【実況】巨人の星

第16話|早すぎた登ばん

カキーン 【実況】巨人の星
カキーン
【前回(第15話|嵐のマウンド)のあらすじ】
柔道部は伴の不在で大会で敗退し、柔道部員たちは飛雄馬に伴を返すよう迫るが、飛雄馬は断固拒否。帰り道、柔道部の甲斐が飛雄馬を投げ飛ばそうとしたところ、近くのチンピラが投げたブロックが甲斐の頭に命中。野球部の先輩たちは「飛雄馬の仕業」と嘘の告発をし、飛雄馬は柔道部に袋叩きにされる。さらに野球部先輩たちの匿名投書で天野先生まで校長に呼び出される事態に。怪我した飛雄馬を見た伴は真相を追及し、病院の甲斐から事実を聞き出す。真実が明らかになり、両部は晴れて気兼ねなく活動できるようになった。

花形の紅洋から対抗試合の申し入れがあったと聞き、
花形め、明らかに俺との勝負を目的に試合を申し入れたな!
明らかにとまで決めつける飛雄馬である(補欠のくせに自意識過剰)。

しかし伴も花形打倒だ!と盛り上がっているのを見て、先輩を立てようと考えた飛雄馬、背中からボールを投げて伴にお仕置きする。

伴にお説教の図


とにかく俺たちは新入りの補欠なんだ、と言い含めて投球練習に励む。

なぜこんなところにもピッチャープレートが? 


天野先生、こっちのほうが選手よりスゴイんだけどな…という顔で飛雄馬を見ている。

一方、花形は、スポーツカーで放送局(ラジオ神奈川)に乗りつけ、当日の実況中継を約束させていた(さすがの策士ぶり)。
ラジオで中継すれば、星雲が、無様な展開を打開しようとして、きっと星をマウンドに上げるだろうと踏んだのである。
一徹もまた、ラジオ中継があると聞いて、花形の魂胆に気づき、「派手好きの花形君らしい思いつきだな…(ニヤリ)」

そんなことも知らずに、当日、飛雄馬と星は弁当運びをしている。

これ、横浜球場だよね。。。

 

こんな運び方をしたら、弁当はきっと袋の中でグチャグチャであろう


補欠でウロチョロしてるのを花形に見られたくない飛雄馬は、あえて弁当運びをかってでたのである。

と、そこへ花形らしいバッティング練習の場外球が飛んできた。
なんと通りすがりの左門豊作が登場!
ムッ、と唸るなり、いきなりボールをを打ち返した!

カキーン


何者だ、いなかっぺ丸出しのくせに、と口の悪い伴がつぶやくと、
「花形のような都会の選手にはない、大地に深く根を張った力だ……」
と、飛雄馬も同じような意味の失礼なことを言うのだった。

いよいよ試合開始。
先発メンバーが並んでいるのを見て、自分もレギュラーとしてあそこに並びたかったと考える飛雄馬。
「ベンチの隅っていうのはみじめだ…」
いつまでもウジウジしつこい飛雄馬なのであった

1回表、青雲はうまく出塁するも、花形のトリプルプレーでチェンジ。
観客席の左門はメモメモ・・・
チェンジ後、花形はピンクバットでホームラン。いきなり3点である。

左門、すかさずメモメモ


自分の前をウイニングランしていく花形の姿に、飛雄馬の興奮は頂点に達した。

うぅー、燃える!燃えるんだ、この左手が!(Gガンダムの元ネタか?)


ラジオで実況を聞いている伴大造はイカって、なんとしても勝てと思わず球場に電話をした。

そして8回裏、紅洋の攻撃。トップバッターは2塁打。このぶんだと花形に打順が回る…
ついに我慢できなくなった飛雄馬、僕に投げさせてくださいと天野に直訴!
なんだかんだいって、やっぱり我慢がきかない飛雄馬である。

かくして星・伴の新入りバッテリーが登板することになった。
そして投球練習を始めると、飛雄馬の豪速球に会場は騒然となり、左門も思わず鉛筆をとりおとしてしまう。
父ちゃん、ついにみんなの前で投げる晴れ舞台だ、と感慨にひたる飛雄馬だった。
星、まず一人を三振にとる。

星と書き、なぜかそれを消す左門

 
おそろしか、ばってん今は問題がある…

メモなんだから要点を書け!


「星 飛 雄 馬
 おそるべき選手がかくれいた( ママ ) 。おれが
 甲子園で花形とホームラン王、打点王を
 あらそうにはこの第三の男をうちくずす
 ことがまず問題になりそうだ。
 しかし

 今のバッテリーには問題がある!」
(これ、メモというか日記じゃね?)

ラジオ中継を聞く一徹も、なぜか浮かぬ顔をしていた。
花形の指示でバッターは振り逃げ作戦に転じる。素人の伴は、打者がバットを振ると捕球できなくなるのだ。
味方のフォローも遅れ、一塁どころか二塁まで許してしまう。
そしてついに打ち気満々の花形がバッターボックスへ!
さあどうなる!!
 

【次回の巨人の星は!?】
紅洋高校との対抗試合が決定。飛雄馬は花形との勝負を意識しつつも、補欠の立場を守り弁当運びを買って出る。一方、花形はラジオ中継を手配し星雲が不利な展開になれば星を起用させる策略を練る。試合開始後、花形率いる紅洋が早々にリード。もどかしく見ていた飛雄馬は、8回裏ついに出場を直訴。マウンドに立って打者を三振に仕留め、観客を沸かせる。しかし紅洋は伴の捕球の弱点を突く振り逃げ作戦に出て二塁まで進塁。次打者は花形。スタンドの熊本農林・左門はスカウティングメモを取りながら、伴のキャッチングに問題があると分析。ついに星と花形の宿命の対決が始まろうとしていた。(第16話|早すぎた登ばん)
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