【実況】巨人の星

第26話|栄光への第一戦

【実況】巨人の星
甘えまくりの飛雄馬
【前回(第25話|汗と涙の背番号1)のあらすじ】
一徹がレギュラーチームに「へそ作戦」を指導する練習試合。飛雄馬は父親の厳しい指導に不信感を抱くが、天野部長の助言でスローボールを投げ成功。試合後、一徹は飛雄馬の欠点(思い上がり、審判不信、守備不信)を指摘する。小宮はエースのユニフォームを譲り飛雄馬を認める。一徹は監督を辞任し、チームワークを乱していたのは実は飛雄馬自身だったと諭し、天野新監督に後を託す。壮行会では「青雲健児の歌」が響き、一徹は短い期間ながらもチームに大きな影響を与えて去っていった。

さて地区予選、星雲高校の初戦相手は帝都学園、前年の地区優勝校であった。
まったくくじ運が悪かったな・・・とみんなはアキラメ顔だが、一徹の威光を借りつつ、みんなを激励する天野新監督だった。

とりあえず星雲健児の歌でメートルをあげる


それを見ながら、飛雄馬は今朝の一徹とのやりとりを回想していた。

――監督を辞めた真意は、天野を慮ってのことだった。男は何よりも引き際が肝心という一徹の美学である。
幻の名三塁手だった父ちゃん、今度は幻の名監督になるんだね と飛雄馬。
父ちゃん、久しぶりに思いっきり呼ばせてくれ もうカントクではなく!
世渡りのへたっぴな俺の父ちゃん!
ハッハッハッ、飛雄馬・・・

甘えまくりの飛雄馬

甘えまくりの飛雄馬


試合に向かうバスで、一徹に背番号1が見えるよう一番後ろに座る飛雄馬であった

球場に入る前に、早速、帝都学園とカバンがぶつかったとやらでモメる両高校である。
「道の真中に電信柱みたいにつっ立ってるからだ、いやポストかな?」(いや、そこはどっちでもいいw)
頭に来た伴、日本一の技で相手を投げ飛ばすが、相手はクルクルと着地・・・

これがキャプテン葛城慎吾であった。
あの身のこなし只者ではない・・・と伴は感心する。

試合中もこんなファインプレーを

試合が始まり、試合慣れしている帝都の守備に星雲は1回表から三者凡退するも、攻撃に回った途端、飛雄馬の豪速球にヒエエエ!と腰を抜かす。

次の打者は葛城だったが、飛雄馬の球をあっさり見送った。
ラジオで実況を聞いていた一徹「おそろしい男・・・」
そして9回裏 再び打順が葛城に回り、高まる緊張感――

あれ?父ちゃんは上の空


葛城打つ! 三塁打である。
飛雄馬はあせるが、天野先生の作戦でわざと三塁に打たせて葛城をアウトに。
星雲、初勝利に大喜びである。

一徹も感無量・・・


結局、葛城慎吾とは何だったのか?(これ以降、出番はない)
 
【次回の巨人の星は!?】
地区大会2試合目、星雲高校対関東高校。飛雄馬の内角球が松田選手の手に直撃し骨を砕く大怪我を負わせる。松田は医者からもう野球はできないと宣告され、罪悪感に苦しむ飛雄馬は野球を辞めようと決意する。松田の弟は飛雄馬を恨み崖から突き落とそうとするが、兄に制止される。松田は「野球を辞めるなら俺の手を元通りにしろ」と迫り、飛雄馬に生きる勇気を与える。野球への決意を新たにした飛雄馬は、雨に打たれながら「巨人の星をめざして投げ続ける」と誓うのだった。(第27話|迷いの失投)
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