【実況】巨人の星

第55話|王・長嶋への挑戦

【実況】巨人の星
【前回(第54話|ゆけ、多摩川グラウンド)のあらすじ】
歓迎会を夢見ていた飛雄馬を待っていたのは「多摩川地獄」。移動バス内で鍛錬する先輩、雑用さえアピールにする速水に圧倒される。練習で空回りし、罰の滑り込み百回で箸も持てないほど疲弊するが、意地で食事を手づかみで詰め込む。プロの壮絶な生存競争を肌で感じるのだった。

目を覚ました飛雄馬、同室の先輩・大内山左右太郎と仲良くなる(さゆたろうって変な名前!)
身長・顔・名前、みんな俺と正反対だ、と飛雄馬は独りごちる。
左右太郎によれば、ここでは起床時刻も就寝時刻など決められていない。
朝食は午前8時、それからグラウンドで練習、昼食は弁当か合宿所に戻って、それからまたグラウンドで二軍戦の練習試合、夕食は6時、その後は10時の門限まで外出も自由――というのが二軍の一日。
自由が多いので、気が弱い者は脱落する。
誰にも命令されなくても自由時間に血の汗を絞っている者が残る。
それに気がついたときには遅いんだ…俺みたいにな

「大内山さん、体格に恵まれているじゃないですか」と飛雄馬は慰める。
「体格だけだったら、ジャイアント馬場がいた」と左右太郎というのだが、というか、左右太郎自身が馬場のことなのだろう(ちなみにジャイアント馬場の本名は馬場正平で、こんな変な名前ではない)。
3試合7イニングを投げたが体格を活かしきれずに球界を去った馬場―――

速水は今日も用具運び。
「他にも新人はいるんじゃないのかい」と聞かれて、「その誰かさんはおえらい甲子園組でしてね」と飛雄馬への反感を煽る。
疲れる人間であるwww
飛雄馬、やらせろと言っても譲らんくせに…と思いながらガマンして聞き流している。
「それだけじゃない、俺が風呂場の掃除をやっていても姿も見せん」
まあいい、目立つ仕事は君が、影の仕事は俺でいいが、本当の勝負はグラウンドでつけようぜ!

しかし今日のシゴキは逆立ちで、自信があったはずなのに早くもグロッキー、見せ場をつくれなくてイライラする飛雄馬であった。
そこへ長嶋、王、川上がやってくる。
長嶋には魔送球を投げ、王とは直接対決した因縁があると思った飛雄馬。
「こんにちは、星です!」と挨拶しにいったものの、かるーく無視され、どうしてこう甘いんだ、俺は!とまた落ち込む。
コントロールに自信がある者、バッティング投手をやれと川上に言われて、ようし、ONをきりきり舞いさせてやるとばかりに手を上げる。
まず長嶋だが、下半身がうわずってしまいウルトラ大暴投。

しかし二球目からはからぶり

しかし二球目からはからぶりに打ち取る


やったぞ、おれはどえらいことをやりかけているんだ

次は王。
チップしてからぶりを連続したところで、川上が「もういいだろう」と止める。

天下のONに1安打も許さなかったぞ

天下のONに1安打も許さなかったぞ!


有頂天になる飛雄馬、バッティング投手を解かれ、外野に向かう間もこぼれる笑みを抑えきれない、
あとで監督さんから何か話があるかな、とまたwktkしてる・・・
「1軍へ来い!」なんてね!

「1軍へ来い!」なんてね!


次にバッティング投手を代わったのは左右太郎。どんどん打たれるので守備は急に忙しくなる。
というか、守備練習だからこれでいいのである。

しかし飛雄馬、font color=”blue”>やっぱり大内山さんはダメなんだな<\font>などと独りごちる。
しかしON砲、当たると大きいな。やはり天上人か…俺が雲の上から引きずり下ろしたというところだ、ハッハッ…

その後も飛雄馬、ことあるごとに川上が何か言ってくれるものと期待するが、別に何も起こらぬまま、川上たちはグラウンドを去っていく。
1軍昇格の件はいずれ日を改めてということなんだな、うんうん

しかし、はっと気がつくと―――

誰も俺を見ていない!

誰も俺を見ていない!


しかも、飛雄馬を放って、みんなランニングにいってしまった。
速水だけが目を光らせていた

速水だけが目を光らせていた


この目は妬み…そうか、みんな俺を妬んでいるのか!と飛雄馬は考える。

バスの中でも誰も飛雄馬の投球を話題にしない。
寮に帰って、ギターを弾いている左右太郎に聞いてみるが、「さあ寝ようか」と急に布団にもぐりこまれてしまい、飛雄馬はショックを受ける。
これじゃ、ON砲に勝ったことはまるで真昼の夢じゃないか!
窓の外を見ると、速水の猛練習――
明日にでも1軍から迎えが来るかもしれないんだ、負けてたまるものか!と飛雄馬も走りだすが・・・

【次回の巨人の星は!?】
飛雄馬は一軍昇格を期待するが、評価されたのは左右太郎だったので焦りを募らせる。孤独な自主練に励む飛雄馬は二軍戦にも選ばれず、失意のまま帰宅。父・星一徹は国定忠治の逸話を引き合いに諭すが、飛雄馬は反発して家を飛び出す。一徹は息子の苦悩を思い胸を痛めるのだった。(第56話|無視された左腕)
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