2016年10月14日~12月16日の毎週金曜22時-22時54分にTBSテレビ系「金曜ドラマ」枠で放送。主演は連続ドラマ出演が4年ぶりとなる菅野美穂。
砂の塔〜知りすぎた隣人のあらすじ
平凡ながらも家族仲良く暮らしている主婦・高野亜紀は、家族で憧れのタワーマンション「Sky Grand Tower TOYOSU」に引っ越してきた。豪華ホテルのようなマンションでの新たな生活に期待する家族だったが、そこにはセレブ主婦たちによって作られた“タワマンルール”によって支配されていた。プライドにまみれたタワマン主婦たちに振り回されつつ、子どもたちが浮かないように必死で馴染もうとする亜紀だが、弓子の暗躍によって状況は悪化の一途をたどるばかり。児童の連続誘拐事件・ハーメルン事件を含む様々な出来事を背景に、高野家の家族が翻弄されていく。
観る前から大体想像は付くが…(砂の塔〜知りすぎた隣人の感想)
タワマンを舞台にしたママたちの階級闘争といえば、やはり桐野夏生が「ハピネス」という小説を書いているが(2013)、そもそもはバラードが75年に「ハイ-ライズ」という先駆的な佳作を書いている(こちらはイギリス人らしい本物の“闘争”で、そういえば映画化作品が2016年公開予定ではなかったか)。
桐野の小説はきめ細かい仕掛けがあって読みごたえがあるのだが、まあ読む前から大体想像がつくとも言える。
本作もまた同様なのだが、「アリスの棘」の池田奈津子が脚本ということで、サスペンスとしてのクオリティはどうなのか気になる(「アリスの棘」は、演出ほど脚本は良くなかったと記憶している)。
菅野美穂は久しぶり(毎朝「べっぴんさん」を観ているので、声は聞いているが)。
砂の塔〜知りすぎた隣人のキャスト
主要人物
高野亜紀(専業主婦) – 菅野美穂
生方航平(体操教室のコーチ) – 岩田剛典(EXILE/三代目 J Soul Brothers)
佐々木弓子(26階の住人) – 松嶋菜々子
高野家
高野健一(亜紀の夫) – 田中直樹(ココリコ)
高野和樹(長男) – 佐野勇斗(M!LK)
高野そら(長女) – 稲垣来泉
Sky Grand Tower TOYOSUの住人
阿相寛子(50階の住人) – 横山めぐみ
阿相武文(寛子の夫) – 津田寛治
阿相俊介(寛子の息子) – 小山春朋
橋口梨乃(45階の住人) – 堀内敬子
橋口成美(梨乃の長女) – 川津明日香
橋口美央(梨乃の次女) – 飯尾夢奏
柳汐里(38階の住人) – 音月桂
柳玲奈(汐里の娘) – 矢崎由紗
三浦篤子(32階の住人) – 佐藤乃莉
三浦あきら(篤子の夫) – 嶺岸煌桜
警視庁関係者
荒又秀実(刑事) – 光石研
津久井琢己(若手刑事) – 上杉柊平
その他
猪瀬伸二(健一の上司) – 木村祐一
三田久美子(亜紀の母) – 烏丸せつこ
砂の塔〜知りすぎた隣人のスタッフ
脚本 – 池田奈津子
演出 – 塚原あゆ子、平野俊一、棚澤孝義
フラワーアレンジメント監修 – CHERSEA FLOWERS
体操監修 – 体操指導のスタートライン
セキュリティー監修 – 横小路祥仁
脚本協力 – 井本智恵子
音楽 – 横山克
主題歌 – THE YELLOW MONKEY「砂の塔」(日本コロムビア)
プロデューサー – 浅野敦也
編成 – 高橋正尚
製作 – ドリマックス・テレビジョン、TBS
砂の塔〜知りすぎた隣人を観る
砂の塔〜知りすぎた隣人を観た人の感想・関連記事
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優れたミステリーやサスペンスは、「謎」だ「謎」だって作中で騒ぎ立てたりしないし、優れたラブストーリーは「好きだ」「好きよ」と何度も何度も言わないって。
うたを忘れたカナリア -
綿密なリサーチをもとにしたストーリーを楽しみながら、タワマンの暮らしぶりを身近に感じることができそうです。
TBS金曜ドラマ『砂の塔』プロデューサーに聞く! 知られざるタワマン事情(suumoジャーナル) -
ほんとにクソ展開だった…
そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに