2005年4月14日~6月23日の毎週木曜22:00-22:54にTBS系で放送。原作・脚本は内舘牧子。主演は飯島直子。「週末婚」、「昔の男」、「年下の男」と続いた、男性と女性の複雑な恋愛関係を描いた内舘脚本の『愛憎ドロドロ劇』第4弾。内舘が2年ぶりにテレビドラマの脚本を担当した。
汚れた舌のあらすじ
東京・白金で花屋を営む江田千夏(飯島直子)と、祖父の代から続く花屋を全国規模の店に発展させた39歳の涼野耕平(加藤浩次)の恋愛を軸に、2人を取り巻く生き方や葛藤を描く。
汚れた舌の感想
BSで再放送していて、内館牧子の「ドロドロ4部作」なるものの一つらしいのだが、それより、子供が泣きそうなオープニングとテンションの高い演出に驚く。
ヒロイン飯島直子にひと目惚れする若社長・加藤浩次には牧瀬里穂という妻がいるのだが、同い年の義母森口瑤子は牧瀬に激しいコンプレックスを抱いていて、聞こえよがしに唇を歪めて罵る日々。
一方、飯島の母親松原智恵子は夫を自殺に追い込んだ藤竜也を呪って、「あいつを見つけたら殺せ!」と娘(飯島)に命じるのだが、じつは飯島は松原に隠れて藤の住む金沢に隔週で通う愛人で…というのが初回で紹介される人間関係。最後までこの配置は変わらず、ひたすらもつれて進むらしい。
松原智恵子は映画が娯楽の王様だった時代にデビューし、10年で100本以上の映画に出たのだったが、後年のおっとりした役とはかけ離れたエキセントリックな女優だったことを思い起こさせる。
加藤浩次(まだ贅肉が少ない)が唯一の準主役を演じるドラマで、飯島直子と牧瀬里穂はあまりドラマに出ることもなくなり、今でもよく見るのは森口瑤子ぐらいである。出世頭は森口の息子役の田中圭だろう(当時からファンがついていた)。
汚れた舌のキャスト
江田家
江田 千夏 – 飯島直子
江田 典子 – 松原智恵子
涼野家
涼野 杏梨 – 牧瀬里穂
涼野 耕平 – 加藤浩次
涼野 弘子 – 森口瑤子
涼野 光哉 – 田中圭
その他
白川 隆一郎 – 藤竜也
吉田桂子 ‐ 内藤陽子
朝比奈ゆか ‐ 網浜直子
大川広次 ‐ 堀部圭亮
汚れた舌のスタッフ
原作・脚本 – 内舘牧子
音楽 – 栗山和樹
演出 – 佐々木章光、藤尾隆
主題歌 – dorlis「肌のすきま」(ビクターエンタテインメント)
プロデューサー – 矢口久雄(テレパック)
製作 – テレパック、TBS
制作 – テレパック
汚れた舌を観る
汚れた舌を観た人の感想
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