紅洋高校との練習試合、8回裏1・2塁のピンチ。花形は弱点の伴の捕球ミスを狙った攻撃を仕掛け、花形の挑発に動じた伴が打撃妨害を犯してしまう。9回表、伴の父・大造が「負けたら野球部解散」と電話するとチームは動揺。しかし伴は死球も覚悟の根性を見せ、飛雄馬のヒットで本塁に突っ込む。最後の飛雄馬の本塁突入は接戦の末、審判が「日没引き分け」と判定。怒った飛雄馬が投げた球を熊本農林の左門豊作が捕球し、「甲子園で会おう」と挑戦状を叩きつけた。
紅洋との試合は引き分けに終わったものの、新聞部の野球部特集号で星雲校内は大騒ぎ。
最初は飛雄馬も「レギュラーに失礼でしょう」なんて言っていたが、「そこがまた奥ゆかしい!」などとおだてられ、だんだんその気になっていく。
いい気になりやがって、とやっかむ先輩たち。
大造も上機嫌で飛雄馬を食事に誘うのだった。
寿司、ハム、ステーキ…
ご馳走でおなかイッパイになって帰宅した飛雄馬を待っていたのは・・・
星家の食卓
一徹「うちの飯はまずくて食えんというのか」
チヤホヤされるのはお前にはまだ早い!
飛雄馬、頭に来て外に飛び出す。
ちくしょう、ちくしょう!
とはいえ一徹もやはり父親、校内新聞の写真をスクラップしてるのだった(どうやって入手した?)。
さて日常が戻る・・・
勉強はいまいちの飛雄馬、英語の授業で先生に指され、「carpenter」の意味を答えられない。
数学の授業では、大量の宿題が出てどうしようと頭を抱えると、クラスメートがみんなノートを写させてくれる。
オレが写してやろうか?とまで言ってもらうが、そこは遠慮しておく飛雄馬。
しかし次の場面では…
明子がノートを写しているww
お前は何をやっているんだ!と一徹に怒られてページを破かれてしまう。
さて、新人戦である。
出場選手
新人は4人しかいないんじゃなかったっけ?
星はノートを写させてくれた川添君が8ミリを持って撮影に来ているので、フィルム交換の間、投球を休んだり、サービスしまくりである。
カメラ目線ww
しかしいいところを見せるつもりで投げた速球を、補欠の補欠に打たれて二塁打をくたった。
俺の決め球を、今まで打たれたことのない俺の決め球を、あの補欠が…!
ショックを隠せない飛雄馬だったが。。。
今のが決め球だったことは内緒にしておこうとひそかに決めるのだった。しかし・・・
父ちゃんが見ていた
そして数学の授業。
宿題は?と言われて飛雄馬あせってページを繰るが、
「アッ、破かれてる!」
姉ちゃんのやつ~!と怒って帰ってきた飛雄馬
どうしたんだよ、これは!!
しかし、お前の決め球を打ったのはこのノートだ!と一徹に殴られるのだった。
父ちゃん、仕事は…?(^-^;)
一徹ガラリと押入れを開けると、そこになぜか川添君の映写機が。
これを見ろ!と新人戦のフィルムを映写すると、カメラ目線の飛雄馬がwww
あんなにキョロキョロして野球ができるか!!と一徹は一喝。
そんな野球、そんな学校、やめてしまえ!!
一言もない飛雄馬だった。
くそおっ!と川添君の映写機に当たって
押入れから出たところを父ちゃんがバットを振り下ろした。
クワーッ!!
しかし飛雄馬の頭ぎりぎりのところでバットは止まり、
「お前はもう少しのところで、自分自身に叩き潰されるところだった」
飛雄馬、思わず一徹に抱きつき、「父ちゃん、今日のことは決して忘れないぜっ」
明子は、母の写真を持ってなぜか外にいるのだった。
(バットがこわかったのだろうか・・・)
こわくてやさしい鬼ね…
関映のスカウトマン・鷹鳥信作が星親子の練習を見学。一徹の巨人時代の同期で肩を壊してリタイアした鷹鳥は、巨人への復讐心から飛雄馬を狙っていた。そんな折、明子が事故で足を負傷。複雑骨折の手術には10万円必要と聞かされ、飛雄馬は関映入団を決意するが、契約書へのサイン寸前に明子が現れて制止。「片足になってもお嫁のあてはある」と金を返したので、飛雄馬は巨人の夢を諦めずに済んで安堵。後日、鷹鳥から一徹に「お金は飛雄馬が巨人のエースになるまで貸しておく」という手紙が届く。頑固者の一徹も喜んで借りることを決め、飛雄馬の将来に期待を寄せるのだった。(第19話|狙われた左腕)