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サレタガワのブルー

堀未央奈(サレタガワのブルー) ドラマ
堀未央奈(サレタガワのブルー)
『サレタガワのブルー』は、2021年7月14日(13日深夜)~9月1日(8月31日深夜)に毎日放送の深夜ドラマ枠『ドラマイズム』で放送。主演は犬飼貴丈と堀未央奈。
まだ観ていない方は、Amazon Prime Videoで今すぐ視聴できます。

サレタガワのブルーの感想

堀未央奈は堀が苗字。

近頃ますますネットコミックの原作が増えてきた。この手のドラマにもはや松本まりかが出ないのは残念である。

息を吐くように嘘をつく悪妻というサカナデ設定は波瑠が演じた「あなたのことはそれほど」を思い起こさせるが、無意識過剰の波瑠のほうがずっと魅力的である。ネットコミックといくえみ綾の差というべきか。

演技力なしでも成立する堀未央奈に押されてつい最後まで見てしまったが、サレブルは「うきわ」のモチーフでもある。どうやら世はコキュ時代というか、寝取られ時代のようなのだ。本当?

サレタガワのブルー 見どころ

みんな大好きドロドロの不倫ドラマ。

  1. “サレた男”が主人公という新鮮な視点!
    ドラマや映画で“不倫”を描く作品は数あれど、多くは「する側(=シタガワ)」や「される女性」が主役になるもの。
    しかしこの作品は、「妻に浮気された夫(=田川暢)」が主人公。
    • 尽くす系・イケメン・優しい
    • だがそれゆえに妻の裏切りに気づかない
    • それでも真実を知ったとき、夫の中の何かが壊れる

    という、“男のサレ妻”=被害者の男性心理を真正面から描いており、これが非常にリアルで痛々しくも共感を呼んだ。

  2. キャストの熱演が見応えあり
    田川暢を演じるのは犬飼貴丈。爽やかさと繊細さを兼ね備えた役柄で、序盤の「理想の夫」から、傷つき、怒り、復讐心を持つ姿への変化を見事に演じ切った。
    妻・田川藍子を演じるのは堀未央奈(元乃木坂46)。外見は可憐で家庭的なイメージなのに、中身は“超ド級の自己中不倫妻”というギャップが凄まじく、視聴者の怒りを煽る演技が好評だった。
    そして不倫相手・森和正を演じるのは岩岡徹(Da-iCE)。表面は誠実そうなサラリーマンだが裏は…という“リアルなゲス男”像を体現。
  3. “制裁”の快感と社会的テーマのバランス
    ただのドロドロ劇ではなく、暢が不倫の証拠を集め、精神的苦痛や財産的な損害への法的制裁を計画していく描写にリアリティがあり、視聴者も一緒に「復讐」を応援したくなる。
    不倫された側のPTSD、SNSや世間体との葛藤、弁護士のサポートの重要性なども丁寧に描かれ、不倫はただの恋愛問題ではないという社会的メッセージもちゃんと内包している。
  4. “味方”キャラたちの存在が救いに
    同じく“サレタガワ”の立場で登場する高梨紗羅(演:高梨臨)や、暢の親友など、共感し支えてくれるキャラクターの存在が、物語に温度と人間味を与える。特に女性キャラの描かれ方は、悪女vs良女の構図にならず、感情や状況に寄り添ったリアルな人物像になっているのがポイント。
  5. 原作ファンも納得の構成とスピード感
    原作はLINEマンガ連載の人気作で、テンポよくスリリングな展開が特徴。本作もそのスピード感をうまく生かし、全9話で飽きさせず、怒りと爽快感が交互にくるジェットコースター展開を実現した。

サレタガワのブルーのあらすじ

高収入のグラフィックデザイナー田川暢は在宅ワークで家事も全て完璧にこなし、優しくてとても可愛い妻・藍子を暢は一途に愛しており、自分はすごく幸せだと感じているが、ふとしたことから藍子の浮気疑惑が頭をよぎり、親友の浩平から藍子のSNSの裏アカを見せられて吐きそうになってしまう。職場の上司・森和正と楽しそうにしている藍子の不倫現場を目撃し、悩み苦しむ暢だったが、藍子は夫の前では可愛い妻を演じ続け、息を吐くように嘘をつき、浮気に対しての罪悪感は全く感じられない。自分の欲望を満たすためなら手段を選ばず、暢の気持ちを踏みにじる藍子の悪女の本性を思い知り、復讐を決意する。そして、不倫現場で知り合った和正の妻・梢と協力して、離婚に向けて動き出す。

サレタガワのブルーを観るには?

サレタガワのブルーのキャスト

主要人物
 田川暢(グラフィックデザイナー) – 犬飼貴丈
 田川藍子(妻) – 堀未央奈
 森和正(藍子の会社の営業課長) – 岩岡徹(Da-iCE)
 森梢 – 高梨臨
暢の関係者
 久民浩平(美容師) – 中田圭祐
 麻衣(たみくんの彼女) – 希代彩
 茉拓(暢の幼馴染み) – 吉田志織(第5話、第6話)
 吹田(弁護士) – 加治ひとみ(第5話、第7話、最終話)
藍子の関係者
 高橋ともみ(藍子と同じ部署の後輩) – 染野有来(第1話、第3話、第4話、第6話~最終話)
 加賀(藍子の同僚) – 立野沙紀(第6話)
 会社の人事部長 – 黒川モトハル(第6話)
 会社の受付の女性 – 石田有希子(第6話)
 藍子の父親 – あづみ昌宏(第7話)
 後藤(藍子の新しい交際相手) – 池田航(最終話)
梢の関係者
 森拓斗(梢と和正の子) – 石井一輝(第2話、第6話)
その他
 マンションの通路で暢とすれ違う人たち – ヒカルまえっさん(最終話)

サレタガワのブルーのスタッフ

原作 – セモトちかサレタガワのブルー』(集英社「マンガMee」連載)
監督 – スミス戸塚寛人上浦侑奈
脚本 – 舘そらみ
OP主題歌 – UPSTART「ペルソナ」(avex trax)
ED主題歌 – Hilcrhyme「Lost love song【III】-サレタガワ-」(Universal Connect)
弁護士監修 – 株式会社カケコム、岡本順一
撮影 – 野村昌平
照明 – 東憲和
録音 – 関口浩平
装飾 – 西村徹
持道具 – 田中未夢
衣装 – 加藤みゆき
ヘアメイク – 佐々木愛
オフライン編集 – 佐藤和志
オンライン編集 – 宮下蔵、福地寿樹
選曲 – 谷口広紀
音響効果 – 荒川翔太郎
テーマ音楽 – 兼松衆、斎木達彦
助監督 – 戸塚寛人
プロデュース – 櫻井雄一
プロデューサー – 村島亘中村優子
制作プロダクション – ソケット
製作 – 「サレタガワのブルー」製作委員会、毎日放送

『サレタガワのブルー』は、大胆なベッドシーンもあるハラハラする展開のドラマです。この記事で少しでも興味を持たれた方は、ぜひ本編をチェックしてみてください。

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サレタガワのブルーの原作(セモトちか)


集英社マンガMee連載2018年12月28日~2022年12月9日、3億PV超を記録、2021年5月、7月に単行本発売
美麗なオールカラー漫画! 田川暢(たがわ のぶる)は新進気鋭のグラフィックデザイナー。今日も妻の藍子(あいこ)さんは最っっっ高に可愛い。在宅ワークの暢は愛する妻のため、すべての家事を完璧にこなすパーフェクト夫! そんな暢の気持ちをよそに、藍子は他の男性と不倫していて……!? マンガMeeで人気ナンバーワンの「不倫したくなくなるマンガ」ついに電子版で登場!!
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