【実況】巨人の星

第5話|幻のスイッチピッチャー

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【前回(第4話|死のノックアウト打法)のあらすじ】
花形はブラックシャドーに飛雄馬を誘うため、「ノックアウト打法」(指定した場所に正確に打ち分ける技)を披露。飛雄馬から話を聞いた一徹は花形邸を偵察し、テニスコートでの練習風景を目撃し、「お前は花形に勝てない」と断言し、悔しがる飛雄馬に「火だるま特訓」(体を触れずにボールを一塁に送球する)を課す。花形との勝負で飛雄馬はピッチャーへの強襲球をスパイクでキックし、ノックアウト打法を見事に破る。敗北した花形は「勝負は永遠に続く」と言い残し、スポーツカーで去っった。

坂道を滑り降りる乳母車を助けるため、左手を怪我してしまった飛雄馬。
お前は何もわかっていない、左手を大事にしろ
という一徹の小言を聞きながら、飛雄馬、勉強してるふりをして左手左手と書いている。

一徹の命令により左手を吊って登校した飛雄馬だが、たいした怪我じゃないくせにとみんなにバカにされてしまった。
ちくしょう、ちくしょう
くやしがりの飛雄馬は、ついにスイッチピッチャーになることを決意する。
それなら左手がダメになってもいいだろうという浅はかな考えである。
バカヤロウ、そんなことができればとっくにオレがやってると一徹は言ったが、飛雄馬は勝手に右手の投球練習を始め、なまじ才能があるものだから、かなりのコントロール力も身につけていく。

ある日、いじめっ子たちが隅田川沿いの倉庫で火事を起こし、呼ばれた飛雄馬は対岸の火災報知器めがけて石を投げた(これはカッコイイ。他のドラマやアニメでも真似している気がする)。
右手だとやはりガラスを割るほどの威力はなく、左で投げてみごと割れる。
消防車が来るのを待たずに、子どもを助けるため中へ飛び込むが、無心で左手をかばっていることに気づいた飛雄馬。
父ちゃんが言っていたのはこういうことか……!

それにしても、はるか後年、最終的に星飛雄馬が右手で投げるようになるのは、皮肉である。
飛雄馬は隅田川沿いの倉庫火事を思い出しただろうか?
 

【次回の巨人の星は!?】
一徹と瓜二つでハワイから帰国した渚の父はかつて「殺人ランナー」として巨人から追放された過去がる。渚はガンで余命わずかであり、息子と飛雄馬を使って日本のプロ野球を潰す計画を抱いていたが、一徹が拒否したため親子対決となる。飛雄馬はギブスなしでの投球を許されるが、渚父の病状を考慮して全力を出すべきか迷う。結局フルパワーで投げると渚父はキャッチャーとして吹き飛ぶ。投球後、一徹と素早い連携プレーで渚息子を打ち取る飛雄馬。勝負の後、渚父はガンで亡くなり、息子はハワイの事業を継ぐために帰国。謎の多い設定と急展開で物語は幕を閉じた。(第6話|超人ランナー)
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