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2002年製作のダニー・ボイル監督、アレックス・ガーランド脚本によるSFホラー映画。PG-12指定。アメリカSF・ファンタジー・ホラー映画アカデミーと呼ばれる第30回サターン賞(2003年度)のホラー映画賞を受賞。2007年に続編の『28週後…』が公開。
28日後…のあらすじ
動物愛護活動家が研究所を襲撃し、危険なウイルスに感染したチンパンジーを解放したことで、凶暴化を引き起こす感染症が蔓延。28日後、昏睡から目覚めたメッセンジャーのジムは廃墟と化したロンドンで、生存者のセリーナと出会う。その後フランク親子と共に軍の基地を目指すが、フランクは感染して兵士に射殺される。残された三人は軍の分隊に保護されるが、実は兵士たちは女性を襲おうとする危険な集団だった。ジムは感染者を利用して分隊を攻撃し、少佐に負傷しながらもセリーナとハンナを救出。28日後、回復したジムたち3人は救助機に発見される。
28日後…の感想
「トレインスポッティング」で成功した監督が、今度は「ザ・ビーチ」で失敗してイギリスに帰って撮った映画。
世界を破滅に導く攻撃性ウィルスの伝播源がなぜかロンドンということになっている。
冒頭で無人のロンドンを彷徨する(遠くに見える時計台の長針の位置がショットによって変化している杜撰なシーン)クリストファー・エクルストンは、ダニー・ボイル好みのパンキッシュな体型で、とても組織化された軍人グループと渡り合うことなどできそうに見えない。とはいえ、マンチェスターに拠を構えたこの軍人たちにしてもさして強そうには見えず、イギリス人っぽい偏執狂的な感じがする(主人公は途中、この島国から脱出が不可能であることを嘆いたりしている)。
イギリスの地方都市の美しい郊外を描いたりもするこの映画は、同時期に公開された「バイオハザード」よりもよほどヴィデオゲーム的な映像と感じられる。
手術室の鍵を足もとに発見する冒頭のシーンから、ビルの屋上に棲む父娘、トンネルの中で近づいてくるゾンビー(実際は <感染者> なのだが)、スーパーマーケットのシーンと並んでジョージ・A・ロメロへのオマージュらしい、飼育されたゾンビーがつながれた細長い物干し場の空間にいたるまで。猛烈なダッシュを見せるゾンビーの動きはなかなか斬新で、陸上選手を起用したとのこと。
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28日後…のキャスト
セリーナ – ナオミ・ハリス
マーク – ノア・ハントレー
フランク – ブレンダン・グリーソン
ハンナ – ミーガン・バーンズ
ヘンリー・ウェスト少佐 – クリストファー・エクルストン
ファレル軍曹 – スチュアート・マッカリー
ミッチェル伍長 – リッチ・ハーネット
ジョーンズ二等兵 – レオ・ビル
クリフトン二等兵 – ルーク・マーブリー
デイビス二等兵 – サンジャイ・ランバルス
ベッドフォード二等兵 – レイ・パンタキ
メイラー二等兵 – マーヴィンキャンベル
28日後…のスタッフ
脚本 – アレックス・ガーランド
製作 – アンドリュー・マクドナルド
音楽 – ジョン・マーフィ
撮影 – アンソニー・ドッド・マントル
編集 – クリス・ギル
配給 – アメリカ フォックス・サーチライト、日本 20世紀フォックス
公開 – イギリス 2002年11月1日、日本 2003年8月23日
上映時間 – 114分
28日後…を観るには?
28日後…を観た人の感想
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これを発見した当時の自分を褒めたいぐらい好きな作品です。
観たことがない人は是非、見てみて下さい。
みち太郎8の映画ブログ -
多くの人がゾンビ映画を見ることで普段感じている無意識的な部分の欲求が満たされなければそれは評価されないのである。
『28日後…』を通して「ゾンビもの映画」を考える(ヒールナビ) -
脚本、演出、音楽。
全てが今後の感染者系映画に影響を与えた本作は、その事実だけで只者じゃないことが伺える。
何故ここまで傑作なのか?「28日後」感想と考察【監督コメンタリーあり】(ぱっかんシネマ)