【実況】巨人の星

第35話|魔球対豪速球

ふう~、試合後の一服はうまい・・・ 【実況】巨人の星
ふう~、試合後の一服はうまい・・・
【前回(第34話|甲子園大会開幕)のあらすじ】
甲子園大会が開幕。星雲高校は抽選で昨年優勝校の三河高校と対戦が決まる。三河のエース立川は予選無被安打、決め球のドロップが強力。一徹は自宅で新調したテレビが届かず蕎麦屋で6時間も観戦、大造は重役会議中もテレビに夢中。開会式では各校が入場し、選手宣誓は花形が務めた。初日の試合で左門と花形はそれぞれホームランを放つ。自宅にテレビが届いた一徹が声を張り上げたため近所中から苦情が来るが、画面に映る飛雄馬に皆驚く。いよいよ星雲vs三河の投手戦が始まろうとしていた。

対三河高校戦の1回表――
飛雄馬の速球冴え渡り、三振ふたつ、三人目は内野フライ。対するサイドスロー立川の魔球ドロップで星雲は三者三振。

10センチは落ちてる・・・


2回表の場外ファウルを観客席でキャッチした左門(これ得意だね)。


左門はボールをグラウンドに返すと、花形の隣に座る。
「互角ですばい、星君と立川君の勝負は!」
左門ってどこか傲慢なんだよね・・・田舎者の無神経さを装ってはいるのだが。

三人目はレフトの大丸。
「ウワー、俺みたいだ」と伴は言うが、花形の見立てでは、「あの大丸というバッターは君(左門)に似ている」。

伴と左門を合わせたような大丸


しかし飛雄馬、大丸のバットをへし折って三振に討ち取る。
左門「おそろしかー、こげなピッチャー見たことなか…」
こうふんして、思わず右手に握っていたボールを握りつぶすww

プシュー

こうして8回裏まで得点0が並び、そして9回表、三河ツーアウト、ここで立川の最終打席は・・・
花形「ウッ、やつは何かやる!」
しかしなぜか立川はランナーもいないのにバント、飛雄馬に拾われてアウト。
なぜ無意味なバントをしたのでしょう?との実況中継を聞き、テレビの前の一徹は「無意味ではない!」
さらに、その意味は投手飛雄馬以外にはわからないと断言する。

9回裏はしょっぱなからノーアウトでフォアボール。
立川、急にストライクがとれなくなったのは、どうやらバントを警戒しているらしい。
飛雄馬「なぜあれほどバントを警戒してるんだ?」
そしてまたフォアボール、ランナー1、2塁。
バッターは4番伴だが、凡ゴロでダブルプレー。
もしや…と考え続けていた飛雄馬が打席に立ち、3塁ランナーにサインを送る。
それに気づいた花形、わが意を得たりとばかりに
「さすがはわが終生のライバル、
さっきのバントの秘密に気づいたのは、この広い甲子園球場の中で君と僕だけだ!」
だが、隣の左門も負けじと、
「花形君、名選手は名選手の心を知るとでん言いたそうな顔ですばい・・・

ばってんわしも知っとりますたーい!」


飛雄馬ツーストライクから、「勝負──!」とバント!

ホーム間に合わず、そしてよろけた立川、一塁も間に合わず。
じつは立川、ドロップの投げすぎで疲れはてていたので、
自分が打たれたらヤダナーと思っていたバントを、星に打ってみたというわけである。
(わかりにくくない??)
しかし、へそ打法でしごかれた飛雄馬は、三振にこだわっていないので、実はそんなに疲れていなかったのだった
星雲の勝ちを確認して、互いに打倒星競争に燃える二人、

こいつら、普通に相手を倒そうという気はないのかww


そして、

ふう~、試合後の一服はうまいわい・・・


 
【次回の巨人の星は!?】
台風で試合が中止となり、星雲高校野球部は虹ヶ丘高校の体育館で練習することに。元女子校の虹ヶ丘では女子生徒が多く、野球部は弱小。生徒会長の小谷陽子の計らいで練習場所が提供され、野球部キャプテンの梶は星雲に対して強い対抗心を抱く。飛雄馬に挑戦し勝負を求める梶と、台風の強風の中での対決となり、ヒットを打つ。飛雄馬と陽子から「チームプレイの大切さ」を諭され、梶は仲間と共に成長する決意をする。(第36話|悲運の強打者)
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