先生さようなら

北香那(先生さようなら)

八寿子による日本の漫画作品。『ベツコミ』(小学館)にて2012年3月号から7月号まで連載。担任と女子生徒の淡い恋模様を描いた恋愛を描く。作者の八寿子が学生時代に感じていた学校の空気感を元に描かれたとの由。連載終了後、同誌2013年6月号(同年5月13日発売)の付録「月刊 八寿子」にて、『ハイライト』のタイトルで本作のスピンオフが掲載。
2024年1月23日(22日深夜)~3月26日(25日深夜)まで日本テレビ系「シンドラ」枠にてドラマ化。主演は本作が単独での連続ドラマ初主演となる渡辺翔太。

今、世間が最も注目する日テレ×小学館のコミック原作ドラマ。
脚本家は高畑充希の「ムチャブリ!」を書いた人で(これはオリジナル)、さぞかし居心地悪かろう(初話放送は1月23日だった)。

原作のポイントは「先生が女性を描いたスケッチブックを見てしまいドキドキした」というシーンにあり、これを序盤のフックとして話を展開させているのだが、ドラマでは初話ではそこまで話が進まなかった(2話目あたりに入れて盛り上げるのだろう)。これは時制が11年違う二つの恋をのっけから交互に描く構成になっているからで、しかも11年前の女教師である北香那が死んだことも示唆されている。
さらに原作のノリの軽さがやや深刻ムードに変わっていて、先生(渡辺翔太)のキャラも内面性が高い。

要するにかなり原作をアレンジしていると言え、ドラマの作り手は至極普通にいつも通りの仕事をしていると感じた。世間はこれをどう評価するのだろうか。

私の個人的な感想は、11年前の女教師が北香那でなかったら、それほど心惹かれるドラマにはなっていなかったはずだ、というものである。

キャスト

主要人物
 田邑拓郎 – 渡辺翔太
 城嶋弥生 – 林芽亜里
 内藤由美子 – 北香那
周辺人物
 児玉俊 – 須賀健太
 樋山レイナ – 川床明日香
 白石健太 – 中村嶺亜
 青山伸 – 菅田琳寧
 赤木雄 – 檜山光成
 斉藤全子 – 倉沢杏菜
 真野さくら – 嶋貫費妃夏
 森花 – 入江華音
 林凜 – 森田優羽
 堀江美紗子 – 深尾あむ
 馬渕仙子 – 伊藤愛依海
 田中亮司 – 大知
 鈴木優磨 – 水野哲志
 稲毛哲也 – 片桐仁
過去
 児玉俊 – 須賀健太
 小林真奈 – 駒井蓮
 大木舞 – 時岡怜美
 瀬戸雄大 – 中津川巧
 田沢勇 – 古本新乃輔
 滝川洋子 – 稲沢朋子
 堀江美紗子 – 深尾あむ
 黒崎貴文 – 古河耕史

スタッフ

原作 – 八寿子『先生さようなら』『ハイライト』(小学館「ベツコミフラワーコミックス」刊)
脚本 – 渡邉真子
音楽 – 櫻井美希、田渕夏海
主題歌 – Snow Man「We’ll go together」(MENT RECORDING)
演出 – 池田千尋高橋名月
総合編成センター – 鈴木淳一、藤澤季世子、明石広人
チーフプロデューサー – 三上絵里子、島本講太
プロデューサー – 久保田充、松永洋一
協力プロデューサー – 杉山葉香
制作協力 – R.I.S Enterprise

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