【実況】巨人の星

第5話|幻のスイッチピッチャー

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坂道を滑り降りる乳母車を助けるため、左手を怪我してしまった飛雄馬。
お前は何もわかっていない、左手を大事にしろ
という一徹の小言を聞きながら、飛雄馬、勉強してるふりをして左手左手と書いている。
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一徹の命令により左手を吊って登校した飛雄馬だが、たいした怪我じゃないくせにとみんなにバカにされてしまった。
ちくしょう、ちくしょう
くやしがりの飛雄馬は、ついにスイッチピッチャーになることを決意する。
それなら左手がダメになってもいいだろうという浅はかな考えである。
バカヤロウ、そんなことができればとっくにオレがやってると一徹は言ったが、飛雄馬は勝手に右手の投球練習を始め、なまじ才能があるものだから、かなりのコントロール力も身につけていく。

ある日、いじめっ子たちが隅田川沿いの倉庫で火事を起こし、呼ばれた飛雄馬は対岸の火災報知器めがけて石を投げた(これはカッコイイ。他のドラマやアニメでも真似している気がする)。
右手だとやはりガラスを割るほどの威力はなく、左で投げてみごと割れる。
消防車が来るのを待たずに、子どもを助けるため中へ飛び込むが、無心で左手をかばっていることに気づいた飛雄馬。
父ちゃんが言っていたのはこういうことか……!

それにしても、はるか後年、最終的に星飛雄馬が右手で投げるようになるのは、皮肉である。
飛雄馬は隅田川沿いの倉庫火事を思い出しただろうか?

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