久住昌之が趣味の銭湯巡りと飲酒の日々を書いたブログ・エッセイを原案にしたエッセイ漫画(作画は和泉晴紀)を原作として、2016年4月10日~6月26日の毎週日曜0:20-0:50にテレビ東京系「土曜ドラマ24」枠で放送。スタッフは『孤独のグルメ』と同じ。の第1作。主演は戸次重幸(TEAM NACS)。一部の間では、「銭湯版・孤独のグルメ」とも呼ばれている。
昼のセント酒の原作
真っ昼間、銭湯あがりの生ビール。この最強タッグに万歳!! 明日、あなたは《銭湯&生ビール》の素晴らしさに浸っている!!
『孤独のグルメ』原作者の久住昌之氏が綴る銭湯エッセイを原案にした、大人の道楽ドラマ『昼のセント酒』のコミック版。テーマはずばり〝銭湯〟と〝酒〟──背徳感を感じながらも、人々が働いている平日の昼間から銭湯で身体を流し、明るいうちから一杯飲むという、大人ならではの道楽を描いたストーリー。
主人公は銭湯大好きのサラリーマン・内海孝之。営業部では万年最下位の成績ながら、外回りの途中でも銭湯を見つけると、入らずにはいられない。お湯の香り、窓から入る陽の光、そしてゆったり流れる癒しの空気……銭湯には至福の時間が待っている。そして、湯上りの渇いた身体に流し込む生ビールのウマさといったら、もう──やめられるわけがありません。
久住昌之氏が語る銭湯の素晴らしさと、湯上りのビールの美味さを、『しあわせごはん』『戦争めし』の魚乃目三太が繊細かつ情緒たっぷりに描く、もうひとつの〝銭湯讃歌〟──〝サラリーマン・内海孝之〟が味わう至極の時間を存分に楽しんでください。きっと明日は、あなたも《銭湯&生ビール》の素晴らしさに浸っているはずです!!
昼のセント酒の原作を読んだ人の感想
ドラマ 昼のセント酒
あらすじ
日の出広告(株)の営業マン・内海孝之(戸次重幸)は、浅草の小さな和菓子店に営業に来ていた。同僚の大西(柄本時生)には、「何年も前に小さな仕事を受けただけの店に通い続けるのは非効率だ」と非難されたが、地道な努力の結果ついに発注をもらい、さらには店主の紹介で大型和菓子店からの発注も受けることになった。改めて『人と人とのつながりを大切に』という自分の信念をかみしめていると、一人の女性外国人に道を聞かれる。彼女が持っていたガイドブックには「蛇骨湯」の文字が。浅草のど真ん中、細長い路地裏の奥にある江戸時代から続く銭湯「蛇骨湯」。時計を見れば時刻は午後2時前。真っ昼間からの銭湯なんて・・・と逡巡したものの、ここに連れてこられたのも何かの縁だと自分に言い聞かせると、結局今日もまた銭湯の暖簾をくぐる。天然温泉で体を清め、立派な富士山のタイル絵を背にしながら浴槽に身を沈めると、思わず「申し訳ない!!」と至福の言葉をもらすのだった・・・。
感想
銭湯も今や460円か。我が家近隣の炭酸泉スパと140円しか違わない…。
銭湯は赤瀬川原平が嫌っていた理容店に似て、むしろ居心地悪さの方が勝る空間であると思う。その居心地悪さは、戸次重幸(が演じる主人公の男)がそう信じているように、日の高いうちから銭湯に出入りする背徳感(決め台詞は「申し訳ない‼︎」)とはまた別のものだ。
昼飯に訪れた店の空気を松重豊が過度なほど慎重に読み解こうとするのも、やはり同様の居心地の悪さが背景にあると言える。B級グルメ(?)を鼓舞する松重の内声によってそれが融けていくさまを描いているのが「孤独のグルメ」なのだが、松重よりもずっとトホホ度(クズ度と言ってもよい)を高く設定された)本作の戸次(演じる主人公の男)が同様の共感を得るのはおそらく難しいだろう。
「孤独のグルメ」の成功の後でのこの選択は、あっぱれと言える 。
キャスト
内海 孝之(日の出広告株式会社の営業マン) – 戸次重幸
堂園 翔子(エリート部長) – 八木亜希子
大西 大輔(二課のエース) – 柄本時生
遠藤 早苗(庶務) – 廣田あいか
村井 良夫(部内で最年長の営業マン) – 塩山誠司2
堀口 直人(入社2年目) – 金子大地
スタッフ
脚本 – 田口佳宏
演出 – Yuki Saito、井川尊史
演出補助 – 瀬野尾圭太、北尾賢人
音楽 – The Screen Tones
主題歌 – 高橋優「WEEKEND JOURNEY」(ワーナーミュージック・ジャパン)[5]
ナレーション – 石塚運昇
チーフプロデューサー – 浅野太(テレビ東京)
プロデューサー – 渡邉一仁(テレビ東京)、吉見健士
プロデューサー補助 – 倉地雄大(テレビ東京)
ラインプロデューサー – 菊池武博
キャスティングプロデューサー – 高柳亮博
コンテンツプロデューサー – 渡邊愛美(テレビ東京)
記録 – 山本悦子
宣伝 – 魚田英孝(テレビ東京)
番組デスク – 村山こと子(テレビ東京)
ホームページ – 江澤康太(テレビ東京)
モバイルコンテンツ – 小坂部こず恵(テレビ東京コミュニケーションズ)
車輌 – サニー企画
技術 – 共同テレビ
技術デスク – 浅野典之
撮影 – 宮下靖弘
撮影助手 – 金子圭太郎
映像 – 赤松比呂志
音声 – 宮下貴志
音声助手 – 鈴木香緒里
照明 – 坂本心、藏重亮
音響効果 – 金子寛史
編集 – 宮下蔵、福地寿樹
MA – 田中俊
編集デスク – 小島透
編集協力 – eiko
スタイリスト – 小林洋治郎
ヘアメイク – 横山雷志郎、今野亜季
制作 – 佐々木豪、山下未於、渡井雄太
製作 – テレビ東京、共同テレビ
ドラマ 昼のセント酒を観た人の感想
- ドラマ「昼のセント酒」感想(ちゃんだい)
- テレ東ドラマ『昼のセント酒』初回放送をみた感想(ZATTAカフェ)
- 「昼のセント酒」はフリをめっちゃ効かせた「孤独のグルメ」(沢野奈津夫 – エキレビ)