1992年のアメリカ合衆国のコメディ映画。原題は「Sister Act」。監督はエミール・アルドリーノ、脚本はポール・ラドニック(ジョセフ・ハワードとして)、主演はウーピー・ゴールドバーグ。殺人の現場を目撃したしがないクラブ歌手が、かくまわれた修道院で巻き起こす騒動を描く。アメリカでは6か月を記録する大ヒットロングランとなり、ウーピー・ゴールドバーグの人気を不動のものにした。翌1993年には、続編の『天使にラブ・ソングを2』も公開された。2006年以降にはミュージカル化された。
天使にラブ・ソングを…のあらすじ
ネバダ州リノのクラブ『ムーンライトラウンジ』で歌う黒人クラブ歌手デロリスは、ネバダ一帯に縄張りを持つマフィアのボス、ヴィンスの愛人。離婚してもらえないことにしびれを切らした彼女は町を出ようと決心するが、別れ話を切り出そうとした際に彼が裏切り者を殺す現場を目撃。一目散に警察に駆け込んだところ、サウザー警部補の思惑で証人保護プログラムによってサンフランシスコの女子修道院に匿われることになり、「シスター・メアリー・クラレンス」の名で尼僧としての振る舞いを余儀なくされる。
厳格で高圧的な修道院長が目を光らせる中、不自由で堅苦しい生活に辟易するデロリス。しかし聖歌隊の指導を任されるようになったのを機に歌手としての本領を発揮し、聖歌隊を鍛え上げて聖歌をゴスペルやロック風にアレンジし、派手なパフォーマンスを繰り広げて一躍町中の人気者となる。資金難で閉鎖寸前だった修道院は聖歌隊の活躍で息を吹き返し、シスターたちは奉仕活動に勤しみ、周辺地域の人々との交流を深め、デロリスはシスターたちと心を通わせ固い友情で結ばれていくが……
天使にラブ・ソングを…の感想
30年近くぶりに見た。ハリウッド的な少女ウェンディ・マッケナ(その後の美女ぶりにもかかわらず、あまり映画に出ていない)が微笑ましく可愛らしい。
天使にラブ・ソングを…のキャスト
ヴィンス・ラ・ロッカ – ハーヴェイ・カイテル
修道院長 – マギー・スミス
シスター・メアリー・パトリック – キャシー・ナジミー
シスター・メアリー・ロバート – ウェンディ・マッケナ
シスター・アルマ – ローズ・パーレンティ(イタリア語版)
エディー・サウザー – ビル・ナン
オハラ司教- ジョゼフ・メイハー
ジョーイとウィリー – ロバート・ミランダ(ジョーイ)、リチャード・ポートナウ(ウィリー)
聖歌隊の修道女たち
白枠眼鏡でラザラス並の長身の高齢なシスター(メアリー・イグネイシャス) – ルース・コバルト
明るい笑顔で魅力的なこぶしを回すような歌声の年老いたシスター – ジョージア・クレイトン
肝っ玉を思わせる眉毛が太くふくよかな中年シスター – スーザン・ブラウン
一番小柄で可愛い声の年長シスター – エレン・アルバーティーニ・ダウ
胴縁の楕円眼鏡をかけ車修理ができる年老いたシスター – パット・クロフォード・ブラウン
小顔で若めだが若干陰気そうだが可愛いらしい顔立ちと歌声の中年シスター – プルーデンス・ライト・ホームズ
小柄で若めのシスターの横で歌う気の強そうかつお茶目そうな顔をした中年シスター – ベス・ファウラー
表情豊かな左利きで丸眼鏡に丸顔の若めのシスター – シェリ・イザード
タンバリン担当でシスター1の長身である若めのシスター – ダーリーン・コーデンホーウェン
一番小柄な年長シスターと同じぐらい小柄だがぽっちゃりな美声の中年シスター – エディス・ディアス
ローマ法王 – ユージーン・グレイタック
天使にラブ・ソングを…のスタッフ
監督 エミール・アルドリーノ
脚本 ジョセフ・ハワード
製作 テリー・シュワルツ
製作総指揮 スコット・ルーディン
音楽 マーク・シャイマン
撮影 アダム・グリーンベルグ
編集 コリーン・ハルシー
リチャード・ハルシー
公開 アメリカ 1992年5月29日 日本 1993年4月17日
上映時間 100分
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天使にラブ・ソングを…の予告映像
天使にラブ・ソングを…を観た人の感想
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