【実況】巨人の星

第7話|虚栄のボール

【実況】巨人の星 【実況】巨人の星
金持ちだから、鉄骨の上でもタキシード
【前回(第6話|超人ランナー)のあらすじ】
一徹と瓜二つでハワイから帰国した渚の父はかつて「殺人ランナー」として巨人から追放された過去がる。渚はガンで余命わずかであり、息子と飛雄馬を使って日本のプロ野球を潰す計画を抱いていたが、一徹が拒否したため親子対決となる。飛雄馬はギブスなしでの投球を許されるが、渚父の病状を考慮して全力を出すべきか迷う。結局フルパワーで投げると渚父はキャッチャーとして吹き飛ぶ。投球後、一徹と素早い連携プレーで渚息子を打ち取る飛雄馬。勝負の後、渚父はガンで亡くなり、息子はハワイの事業を継ぐために帰国。謎の多い設定と急展開で物語は幕を閉じた。

一徹の現場の施工主?の実業家・日高慎吾という男が、飛雄馬に目をつける。

金持ちだから、鉄骨の上でもタキシード


日高重工業の社長で、大金持ちという設定である。

飛雄馬は日高の黒いセダンでさらわれてしまうが、カーステレオを珍しがっていたりして切迫感はない。都内の日高邸はなぜか和洋折衷大邸宅で、飛雄馬はソファにすっぽり埋まって、またびっくり。壁には、スキーに柔道、水泳、レーシングカー、そして野球などの写真が飾ってある(スポーツ万能の加山雄三の家を思い起こさせる)。
ピンクのスポーツカーに乗り換え、葉山とおぼしきハーバーからヨットで夜の海へ連れてこられた飛雄馬。
君が気に入ったからスポンサーになってやると日高は説くが、飛雄馬は申し出を拒み、海へ飛び込むや泳いで岸へ帰る。
いつのまにか夜も明け、日高の追手に阻まれつつも、ほうほうのていで帰宅した飛雄馬であった。

もう帰ってこないかも…と思っていた姉ちゃんは喜び、オレは父ちゃんや姉ちゃんを捨てるところだった…!とべそをかく飛雄馬の声を聞きながら、父ちゃんも満更でもない表情である。

翌日、日高はいやがらせで一徹に危険な指示を出し、クレーンが現場の石油タンクに向かって倒れかけてあわや大事故を起こしそうになる。そこになぜか現れた飛雄馬は、一徹の指示でスパナを投げ、間一髪で危機は回避された。
完全に負けだ…と去っていく日高(何がしたかったのか?)。

ちょっと何が言いたいのかわからない、場もたせっぽい回であった。
 

【次回の巨人の星は!?】
中3の飛雄馬は進学に悩んでいたが、花形はすでに光洋高校野球部に入部し「甲子園で会おう」と声をかける。一方、川上哲治は一徹を巨人軍コーチに誘う。そんな中、一徹が怪我で入院。家計が苦しくなり、明子は花形家から学費を借りようとするが、飛雄馬は「おべっかを使っている」と姉を責める。翌日、花形の強い要望で光洋高校の紅白試合に投手として呼ばれた飛雄馬。明子から花形の手の怪我を知らされ、全力を出せなかった飛雄馬は花形にホームランを打たれてしまう。試合後、花形に殴られた飛雄馬は、学費援助を断って「自分の力で高校に行く」と宣言。真意を知った花形は自分を殴るよう飛雄馬に頼み、二人は和解。この光景を見た一徹は川上のコーチ就任要請を断るのだった。(第8話|もえろライバル)
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