夫を社会的に抹殺する5つの方法の感想
シーズン1
今季、まさかのシーズン2の放映が始まっている。
前クールの「恋と弾丸」は結局見なかったのだが、途中でちらっと見た感じでは馬場ふみかはいい感じに熱演していた。
続いて本作で復讐物のヒロインを演じるという流れは、ある種の成長路線のようにも見えるが、原作が縦スクロールのレディコミ紛いというのが筋が悪すぎる。
それにしても、こんなどうでもいいような脚本を4人で書いているというのは、一体どんな作り方をしているのだろう。馬場を見届けるために、復讐が始まるところまでは見てみるつもり。
見どころ
- 「社会的な抹殺」という復讐の形
最大の見どころは、文字通り夫を「社会的に抹殺する」という復讐方法。直接的な暴力ではなく、不倫を暴露したり、地位や名誉を失わせたり、過去の悪行を告発したりして夫の社会的な立場を奪っていく手が込んだ復讐劇が展開。じわじわと追い詰めていくプロセスがカタルシスと恐怖を与える。 - 馬場ふみかと野村周平の鬼気迫る演技
追い詰められ、復讐の鬼と化していく主人公・茜を馬場ふみかが熱演。当初の幸薄い専業主婦から、徐々に感情を表に出し、冷徹に復讐を実行していく様子の変化が見どころだ。自己中心的で最低な夫・大輔を野村周平が演じ、そのクズっぷりが話題に。二人の体当たりの演技が、ドラマの緊迫感を高めている。 - 謎の復讐指南役「ここま」の存在
茜に復讐の手法を指南する謎の人物「ここま」。仮面を被り、声も変えているため、その正体は物語全体を貫く大きな謎。彼女(彼?)が一体誰なのか、そしてなぜ茜に協力するのか、その伏線は少しずつ明らかになる。 - 人間ドラマとしての側面
単なる復讐劇に留まらず、夫の裏切りや家庭内の問題を通じて、夫婦関係のあり方や、女性が抱える生きづらさ、社会の不条理といったテーマも描かれる。茜は復讐の過程で自分自身と向き合い内面が変化していく。
あらすじ
専業主婦の奥田茜(馬場ふみか)は、夫・大輔(野村周平)の家庭を顧みない言動や暴力、そして浮気によって絶望の淵に突き落とされる。そして、念願の妊娠を報告しようとした記念日にも裏切られ、さらに大切なものを奪われた茜は、復讐を決意する。彼女の元に送られてきた「夫を社会的に抹殺する5つの方法」と書かれた手紙をきっかけに、謎の仮面を被った人物の指南を受けながら、夫への復讐計画を実行していく。
シーズン2
馬場ふみかが主演していたシーズン1(結局2話以降を見なかった)とはまた別な話なのか。今回の脚本は、4人で書いていた前シーズンの一人、上村奈帆。
たしか、馬場は夫のDVで流産した上浮気されていたが、今回は子育てに関心の薄い浮気夫のために息子を亡くす高梨臨がヒロインとなる。浮気夫のせいで子供が死ぬ、という発端がシリーズ共通ポイントらしい。
いずれも謎の「仮面の男」の指示に従って「夫を社会的に抹殺する」話らしいのだが、馬場を操っていたほうの黒幕は夫(実は解離性同一障害)の別人格だったという突拍子もない結末だったらしい(そんなのアリか)。今回はどうなるのか、
高梨は「サレタガワのブルー」でも似たような役を演じていたな。
それなりに気になるが、まあ最後までは見ないだろう。
見どころ
Season2でも、最愛の息子を夫の不注意で失った専業主婦・日野美咲(高梨臨)が、夫・透(栁俊太郎)への復讐を誓う。Season1のコンセプトを引き継ぎつつ、物語の展開や復讐の方法は全く異なるものとなっている。高梨臨と栁俊太郎が演じる夫婦の、より複雑で奥深い心理戦と、復讐の先に何があるのかが描かれる。
あらすじ
日野美咲は、息子を亡くし、夫・透から責められ、さらに投資詐欺まがいの話を持ちかけられる。透への復讐を決意した美咲は、差出人不明の封筒に入っていた復讐指南アプリの指令に従い、透を社会的に抹殺する計画を実行する。会社の信用失墜、秘密の暴露、家族関係の破壊など、巧妙な罠で透を追いつめる美咲は、彼の隠された本性や過去の悪行を知る。アプリの指南役の正体や、自分が選ばれた理由も明らかになる中、復讐の連鎖が美咲をどこへ導くのか、結末が待ち受ける。
夫を社会的に抹殺する5つの方法を観るには?
夫を社会的に抹殺する5つの方法 キャスト
シーズン1
奥田大輔 – 野村周平
仮面の男 – 野村周平
工藤凛 – 佐藤玲
西野早苗 – 岡本夏美
ここまちゃん – 永瀬莉子
長澤光太郎 – 持田将史
奥田和美 – 森カンナ
奥田雅俊 – 渡辺いっけい
奥田美千子 – 宮崎美子
シーズン2
日野透 – 栁俊太郎
仮面 – 馬場ふみか
日野優斗 – 近江晃成
愛原瑠香 – 桜井玲香
清水香奈子 – 工藤遥
早川周 – 市村優汰
樫原虎太郎 – 稲葉友
日野真澄美 – 藤田朋子
日野聡一郎 – 佐戸井けん太
上田紀文 – 濱津隆之
松野みお – 鈴木美羽
杉山久美 – 高嶋香帆
清瀬大也 – のせりん
夫を社会的に抹殺する5つの方法 スタッフ
シーズン1
脚本 – 上村奈帆、小坂志宝、服部紘二、倉地雄大(テレビ東京)
音楽 – 齋藤優輝
主題歌 – 伶「So Addictive」(Sony Music Labels)
監督 – 上村奈帆、進藤丈広
プロデューサー – 倉地雄大(テレビ東京)、櫻田惇平(ホリプロ)
シーズン2
原作 – アップクロス・三田たたみ/GIGATOON Studio『夫を社会的に抹殺する5つの方法』(DMMブックス連載中)
脚本 – 上村奈帆
音楽 – 齋藤優輝
主題歌 – Natumi.「クルワセ」(avex trax)
監督 – 上村奈帆、的場政行
プロデューサー – 倉地雄大(テレビ東京)、植田郁子(テレビ東京)、櫻田惇平(ホリプロ)
協力プロデューサー – たちばなやすひと(Nemeton)
夫を社会的に抹殺する5つの方法の原作コミック
結婚一年目、幸せな専業主婦だった茜(あかね)は、夫の大輔(だいすけ)によって絶望の淵に叩き落される。
日ごとに増える暴力、モラハラ、性暴力……。少しずつ心を壊し、夫の言いなりになっていく茜。
それでも『子どもさえできれば彼は変わってくれるはず』そう信じていたのに――!
夫に裏切られ、命より大事なものを奪われた茜が選んだのは、復讐という修羅の道……
「簡単には殺してあげない。生き地獄をアナタに味わわせてあげる――」