【実況】巨人の星

第16話|早すぎた登ばん

カキーン 【実況】巨人の星
カキーン

花形の紅洋から対抗試合の申し入れがあったと聞き、
花形め、明らかに俺との勝負を目的に試合を申し入れたな!
明らかにとまで決めつける飛雄馬である(補欠のくせに自意識過剰)。

しかし伴も花形打倒だ!と盛り上がっているのを見て、先輩を立てようと考えた飛雄馬、背中からボールを投げて伴にお仕置きする。

伴にお説教の図

伴にお説教の図


とにかく俺たちは新入りの補欠なんだ、と言い含めて投球練習に励む。
なぜこんなところにもピッチャープレートが? 

なぜこんなところにもピッチャープレートが? 


天野先生、こっちのほうが選手よりスゴイんだけどな…という顔で飛雄馬を見ている。

一方、花形は、スポーツカーで放送局(ラジオ神奈川)に乗りつけ、当日の実況中継を約束させていた(さすがの策士ぶり)。
ラジオで中継すれば、星雲が、無様な展開を打開しようとして、きっと星をマウンドに上げるだろうと踏んだのである。
一徹もまた、ラジオ中継があると聞いて、花形の魂胆に気づき、「派手好きの花形君らしい思いつきだな…(ニヤリ)」

そんなことも知らずに、当日、飛雄馬と星は弁当運びをしている。

これ、横浜球場だよね。。。

これ、横浜球場だよね。。。

 
こんな運び方をしたら、弁当はきっと袋の中でグチャグチャであろう

こんな運び方をしたら、弁当はきっと袋の中でグチャグチャであろう


補欠でウロチョロしてるのを花形に見られたくない飛雄馬は、あえて弁当運びをかってでたのである。

と、そこへ花形らしいバッティング練習の場外球が飛んできた。
なんと通りすがりの左門豊作が登場!
ムッ、と唸るなり、いきなりボールをを打ち返した!

カキーン

カキーン


何者だ、いなかっぺ丸出しのくせに、と口の悪い伴がつぶやくと、
「花形のような都会の選手にはない、大地に深く根を張った力だ……」
と、飛雄馬も同じような意味の失礼なことを言うのだった。

いよいよ試合開始。
先発メンバーが並んでいるのを見て、自分もレギュラーとしてあそこに並びたかったと考える飛雄馬。
「ベンチの隅っていうのはみじめだ…」
いつまでもウジウジしつこい飛雄馬なのであった

1回表、青雲はうまく出塁するも、花形のトリプルプレーでチェンジ。
観客席の左門はメモメモ・・・
チェンジ後、花形はピンクバットでホームラン。いきなり3点である。

左門、すかさずメモメモ

左門、すかさずメモメモ


自分の前をウイニングランしていく花形の姿に、飛雄馬の興奮は頂点に達した。
うぅー、燃える!燃えるんだ、この左手が!(Gガンダムの元ネタか?)

うぅー、燃える!燃えるんだ、この左手が!(Gガンダムの元ネタか?)


ラジオで実況を聞いている伴大造はイカって、なんとしても勝てと思わず球場に電話をした。

そして8回裏、紅洋の攻撃。トップバッターは2塁打。このぶんだと花形に打順が回る…
ついに我慢できなくなった飛雄馬、僕に投げさせてくださいと天野に直訴!
なんだかんだいって、やっぱり我慢がきかない飛雄馬である。

かくして星・伴の新入りバッテリーが登板することになった。
そして投球練習を始めると、飛雄馬の豪速球に会場は騒然となり、左門も思わず鉛筆をとりおとしてしまう。
父ちゃん、ついにみんなの前で投げる晴れ舞台だ、と感慨にひたる飛雄馬だった。
星、まず一人を三振にとる。

星と書き、なぜかそれを消す左門

星と書き、なぜかそれを消す左門

 
おそろしか、ばってん今は問題がある…
メモなんだから要点を書け!

メモなんだから要点を書け!


「星 飛 雄 馬
 おそるべき選手がかくれいた( ママ ) 。おれが
 甲子園で花形とホームラン王、打点王を
 あらそうにはこの第三の男をうちくずす
 ことがまず問題になりそうだ。
 しかし

 今のバッテリーには問題がある!」
(これ、メモというか日記じゃね?)

ラジオ中継を聞く一徹も、なぜか浮かぬ顔をしていた。
花形の指示でバッターは振り逃げ作戦に転じる。素人の伴は、打者がバットを振ると捕球できなくなるのだ。
味方のフォローも遅れ、一塁どころか二塁まで許してしまう。
そしてついに打ち気満々の花形がバッターボックスへ!
さあどうなる!!

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