【実況】巨人の星

第54話|ゆけ、多摩川グラウンド

よおし!とむやみに突き飛ばす 【実況】巨人の星
よおし!とむやみに突き飛ばす
【前回(第53話|花形・左門の入団決定)のあらすじ】
飛雄馬の入団に青雲の仲間が反発する中、伴はハワイ遠征へ。空港での見送りで、花形は阪神、左門は大洋への入団を表明。二人は飛雄馬に冷徹な視線を向けるが、それはプロとしての宣戦布告だった。一軍候補の彼らに対し二軍スタートの自分を卑下する飛雄馬だが、川上監督の恩義に報いるため、負けじと闘志を燃やす。

ハワイの伴からエアメールが届いた。
伴自動車工業の跡取りのわりには飛行機は初めてで(当時、飛行機は庶民生活からそのくらい程遠いものであった)、ホノルルに着陸、迎えるはレイをかける娘たちの熱いキスを浴びたことに感激している。
第1戦で13対4の大勝を期した巨人のユニフォームを着た飛雄馬、俺もやるぞ!と張りきる。

合宿所へ行くのになぜかタクシーを奮発した一徹。
運転手が「光栄ですなあ、巨人の選手を乗せるのは初めてですよ」とサインを求める。
思わず応えようとした飛雄馬を、一徹、「やめろ」
ちえっと思う飛雄馬である。
タクシーを降り、合宿所まで歩きはじめた飛雄馬、巨人入団のうれしさにwktkになり、

「さしずめ今日は俺の歓迎会かな!」

「さしずめ今日は俺の歓迎会かな!」

改めてみんなに紹介しよう、こいつが将来の巨人をしょって立つ星飛雄馬だ
こっちへっきて一杯飲めよ!
いやこいつは未成年なんだ
歌でも歌えよ!
それが…僕、音痴なんです
オイオイ、いいかげんにしておけよ、帰るって言い出すぞ

…って、全部妄想かよ!!wwwwww

ぼんやりしているところを、「どけえっ」という罵声を上げて通り過ぎる集団。

足蹴にされる飛雄馬

足蹴にされる飛雄馬

どうなってるんだ、俺の歓迎会は!

――わしは知っとる、あの多摩川地獄…
帰りのタクシーで呟く一徹だったが(何しにきたのか?)、まさかここまで飛雄馬が痛いとは予想していなかっただろうww

「あのう、皆さんどこへ? 待ってください!」
と飛雄馬はバスに飛び乗るが、席があいてるのに、誰も座らないので、「席があいてますけど?」
「座りたかったら座れ!」
そんなことを言っても…などと言っているうちにバスが揺れてぶつかり、「貴様、俺の練習の邪魔をするつもりか!」と突き飛ばされてしまう。

「こっ、これは! みんな爪先立ち」

「こっ、これは! みんな爪先立ち」


これがプロか…負けるものか!とコブシをかためる飛雄馬だった。

バスが着き、用具の山を背負った速水に「すまんすまん、俺が半分持ってやるよ」と声をかける。
しかし速水、「これはおれが見つけた仕事だ」と荷物を渡そうとしない。
「おう、ご苦労さん」と速水が可愛がられるのを見て、ようやく合点がいった飛雄馬。
要領が悪いので列に並ぶのが遅れ、さっそくグラウンド一周を命じられる。

スライディングパンツを着けて2盗の練習が始まる。これは速水の得意分野だ。
みごと2盗成功でホメてもらっている速水を見て、飛雄馬は俺も!とやろうとするが、前入りをされて、思わずムッ!
しかしコーチも怒る様子がないので、これがここのやり方なのかと得心した。

よおし!とむやみに突き飛ばす

よおし!とむやみに突き飛ばす


すると一斉に周囲の視線を感じる。
この目が俺の歓迎会なのだ

この目が俺の歓迎会なのだ


視線にびびってリードしすぎ、1塁側でアウトになってしまう。
ばかもん!と怒られて、今度はすべりこみ100回。
ユニフォームはボロボロだ

ユニフォームはボロボロだ

おかげでその日の夕食はスプーンもフォークも持てず、食物も喉を通らない始末に。
速水もどうやらシゴキのせいで食欲がないらしいが、

くそう、俺は食うぞ、と無理して手づかみ

くそう、俺は食うぞ、と無理して手づかみ

一方、一日の出来事を伴に書きつづる飛雄馬。

に一日の出来事を書きつづる飛雄馬

人の力ををすべて金ではかり
同じ仲間でありながら人の苦しむを平気で笑う
むき出しの敵意
巨人の星めざして走り込んできたこの俺が 見たものは
情無用のひやゝかな星であった
しかし伴よ これがプロだ!
(どうせ読まないと思ってムチャクチャな文章が綴られている)

眠気に負けてうたたねに落ちる窓の外で、速水がバットを振っている…

【次回の巨人の星は!?】
二軍の自由と厳しさを先輩・大内山から説かれた飛雄馬は、全力投球で視察に来たONを抑え込むが、打たせることが仕事の場でのKYな行動に周囲は冷ややかな反応。飛雄馬はそれを「実力への嫉妬」と誤解し一軍昇格を夢見て有頂天に。(第55話|王・長嶋への挑戦)
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