2018年製作のイタリア映画で、原題は「Il testimone invisibile」。スペイン映画「インビジブル・ゲスト 悪魔の証明」(2016年)のリメイク。主演はリッカルド・スカマルチョ。
インビジブル・ウィットネス 見えない目撃者のあらすじ
実業家のアドリアーノ(リッカルド・スカマルチョ)は、殺人容疑の疑いをかけられ、絶体絶命の危機に陥る。 事業の成功で得た名声を失うことを恐れる彼の前に、これまで敗訴したことのない敏腕弁護士ヴァージニア(マリア・パイアート)が現れる。
信頼できない語り手のミステリだがいまいち納得いかない(インビジブル・ウィットネス 見えない目撃者の感想)
「インビジブル・ゲスト 悪魔の証明」というスペイン映画(2016)のリメイクとの由。未見だがかなりリメイク元に忠実らしい。
全編、実業家リッカルド・スカマルチョと、敏腕女性弁護士の会話劇で、事件をめぐる過去の出来事が「信頼できない語り手」によって映像化される趣向。
スカマルチョが言うには、雪山のホテルの部屋で何者かに襲われて気を失い、目を覚ますと愛人ラウラが撲殺されていた。ドアは内側からロックされ窓は開かない仕様なので、密室であり、スカマルチョは愛人殺しで逮捕された。
弁護士はスカマルチョを恨んでいる人物がいるはずだと言い、二人が無関係の人間を自動車事故で死なせ、その死体を遺棄したことを言葉巧みに聞き出し、誰が二人を襲ったのか、死体はどこに棄てたのかをスカマルチョに語らせていく。無敗の弁護士だからとスカマルチョはホイホイと喋っているように見えて、微妙に嘘をついている。そして二人で嘘の真相を固めて安心したところで、弁護士自身がまさに信頼できない人間だということがわかるオチになっている。
というのだが、正直、私はしっくりこなかった。
愛人役のミリアム・レオーネは2008年のミスイタリア。美人である。
インビジブル・ウィットネス 見えない目撃者のキャスト
リッカルド・スカマルチョ – アドリアーノ・ドリア
マリア・パイアート – バージニア・フェラーラ
ファブリッツィオ・ベンティヴォリオ – トンマーゾ・ガリ
サラ・カーディナレッティ – ソニア
アスカニオ・バルボ – アレッサンドロ・テデスキ
バーバラ・ベントゥラート – アレッサンドラ・カリージョ
インビジブル・ウィットネス 見えない目撃者のスタッフ
監督 ステファノ・モルディーニ
製作 ロベルト・セッサ
脚本 ステファノ・モルディーニ、マッシミリアーノ・カントーニ
撮影 ジジ・マルティヌッチ
音楽 ファビオ・バロヴェーロ
インビジブル・ウィットネス 見えない目撃者を観る
インビジブル・ウィットネス 見えない目撃者を観た人の感想
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オリジナル版のほうはじっくり見せて、リメイク版のほうはどちらかと言えばスマートな感じで見せていて、サクッと観て楽しみたいのであれば、敢えてリメイク版をオススメしたいと思っています
『インビジブル・ウィットネス 見えない目撃者』はオリジナル版と同じ完成度のリメイク映画(新 オポッサムの言う通り) -
なんとなくスッとしなかった。展開的には完璧なんだけど、見ててスカッとしないのは物語の中の被害者に追悼の意を込めているからだろうか。
KiuMIyazaki -
良かった良かった。 ある程度の力技やつじつまの疑問はありますが、ストーリーに集中できればラストを含めてそこそこ楽しんで観れる作品ではないでしょうか?
ねこぱんち