【実況】巨人の星

第11話|星雲のせまき門

まずはニンニクとマムシの粉の特性スープ 【実況】巨人の星
まずはニンニクとマムシの粉の特性スープ
【前回(第10話|日本一の父 一徹)のあらすじ】
星雲学園受験に向けて準備を始める星家。入学金20万円を心配する飛雄馬に、一徹は腹巻から預金通帳を取り出して安心させる。一方、ガソリンスタンドでバイト中の明子のもとに花形が訪れるが、赤川一味が花形の車にぶつかるトラブルが発生。飛雄馬は投げ石で花形を救うが、逆に「英単語を覚えろ」と説教される。模擬試験で4番の成績を取った飛雄馬だが、一徹は「なぜ1番になれない」と厳しく叱責。いよいよ星雲の入試日、面接で父親の職業を聞かれ、「父ちゃんは日本一の日雇い人夫です」と誇らしく答えるが、伴は「前代未聞だ」と差別的な発言をして大笑いするのだった。

このタイトルも黄色い字。
面接のつづき、ご丁寧に、お父さんのご職業は?のところからやり直しである。
伴大造は言いたい放題で、
まあしかしなんだな、父ちゃんはいけないな、パパとかダディとかあるだろう
ま、日雇い人夫はダディではありませんな、アッハッハッハ…
下がってよろしい、ということになったのだが、
面 接 こ れ だ け か よ

飛雄馬退室後「ま、これじゃな、ドロップじゃよ」ドロップ…w

ともあれ面接が済み、名門校なんてのはこんなものだと飛雄馬は晴れ晴れした顔になった。
と、ん?と野球部の練習が急に気になる飛雄馬だったが、そこへ柔道着に下駄、竹刀を振り回す伴が初登場!

なんじゃいそのへっぴり腰は!と野球部員に喝


そんなことだから地区予選の一回戦でパーになるんだ
甲子園なんて夢のまた夢だな、まったく!
この伴宙太の活躍で柔道部は全国大会で優勝だ
しかしオレは今年で卒業だ
(伴は飛雄馬より2つ上なのか、伴は卒業した後どうしたのだったか……)
拾った球を投げ返した飛雄馬の豪速球に唸った伴だったが、
しまった、ギブスを外してきてしまった…と飛雄馬はあせっていた(中3なのにまだギブスつけていたのか)。
威張る伴につっかかる飛雄馬だったが、しかし伴の父親が大造と知って、父ちゃんとオレの夢が早くもぶっ壊されていく、と急速に落ち込んでしまうのだった。
もう二度と会うことはないだろうな、と去っていきつつ、
しかし伴、あいつだけはオレを軽蔑した!と目を光らせる飛雄馬だった。

ご機嫌いかがダディ?とヤケクソの帰宅をした飛雄馬に、なんだそりゃ?と一徹は首をひねる。
どうして金もないのにあんな学校を受けさせたんだ、と飛雄馬はなじったが、そのわけは今にわかる…と言葉を濁す父ちゃんだった。
伴と喧嘩したことを話すと大笑し、どうも狙い通りのようなのだったが、飛雄馬はわけがわからず、
また納豆と味噌汁か!と夕飯をかきこむのだった。

一方、伴は練習帰りの野球部員をむりやり連れて帰って、自宅で「伴宙太式スタミナ料理」をふるまう。

まずはニンニクとマムシの粉の特性スープ

次はハチノコ、「生きたやつに醤油をちょいとつけると元気が出る!」

プチプチ…という音がなまなましい。

みんながとても食べられないのを見て、情けないやつらだとあきれる伴宙太は、あいつだったらどうするだろうと飛雄馬のことを思い出す。
そこは飛雄馬も同じなんじゃないかなw

翌朝、伴は伴自動車工業の大造のところへ赴く。

大造は花形モータースに敵愾心を燃やしているのである


伴は、花形のいる光洋を打倒するために飛雄馬をさせようとする。
星飛雄馬? あああれはダメだ、日本一の××××…
と またしても放送禁止用語を連発する大造を、しかしうまく説き伏せた宙太であった。
この時点の伴は、飛雄馬の能力を見抜いているわけではなく、しごいて笑い飛ばしてやろうと思っているだけである。
そういう変なことを考えるのがこの男のユニークな点で、見た目からは何を考えているのかわからない。

のちのライバル編でも、やっぱり何考えてるのかわからない男

というわけで、合格者発表で名前を見つけた飛雄馬は、信じられない思いで桜並木を歩いていると、伴とばったり会い、
君がおやじさんを動かしたんだな
おれを野球部に入れてしごくのが目的なんだな
と、実は伴の魂胆をすべて読んでしまったのだった。
花形はこれを影で見守り、おめでとうを言わせてもらうぜ!と叫びながら、いつものスポーツカーで去り、その足で明子のGSに寄ってハイオク満タンを頼んだ。

合格を知った一徹はニコニコ上機嫌である

やはりわしの考えは正しかった


実は一徹、仕事の合間に東京中の野球部を見て歩き、星雲で伴宙太の気迫に只者ではないと見抜き、彼の父親がPTA会長として実権を握っていることも調べたのである。
つまり、ここまでの成り行きをすべて読んで、おそるべき裏口入学対策をしていたのだ。

そして飛雄馬のギブス外しの儀。
バチーンとバネを外すと、これまでのことが思い出されて涙が…
しかしこのギブス、成長に合わせて何度か作り直したのではないか。なみなみならぬ一徹のスパルタ教育だ。

明子姉ちゃん「飛雄馬の星ね」


 
【次回の巨人の星は!?】
柔道部主将兼応援団長の伴宙太は、50周走らせたり雷の中でスライディング練習をさせたりと厳しい指導を課し、部員たちは次々と倒れる。父兄の苦情を気にしながら天野部長も伴の言いなり。失望した飛雄馬は野球部を辞めたいと一徹に漏らすが、「チームワークとは血みどろのもの」と諭される。伴は飛雄馬の才能を認めながらも「柔道部が星雲の命運を握る」とさらに厳しく当たり、重いコンダラを一人で引かせる。青木が手伝ってくれたことに飛雄馬は感激し「チームワークの始まり」と希望を見出す。(第12話|鬼の応援団長伴宙太)
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