大洋戦に登板した飛雄馬がついに大リーグボール1号を披露し、前代未聞の魔球で左門らを圧倒した。過酷な特訓が結実し、見事な復活を遂げた息子に一徹も涙。「打たせて取る」逆転の発想は球界に衝撃を与える。
花形の合宿先に殺到する取材陣。
大リーグボールのことを聞かれて、花形は「ああ、そのことですか」とこともなげ。
記者「対策はどないですねん?」
花形「万全です。少なくとも僕だけは、あの魔球に秘められた落とし穴を知っています」
記者「そ、それは何のことですか?」
花形「すべてはグラウンドでお答えしましょう!」
赤バットを振る花形だった。
君の根性を心からたたえよう、さあ来たまえ、わが甲子園へ!
巨人-阪神、1回裏ノーアウト1・3塁で早くも星をリリーフ。先発投手の意味がない…ww
客席も長屋も大賑わいである。
一徹「飛雄馬よ、気を引き締めて投げるのだ、さあマウンドをしっかりと踏みしめい!」
花形「さあ君のあみ出した大リーグボールとやらを見せてもらおうか!」
大リーグボールでキャッチャーフライ、アウトである。
藤本監督「花形、あれや、あのボールのどこに落とし穴があるというのや?」
次のバッター、カークランドは「ヘイヘイカモン、大リーグボール!」とバットをゆらゆらさせるが、問題なし。
す、すごい!と花形もようやく認めた。
「せいぜい、バットを担いだ左肩の上の空間だけのこと・・・」
と飛雄馬は澄まし顔である。
そこへ天才花形が打席に入り、いよいよ最高の見せ場になる。

「フッフッ! どうだ当てようがあるまい!」

しかしボールはストライク
アナウンサー「バットを狙って投げたはずなのに、なぜストライクなのでしょう! 花形がバットを隠したのは投球と同時ですから、慌てて切り替えることはできません・・・」

何かだらしなくなってるアナウンサー
「星のやつ、いきなりど真ん中に・・・?」と森捕手も頭をひねる。
「この花形、生まれてはじめて打席で不安になってきた・・・」
花形のバットをもつ手がふるえる。

出た!今度こそ大リーグボール!
ピッチャーフライにとられ、花形「くそうっ!」
飛雄馬「勝った、俺は宿敵花形に勝ったんだ」

しかし花形「まだ落とし穴がある!」
一方、花形のバット隠しを予測したと聞いて、巨人ベンチには驚きが広がっていた。
速水「易者じゃあるまいし、そんなばかな!」
飛雄馬「予測とは神がかりではなく、はっきりしたデータの積み重ねです」
花形の指先から肘へと向かう筋肉の張り具合から、バット隠し作戦を見抜いたのだという。
「要は、全神経を集中して相手を観察することです」
王(感心して)「なるほど、これは驚いた・・・」
星がもてはやされるのを見て歯噛みをする速水、代走を命じられて1塁へ。

派手なバック転のスタンドプレーを披露する速水

チッ!

「かなりご機嫌斜めとお見受けしますがね」「フン!」
速水「俺の盗塁を防ぐより、星の大リーグボールを打つほうが易しそうですぜ」
飛雄馬「速水君、これからは龍虎の勝負だ、この花形と星のな! ねずみはそろそろ引込み時じゃないかね?」
花形はどうも速水がキライらしい、スタンドプレーは自分だけでいいと思ってる?
球を上空に投げて速水をアウトにするというトリックプレー。
「なんという冷静な男、なんという勝負魂!」と一徹も舌を巻く
花形、その後もひとり守備隊長となり、巨人の全攻撃を抑える。

飛雄馬も大リーグボールで次々アウトに。
この魔球は打者一人につき1球で済むから、すごく効率が良いのだった。
そして4回の裏、また花形に打順が・・・

またしても同じ構えのようだが・・・

飛雄馬は花形の足元に注目

バントの構えなのだった
ピッチャーフライ、アウト。
バットの表面(上側ってこと??)を狙ってフライをあげたのだった。
花形「今のは完全にバント作戦を読まれてしまった・・・しかしまだまだ落とし穴がある!」

ムキになって負けを認めない花形であった
オールスター戦で風船を放し損ねた花形は魔球打倒のヒントを掴む。一徹はその執念を「終生のライバル」と予見。一方、速水は花形のバットに付着した血痕から秘密の特訓を察知。激痛に耐え車を走らせる花形とそれを追う速水。魔球攻略を巡る追走劇。(第79回|オールスターのできごと)

