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突然の明日

2.5
古手川祐子(突然の明日) ドラマ
古手川祐子(突然の明日)
『突然の明日』は、1980年1月18日~4月11日にTBS系の金曜ドラマ枠で放送。三浦友和主演。全13回。

突然の明日の感想

落ち目だったTBSの「金曜ドラマ」を延命させたジェットコースタードラマの元祖だという。

友和は放送中に山口百恵と「恋人宣言」を出して、この年末には「赤い死線が放送された。

前年に三菱銀行北畠支店の立てこもり事件が起こっていて、初回は友和が勤める銀行に風間杜夫が強盗に入るという展開である。風間は古手川祐子の兄なのだが、古手川や二谷英明、ブラックジャーナリストの矢崎滋などのメインキャストが、次々と現場に吸い寄せられていく脚本がうまい。井下靖央(私の好きな「たとえば、愛」を演出した人)の演出も冴えている。
実は友和は二谷の隠し子で、矢崎はそれを嗅ぎつけて金にしようとしている人物である。
強盗事件は友和が風間を撃ち殺すことで幕となるのだが、正当防衛とはいえ銀行員が人を殺すのはいかがなものかという話になり、エリート街道を歩んできた友和は窮地に立つ。そして、婚約者(池上季実子を捨て、残された古手川祐子に惹かれていくという展開になるのである。

残念ながらハードディスクが壊れてしまい、3話目以降を視聴することができなくなった。下に記したように、観る術がない作品なので、惜しいことをしたものである。

突然の明日のあらすじ

東大法学部卒でエリート銀行員の相馬圭太郎(三浦友和)は、阿南銀行の副頭取の娘・和子(池上季実子)と婚約し、将来を約束されていたが、勤務先の南青山支店に強盗が乱入して支店長と警察官を射殺。圭太郎は犯人の隙をついて犯人を射殺する。これがきっかけで彼の人生は一変。彼が殺した犯人の妹である山崎陽子(古手川祐子)と次第に惹かれ合っていく。さらに銀行頭取の私生児として生まれたという出生の秘密も明らかになり、波乱に次ぐ波乱のストーリーが展開されていく。


突然の明日を観るには?

本作は配信サービスに収録されておらず、DVDなども発売されていない。

突然の明日 キャスト

相馬圭太郎 – 三浦友和

牛場和子 – 池上季実子

山崎陽子 – 古手川祐子

阿南房子 – 南風洋子

大倉庄助 – 矢崎滋

牛場信隆 – 神山繁

山崎竜治 – 風間杜夫

西山竜太郎 – 金田龍之介

家里留美 – 宇津宮雅代

相馬光子 – 加藤治子

阿南幾太郎 – 二谷英明

突然の明日 スタッフ

原作 – 阿木慎太郎「されど愛の日々に」(サンケイ出版)

脚本 – 山田信夫渋谷正行黒土三男

制作プロデューサー – 大山勝美

プロデューサー – 鈴木淳生

演出 – 井下靖央福田新一市川哲夫

音楽 – 安藤正容(演奏:THE SQUARE)

製作 – TBS

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