グラスホッパー

山崎ハコ(グラスホッパー)
山崎ハコ(グラスホッパー)

『グラスホッパー』 (GRASSHOPPER) は、伊坂幸太郎による日本の小説、およびそれを原作としたメディアミックス作品。2004年に角川書店から出版され、著者伊坂が「今まで書いた小説のなかで一番達成感があった」と語っている。サスペンス、コメディ、オフビートなど分類不能の要素を含み、ストーリーは鈴木・鯨・蝉の3人の登場人物が代わる代わる語り手を務めている。第132回直木三十五賞候補作となった。
2008年に井田ヒロトによる作画で漫画化され、『コミックチャージ』(角川書店)で連載された。2015年11月7日に実写映画化作品が公開された。監督・瀧本智行と主演・生田斗真は『脳男』(2013年)に続いてのコンビ。

エンドクレジットに山崎ハコの名を見つけたので思わずレビューして確認すると、ポルノショップの女店主・桃(殺し屋シリーズの常連)がそうなのだった。いやはや。

そもそも冒頭が渋谷スクランブル交差点だったり、佐津川愛美が出てきたり、クライマックスの死闘や指輪の処理がだいぶ違ったりするのだが、まあ概ね原作通りと言える。自殺屋「鯨」(浅野忠信)、ナイフ使い「蝉」(山田涼介)、押し屋「槿」(吉岡秀隆)など殺し屋はいずれもタタズマイが良く、原作ファンも納得のキャストだと思うが、鯨が見る幻覚が宇崎竜童で、浅野忠信の演技が重過ぎて映画全体のトーンをキメてしまっていた。

グラスホッパー (角川文庫) Kindle版

グラスホッパー (角川文庫) Kindle版

キャスト

鈴木 – 生田斗真
鯨 – 浅野忠信
蝉 – 山田涼介
百合子 (鈴木の婚約者) – 波瑠
すみれ – 麻生久美子
比与子 – 菜々緒
槿 – 吉岡秀隆
岩西 – 村上淳
鯨の父 – 宇崎竜童
寺原会長 – 石橋蓮司
寺原Jr – 金児憲史
メッシュの女 – 佐津川愛美
桃 – 山崎ハコ
佐藤貢三、崔哲浩、永倉大輔、山中聡、小林喜日、黒石高大、中村織央、前野朋哉、浦野REN、桜のどか、二家本辰巳、所博昭、浜田大介、赤池高行、石井浩、江藤大我、高野ひろき、帯金伸行 ほか

スタッフ

原作 – 伊坂幸太郎『グラスホッパー』(角川文庫刊)
監督 – 瀧本智行
脚本 – 青島武
音楽 – 稲本響
主題歌 – YUKI「tonight」(EPIC Records Japan)[5]
撮影監督 – 阪本善尚
照明 – 堀直之
美術 – 平井淳郎
録音 – 高野泰雄
装飾 – 柳澤武
編集 – 高橋信之
スクリプター – 増子さおり
音響効果 – 柴崎憲治
VFXスーパーバイザー – 道木伸隆
助監督 – 甲斐聖太郎
アクションコレオグラファー – 森崎えいじ
ガンエフェクト – BIGSHOT
ラボ – 東映ラボ・テック
エグゼクティブプロデューサー – 井上伸一郎
製作 – 堀内大示、高橋善之、小沼修、藤島ジュリーK.、高橋敏弘、宮田謙一
企画 – 菊池剛
プロデューサー – 水上繁雄、杉崎隆行、椿宜和
配給 – KADOKAWA / 松竹
製作 – 「グラスホッパー」製作委員会(KADOKAWA、ハピネット、電通、ジェイ・ストーム、松竹、朝日新聞社)

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