【実況】巨人の星

第36話|悲運の強打者

男子校の悲しさ、飛雄馬も伴も「おおお…!」 【実況】巨人の星
男子校の悲しさ、飛雄馬も伴も「おおお・・・!」
【前回(第35話|魔球対豪速球)のあらすじ】
星雲高校対三河高校戦。飛雄馬の豪速球と立川のドロップ魔球が互角の投手戦を展開し、8回まで0対0の膠着状態が続く。9回表、立川は意味不明のバントで三振。これは疲労を隠すための策略だった。9回裏、立川は制球が乱れ、星雲にランナーを許す。飛雄馬が打席に立ち、立川の秘密を見抜いてバントを決行。相手の疲労で一塁も間に合わず、星雲がサヨナラ勝ち。花形と左門は試合を観戦し、互いに飛雄馬打倒の決意を新たにするのだった。

台風がきて試合は休み?
マネージャーが見つけてきた練習場所は、虹ヶ丘高校の体育館だった。
出迎えたのはなんと女子高生の群れ

「お、おい…!」と戸惑う飛雄馬

この高校、元女子校で男子が少ないので、野球部もチームを組むのがやっとという状態。
体育館使用を許可した生徒会長の小谷陽子は、野球部の梶が「俺たちが先に使う約束だったはずだ」と抗議しても、あらそうだったわねと悪びれない。

「くやしかったら、せめて甲子園に出てみればいいじゃないの!」とムチャクチャなことを言う


しかし実は、梶らに星雲高の練習を見せようというのが彼女の心遣いなのである(ホント??)
そうとも知らず梶はやさぐれて、
星の豪速球がなぜ甲子園で通用するか知ってるか?
それはな、甲子園に俺が出てないからさ、ハッハッハッ・・・
などとバカ話。
バカ、梶さんのバカ!と陽子はいまいましいのである。

星の投球練習に、女の子たちは黄色い声援


うちの野球部なんて全然ダメねー、なんて言っている。
男子校の飛雄馬たちはたちまち居心地が悪くなり、

なんてやつらだ、俺たちをオモチャにしていやがる!


陽子が「みなさんおやめなさいよ!」と女子を連れ出したので、梶、ひとりで打撃練習を始めるが…

オイ、壁が壊れるぞ・・・


そこへ陽子がジュースを買って帰ってきて、

Outei Dolrk??←メチャクチャ


そしてなぜかはらりとレインコートを脱ぐと中は私服・・・

男子校の悲しさ、飛雄馬も伴も「おおお・・・!」


って、明子と同じワンピースじゃねーかww
ムムム…と険しい表情の梶は、陽子が栓を抜いたOutei Dolrkを横からひったくり、
「星君、俺は君に挑戦する!」

シュワー


俺はボールを、君のその胸くその悪い顔と思って、ゆがむほどぶちのめしてみせる!
どんだけ星を憎んでるんだww

・・・と盛り上がったところに、ちょうど台風がひどくなってきたので、監督もマネージャーも宿に引き上げを決定。
「勝負は、台風が過ぎたらにしよう」と飛雄馬たちも移動しはじめるが、
「台風が過ぎたらだ? ハッハッハッ!」
と梶は窓を全開にし、狂ったように豪雨に向かってスイングしながら、

「星の球を相手にするよりこのほうがずっと手応えがある!」


いやだからなんでそこまで飛雄馬を憎むw

「…………さあ、帰ろう」


「あのー、梶さん、僕たちも・・・」


「帰っていいかというんだな? 帰れ帰れ!」
「でも梶さんは…」
「ここに残る!」
「台風が直撃するそうですよ?」
「うるさいっ!」
やけくそになった梶、体育館じゅうの窓を全部全開にする。

「ウガーッ」

しかしそこへ星、「挑戦を受けるために戻ってきたよ!」
ようやく勝負が始まったが、初球はからぶり。窓が全開で横風があるから打ちにくいのである(莫迦だね・・・)
二球目もからぶり。
俺の自信はしょせんうぬぼれだったのか!
そして三球目は見逃し。
梶は未練がましく、あと一球だけストライクを投げてくれと飛雄馬に頼む。

陽子は車に避難して外から観戦


くそう、小谷のやつ、俺が星の豪速球にカカシ扱いされるのを見ようっていうのか
とうとう停電になり、飛雄馬は「球が見えんだろう、今日はやめよう」と提案するが、ここでやめたら完全に負けになると思い込んでいる梶は「表でやろう!」と食い下がる。
どんだけ負けず嫌いなんだ…

そして校庭で最後の一球。

梶は打ったが・・・


今度は、今のは追い風だったから、俺の負けだと言いはる。
「あの校舎を越えないとホームランとは言えない」
どこまでもメンドクサイ男なのである

早く終わりにしたい飛雄馬は、「今のは立派なヒットだった」とおだてるが、「自分以外誰も打てないんだからホームランでないと意味がない」と梶は言い返す。
と、ツカツカと近づいた陽子が梶の頬を打って、
あの人たちの前でよくそんなことを言えるわね!

帰るに帰れない「あの人たち」(野球部員)


「キャプテンがヒットを打って塁に出た、あとは僕たちに任せてください、仲間たちのそういう声がなぜ耳に入らないんだ!」
と飛雄馬も梶の心得違いを責める。
イヤ、そこまではみんな思ってないから・・・ww

ともあれ梶は感激し、みんなと練習を再開する(電気も都合よくついた)。

台風も去りつつあるのであった


 
【次回の巨人の星は!?】
星雲高校の試合前、牧場君は誤って対戦相手・熊本農林の宿舎に迷い込み、左門豊作の驚異的な薪割りの技を目撃。貧しい農家の長男として生まれ、両親を早くに亡くし、親戚に引き取られて過酷な労働に耐え、弟妹たちのために球団スカウトの目に留まろうと甲子園を目指していることを牧場は飛雄馬に語った。試合当日、飛雄馬は左門の弟妹たちの幻影に動揺する。(第37話|執念の男・左門)
タイトルとURLをコピーしました