関西テレビが制作し、フジテレビ系列で1991年10月7日~12月23日の月曜22:00~22:54に放送。続編として翌1992年9月28日に『ホテルウーマンスペシャル 神尾柊子のとても長い一日』と1994年1月1日に『華麗なる別れ!ホテルウーマン’94 執念の出産!宿命女の闘い』が放送された。原作は山崎洋子。
ホテルウーマンのあらすじ
神尾柊子はニューヨーク留学中のある日、恋人の白坂からの電話にただならぬ気配を感じる。急いで駆けつけるが間に合わず、白坂は自殺してしまう。その直後に柊子は白坂の子を身ごもっている事に気付く。柊子は未婚の母として生きる決心をすると同時にホテルウーマンを目指し、ホテルの採用試験を受ける。一方、白坂の妻の火奈子は夫が生前に柊子と交際していた事を知り、彼女に強い憎しみを持つ。
ホテルウーマンの感想
26歳の沢口靖子が眩しいドラマだが、いきなりNYロケで始まる91年のバブル末期の雰囲気。
ホテル経営に失敗して拳銃自殺する田中健の愛人だった沢口が、妊娠しながらホテルウーマンを目指すという内容なのだが、帰国してからの舞台は、デビュー当時にキャンペーンを務めたプリンスホテルである。そういうところから堤義明愛人説が補強されたということもあるのだろう。
私は沢口を絶世の美貌の持ち主でありながら何か道を間違えて大女優になりそこねた人と認識しているのだが、精神不安定らしいヒロスエや沢尻エリカを見ていると、超天然とも言われるこの人はシアワセなのかもしれない。
ホテルウーマンのキャスト
神尾柊子 – 沢口靖子
柊子の周辺の人物
久間登喜子(達郎の妻) – 高橋ひとみ
久間達郎(白坂良一と旧知の仲) – 新井康弘
神尾常子 – 野際陽子
井上祐介(柊子の子・始の主治医) – 船越栄一郎
プラザタカトウ
長沢英一(企画部支配人) – 内藤剛志
大森清一 – 榊原利彦
美津子 – 上田亜矢子
プラザタカトウ社長 – 庄司永建
プラザタカトウ社員 – 山口健次
東京クイーンズホテル
白坂火奈子(白坂の妻) – 秋野暢子
木邑雅之(取締役、火奈子の兄) – 片桐竜次
白坂秋彦(白坂の愛人との間に出来た長男) – 菊池健一郎
ホテルウーマンのスタッフ
製作:(関西テレビ)
企画:岡林可典(関西テレビ)、元村武(G・カンパニー)
脚本:西岡琢也
音楽:寺尾広
撮影:大石裕久
SW:三浦孝夫
照明:生形浩司
VE:阪上忠雄
録音:新川昌史
編集:宮崎清春、朝原正志
EED:白水孝幸
選曲:合田豊
効果:宮田音響
MA:井上学
美術:宮崎もりひろ
美術進行:泉佳子
装置:紀和美建
装飾:東京美工
衣裳:東京衣裳
スタイリスト:Cコーポレーション
メイク:ストロベリーキッズ
スチール:スタジオかつむら
車輌:マエダオート
助監督:畠山典久
記録:磯野友佳惠
制作主任:永谷啓一、松岡利光
取材:吉村一風
プロデューサー補:桜井貴浩
広報担当:久保秀人(関西テレビ)
技術協力:ビデオフォーカス
撮影協力:高輪プリンスホテル、新高輪プリンスホテル、赤坂プリンスホテル
車輌協力:近鉄モータース
スタジオ:東映ビデオスタジオ
プロデュース:小川誠(関西テレビ)、見留多佳城(G・カンパニー)、井上由紀(G・カンパニー)
監督
和泉聖治(第1話)、中野昌宏(第2 – 4話、第6 – 7話、第10 – 11話)、花堂純次(第5話、第8 – 9話)
制作:関西テレビ、G・カンパニー
ホテルウーマンを観た人の感想
-
沢口さんは最近は『科捜研の女』で難しい顔ばかりされていますが、『ホテルウーマン』では時には愛くるしく、時には冷徹に、妖艶に…そして母親として慈愛に満ちた顔を見せたりと、表情豊かでなかなかの女優さんぶりを発揮されていました。
『ホテルウーマン』完結編(ロバの耳) -
とにかく沢口靖子さんと内藤剛志さんの絵になるカポーが素敵すぎたのと、沢口靖子さんと秋野暢子さんの女同士のバトルが楽しかったです。
懐かしの『ホテルウーマン』でドキドキ(夜空に輝く一番星夜空に輝く一番星)