイチェル・ティコティン(「トータル・リコール」のブルネット美女)。
フォーリング・ダウンのキャスト
ウィリアム・”D=フェンス”・フォスター – マイケル・ダグラス
プレンダガス – ロバート・デュヴァル
ベス – バーバラ・ハーシー
サンドラ – レイチェル・ティコティン
アマンダ – チューズデイ・ウェルド
ニック – フレデリック・フォレスト
フォスターの母 – ロイス・スミス
アデル – ジョーイ・ホープ・シンガー
リー – マイケル・ポール・チャン
ヤードリー – レイモンド・J・バリー
ライデッカー – D・W・モフェット
アンジー – カリーナ・アロヤヴ
フォーリング・ダウンのスタッフ
監督 – ジョエル・シュマッカー
脚本 – エブ・ロー・スミス
製作 – ティモシー・ハリス、アーノルド・コペルソン、ハーシェル・ワイングロッド
製作総指揮 – アーノン・ミルチャン
フォーリング・ダウンを観る
フォーリング・ダウンを観た人の感想
- 『フォーリング・ダウン』狂った社会なんかぶち壊せ!(アイアンサイド)
- 映画『フォーリング・ダウン』いきなりキレたというより、ずっと火種がくすぶっていた人の話(シネマのはしくれ。)
- ストレス発散!──FALLING DOWN(vhsmag)