大倉崇裕のミステリ小説(2013年8月光文社刊)を原作として、2025年1月15日からフジテレビ系「水曜22時枠」にて放送。主演は本作がフジテレビ制作の連続ドラマ初主演となる上川隆也。
問題物件の原作
大島不動産販売に入社した若宮恵美子は、前社長の遺児で難病に苦しむ大島雅弘の世話係となるも、突然異動を命じられる。そこは現社長の高丸が、雅弘を追い落とそうと画策して新設した、クレーム対応専門部署だった。途方に暮れる恵美子の前に、探偵を名乗る男・犬頭光太郎が現れて……。次々押しつけられる難題を、破天荒に解決するユーモアミステリーの傑作!
問題物件の原作を読んだ人の感想
- 読書メーター
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本作のテーマの一つは「人間関係の闇と希望」です。
【問題物件】続編『天使の棲む部屋』結末をネタバレ解説!原作小説のあらすじ&考察(minaログ) -
これ続編があったらガラっと雰囲気変わってそれこそ某倍返しドラマみたいな感じになりそうな予感がするんだけど、つまり続編が読みたいです!!。
木耳x
ドラマ 問題物件
あらすじ
黒ずくめの服に黄色のジャケットを羽織った独特な雰囲気を持つ謎の男・犬頭光太郎(上川隆也)は、不動産会社の心霊物件などのクレーム担当部署に勤務する若宮恵美子の前に風のように現れては、雷のように事件を解決し、風のように消えていくが、その正体は不明。心霊現象を信じず、何ごとにも動じず面白がるが、気が短くすぐに手や足が出てしまう一面も。本当かうそか、「吾輩は犬である」などと冗談めかし、ミステリアスなそぶりを見せる犬頭を、恵美子は「犬の化身なのではないか」と勘繰るが…。
なんだそりゃ…という怪作(ドラマ 問題物件の感想)
これもフジのドラマ。
オモコロ発のメディアミックスコンテンツ「変な家」を小説とも映画とも認識したことはないのだが、本作の原作はその二番煎じであろうと思っていたら、そうではなく、こちらが先なのだった。ていうか「物件探偵」とか「真実は間取り図の中に」とか類書がひしめくジャンルになっているのだった。
ただ、そう訝りながら見てみると、本作は上記の流れとは一切関係ないことがわかる。
不動産会社の販売特別室に配属された内田理央が事故物件(1話目は「住んだら必ず死ぬ部屋」、2話目は「ポルターガイストが起こる部屋」)を調査すると、謎の調査員・上川隆也が現れて心霊現象の謎を解く、というフォーマットなのだが、オカルトでも猟奇でもないコメディであり、「変な家」とはまったく違う。
その分退屈とも言えるのだが、実は見どころは上川の怪演にある。犬頭と名乗っているこの男の立場は謎のままであり、その正体はどうやら、なんと販売特別室長の飼っている犬(上川と同じ黄色い服を着ている)と示唆されているのである。なんだそりゃ、というか、どこへ向かうドラマなのかわからないフシギ作と言える。
キャスト
主要人物
犬頭光太郎(不動産調査員) – 内田理央
大島雅弘(販売特別室室長) – 宮世琉弥
片山芳光(室長代理) – 本多力
大島高丸(社長) – 船越英一郎
周辺人物
有村次郎(探偵) – 浜野謙太
山田(大島雅弘宅の家政婦) – 氏家恵
犬太(雅弘の愛犬) – コラレ
スタッフ
原作 – 大倉崇裕『問題物件』『天使の棲む部屋 問題物件』(光文社文庫刊)
脚本 – 松田裕子、原野吉弘、北浦勝大
音楽 – 森優太、湯浅佳代子、赤坂美和
主題歌 – SPYAIR「Buddy」(Sony Music Labels)
演出 – 紙谷楓、木下高男、宮木正悟
プロデュース – 江花松樹
プロデューサー – 貸川聡子(共同テレビ)
制作協力 – 共同テレビ
制作著作 – フジテレビ
ドラマ 問題物件を観た人の感想
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名優として知られる上川さんは、今回のキャラクターを思う存分楽しんでいるようでやりたい放題。内田さんも、リアクションの大きい振り回されキャラが合ってますね。
ドラマ日記『問題物件』(初回)(あく) -
一人一人の個性が本当に太マジック的にこってこてに作り込まれていて大変コミカル
見応えありました
「問題物件」第1話 上川隆也 内田理央 宮世琉弥 浜野謙太 本多力 船越英一郎 原作 大倉崇裕 TVer 感想(まきのしょうこ) -
「だいぶウザさが軽減された」ことで、見やすく、楽しみやすい作風になったと言えると思う。
ディレクターの目線blog@FC2