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ALONE/アローン

2.5
アナベル・ウォーリス(ALONE/アローン) ドラマ
アナベル・ウォーリス(ALONE/アローン)
『ALONE/アローン』(原題:Mine) は、2016年のアメリカ合衆国・スペイン・イタリアのアクションスリラー映画。ファビオ・レジナーロとファビオ・グアリョーネ両監督の長編デビュー作。監督はシチュエーションスリラー『YES/NO イエス・ノー』の脚本を手掛けた両名。主演はアーミー・ハマー。砂漠の地雷原で地雷を踏んでしまった兵士が、一歩たりとも動けない状況で援軍を待ちながら陥る極限状態を描く。

ALONE/アローンの感想

舞台は北アフリカの砂漠地帯、アルジェリア近辺か。
米海兵隊の主人公(アーミー・ハマー)の任務はイスラム・マグレブ諸国のアルカイダ(AQIM)らしき集団の狙撃だったが失敗。
逆に追われて、300万個の地雷が埋設されているという地雷地帯を横断することになる。
結果、相棒はあっさり地雷を踏んで両脚を失って自殺、自らも地雷らしきものを踏んだ状態で動けなくなる。
ここまでで30分もないが、ストーリーのほとんどすべてである。

かろうじて無線は繋がっているのだが、本部は、周辺部隊が52時間後にその地域を通過するからそれを待てとしか言ってくれない。
かくして左足を持ち上げられないまま2昼夜を過ごすことになり、その姿勢で夜は狼(?)、終盤は追ってきたテロリストと戦ったりするので、それなりに飽きさせない工夫はある。

とはいえ、主人公は睡眠不足と飢え、疲労で朦朧状態にあり、国に置いてきた恋人(アナベル・ウォーリス)やらDVの父親などの幻影がのべつ現れるので、地雷を気にせずスタスタ歩くベルベル人やその娘も含め、すべては白昼夢なのかもしれず、やはり退屈ではある。

映画のメッセージはひどく単純で、いわく「彼は一歩を踏み出せるか?」。これはやや拍子抜けだった。

ALONE/アローンのあらすじ

北アフリカで暗殺任務に失敗した米海兵隊スナイパーのマイクは、帰路で地雷を踏み動けなくなる。相棒トミーは爆死し、無線で救助要請するも到着は52時間後。砂嵐、飢え、狼の襲撃、幻覚に苦しみながら生存を試みる。原住民の男が水と助言を与え、マイクは必死に希望をつなぐ。ついに敵兵の襲撃を退け救助隊を呼び寄せると、覚悟を決めて一歩を踏み出すが、足元にあったのは地雷ではなく少女が埋めたブリキ缶だった。救出後、恋人にプロポーズする。

ALONE/アローンを観るには?

ALONE/アローン キャスト

マイク・スティーブンス(米海兵隊のスナイパー) – アーミー・ハマー
ジェニー(恋人) – アナベル・ウォーリス
トミー・マディソン(相棒) – トム・カレン
ベルベル人(原住民) – クリント・ディアー
マイクの父 – ジェフ・ベル
マイクの母 – ジュリエット・オーブリー
ベルベル人の女の子 – イネス・ピナル・ミル
デルタフォース #1 – ルーカ・ペロス
少年 – ダニエル・サンドオーヴァル
サイード・アジフ – アグスティン・ロドリゲス
ベドウィンの新婦 – イェサレラ・アズルメンディ
ベドウィンの新郎 – マヌエル・メデーロ
バートン司令官(声) – デヴィッド・カーク・トレイラー
ラジオオペレータ(声) – エドアルド・プルガトーリ

ALONE/アローン 作品情報

監督 – ファビオ・レジナーロファビオ・グアリョーネ
脚本 – ファビオ・レジナーロ、ファビオ・グアリョーネ
製作 – ピーター・サフラン
製作総指揮 – アーミー・ハマー、ミゲル・A・ファウラ、ナタリア・サフラン、ファビオ・グアリョーネ、ファビオ・レジナーロ
音楽 – ルカ・バルボーニ、アンドレア・ボニーニ
撮影 – セルヒ・ビラノバ・クローダン
編集 – マッテオ・サンティ、ファビオ・グアリョーネ、フィリッポ・マウロ・ボニ
製作会社 – ザ・サフラン・カンパニー、Roxbury、Sun Film、Mine Canarias
配給 – イタリア:Eagle Pictures、アメリカ:Well Go USA Entertainment、日本:パルコ
公開 – イタリア:2016年10月6日、スペイン:2016年12月30日、アメリカ:2017年4月7日、日本:2018年6月16日
上映時間 – 106分
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