大奥(2024年フジテレビ版)

森川葵(大奥(2024年フジテレビ版))
森川葵(大奥(2024年フジテレビ版))

2024年1月18日~3月28日に「木曜劇場」枠で放送。平成時代に製作されたフジテレビと東映の共同製作による『大奥』シリーズは完結しているが、本作は2005年版以来19年ぶりの連続ドラマ形式で「令和版」として新たに製作された。小芝風花がフジテレビが直接製作するドラマでは初めて主演を担当。本作品も東映が全面的に製作をバックアップし、フジの大奥シリーズとしては初めて全編が京都ロケで撮影された。
十代将軍・徳川家治の治世を舞台とし、家治と政略結婚した皇族の娘・五十宮倫子が女たちの愛憎渦巻く大奥で生き抜いていく物語が描かれる。3月28日の最終話放送後よりFODにて宮舘涼太主演のスピンオフドラマ「大奥〜定信の恋〜」を配信。

ドロドロの女の戦いを描き続けているフジテレビの大奥は、次のようなスペクタルとなっている。

  1. 菅野美穂の2003年版本編11話+明治編+スペシャル(家定・家茂・慶喜)
  2. 松下由樹の2004年版「第一章」本編11話+スペシャル(家光)
  3. 内山理名の2005年「華の乱」本編10話+スペシャル(綱吉)
  4. 仲間由紀恵の2006年映画版(家継)
  5. 深田恭子の2006年スペシャル「もうひとつの物語」(家宣)
  6. 沢尻エリカの2016年スペシャル2話(家斉)
  7. 木村文乃の2019年スペシャル「最終章」1話(吉宗)

本作は「令和版」として新たに始まっているが、時代的には⑤の直前にあたる、
家治と倫子女王(これを小芝風花が演じる)の話となる。いびり役は栗山千明の松島と、森川葵の御中臈。また本作の田沼意次(安田顕)は悪者。

NHKのよしながふみ版と比べるとドロドロが生々しく、救いがないように見える。

1話で、小芝は久我信通に裏切られたようなことになっているのだが、何か原典はあるのかねえ?

キャスト

五十宮倫子(御台所):小芝風花(幼少期:安齋吏都)
徳川家治(第10代将軍):亀梨和也(幼少期:周郷一颯、吉田遥〈第10話〉)
お品(倫子付女中→家治側室):西野七瀬(幼少期:大門杏咲)
お知保(松島付中臈→家治側室):森川葵
高岳(御年寄):田中道子
猿吉 / 彦兵衛(五菜):本多力(第1 – 10話)
松平定信(家治の従弟):宮舘涼太(幼少期:小谷興会)
葉山貞之助(大奥料理役人):小関裕太(第2 – 8話)
松平武元(老中):橋本じゅん(第1 – 5・8・最終話)
昭島(御祐筆):山村紅葉(第1 – 9・最終話)
平賀源内:味方良介(第4・5・9・最終話)
市村幸治郎(歌舞伎役者・桜田とお幸の息子):亀梨和也(第10話)※二役
浅光院(寺の院主):浅野ゆう子(特別出演)(最終話)
田安宗武(家重の弟・定信の父):陣内孝則(特別出演)(第1 – 4・6話)
松島の局(大奥総取締・御年寄):栗山千明
田沼意次(家治側用人→老中首座):安田顕

スタッフ

企画 – 安永英樹
脚本 – 大北はるか
音楽 – 桶狭間ありさ
ナレーション – 浅野ゆう子
演出 – 兼﨑涼介林徹二宮崇栗山千明

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