2016年4月13日~6月15日に日本テレビ系「水曜ドラマ」枠で放送。主演は大野智、ヒロインは波瑠。脚本の金子茂樹によるオリジナル作。第20回日刊スポーツ・ドラマグランプリ 春ドラマ作品賞・主演男優賞(大野智)・助演男優賞 (杉本哲太)・助演女優賞(小池栄子)、第20回日刊スポーツ・ドラマグランプリ 2016年度作品賞・主演男優賞・助演女優賞、第89回 ザテレビジョンドラマアカデミー賞主演男優賞・助演女優賞、TVLIFE 第26回 年間ドラマ大賞2016作品賞、主演男優賞・助演女優賞、新人賞・主題歌賞(嵐「I seek」)
世界一難しい恋のあらすじ
実家の旅館を立て直した鮫島零治は、今や全国ホテルチェーン鮫島ホテルズの経営者。ミスをした社員は即クビにするなど容赦なく、社員には恐れられているが、ライバルのステイゴールドホテル社長・和田に、パーティに同伴する女性もいないとからかわれ、見合いを重ねるが、上から目線のためことごとく断られてしまう。そんな折、社長室企画戦略部に柴山美咲が中途採用された。物怖じせず意見する美咲を零治はいつものようにクビにできない。ある日美咲の落ち込む姿を見て不器用に励ますと美咲が零治に向けた笑顔に、零治は次のパーティには美咲を連れていくと決意する。
必須なはずのスピード感が中盤で失速(世界一難しい恋の感想)
中盤に謎のペースダウンがあったのは、そのタイミングで続編ないしスペシャルが決定したことが関係しているのだろうか。今思うと、のちに快進撃する金子茂樹作品なのだが、クライマックスも最終回も、間延びというか弛緩して、スクリューボールコメディに必須と思われるスピード感が失われたのは惜しい。一貫して存在感を維持してきた意味不明な#小池栄子 の扱いもぞんざいに終わったのも気分悪い。
今思えば、波留のツンデレぶりが見ものなのだが、当時は、次の「 ON 異常犯罪捜査官・藤堂比奈子」を観るまで、その魅力に気づくことができなかった。
世界一難しい恋のキャスト
主要人物
鮫島 零治(鮫島ホテルズ社長)〈34〉 – 大野智
柴山 美咲(中途採用された社員)〈25〉 – 波瑠
鮫島ホテルズ
村沖 舞子(零治の秘書)〈35〉 – 小池栄子
堀 まひろ(美咲と同期の新入社員)〈23〉 – 清水富美加
蛭間 太陽(社長室企画戦略部主任)〈39〉 – 西堀亮
丸田 潤(白浜の部下)〈32〉 – 若林誠
松若 笹広(白浜の部下)〈28〉 – 札内幸太
石神 剋則(零治の運転手)〈52〉 – 杉本哲太
白浜 吾郎(社長室企画戦略部部長)〈39〉 – 丸山智己
音無 静夫(社長室企画戦略部部長代理)〈45〉 – 三宅弘城
松田 百代(鮫島ホテルズ箱根清掃担当)〈55〉 – 美保純
太宰(鮫島ホテル箱根ドアマン) – 鈴之助
番場(鮫島ホテル箱根支配人) – 瀬戸寛
藤田 恵(鮫島ホテル箱根清掃員) – 横内亜弓
ステイゴールドホテル
和田 英雄(社長)〈46〉 – 北村一輝
橋口 博資(和田の秘書) – 篤海
その他
リリコ(和田の元彼女) – 中村アン
志乃(零治の見合い相手) – 多岐川華子
鮫島 幸蔵(零治の父) – 小堺一機
田中 岳司(駿河エクセランホテルのレストランシェフ) – 宇梶剛士
柴山 雄三郎(美咲の祖父) – 渡辺哲
高田 潤子(横浜インペラートホテル社長) – 鷲尾真知子
藤田 八雄(「スウィンギー」の着ぐるみスタッフ) – 上島竜兵
林家 たい平
櫻井 翔(本人)
世界一難しい恋のスタッフ
脚本 – 金子茂樹
演出 – 中島悟、 菅原伸太郎、 丸谷俊平
音楽 – ワンミュージック
主題歌 – 嵐「I seek」(ジェイ・ストーム)
音楽プロデュース – 志田博英
美術デザイン – 高野雅裕、高橋太一
選曲 – 稲川壮
ロケ協力 – 横浜市、横浜フィルムコミッション
チーフプロデューサー – 松岡至
プロデューサー – 櫨山裕子、 秋元孝之
制作協力 – オフィスクレッシェンド
制作著作 – 日本テレビ
ロケ地 – 横浜ランドマークタワー(鮫島ホテルズ本社オフィス)、ホテルニューグランド(ステイゴールドホテル)、横浜・八景島シーパラダイス(6話で零治と美咲がデートした水族館)、アニヴェルセル みなとみらい横浜(6話のホテル協会パーティ会場)、山のホテル(箱根)(鮫島ホテルズ箱根)、玉樟園新井(土肥温泉)(鮫島旅館)
世界一難しい恋を観る
世界一難しい恋を観た人の感想
-
パブリックイメージでは恋愛ものに縁がなさそうと思われてる大野智と、全くお似合いって感じがしない波瑠さん……果たして大丈夫なんだろうか?
世界一難しい恋の話 -
美咲は相当ひどいことを言われているのに、視聴者が零治に感情移入してしまうのが大野くんの恐ろしいところです。
大野智さんの恐ろしいところ…「世界一難しい恋」を撮り終えて…日テレ櫨山Pインタビュー(大野智さん応援blog☆今日も3104とポップンカップ) -
脚本家金子茂樹と大野智が(いや、すべてのスタッフが)、キャッチボールするようにして作りだしたキャラクターだといえよう。
最終回「世界一難しい恋」大野智「男だったら一度は夢見るあの同棲か!?」(米光一成)