【実況】巨人の星

第8話|もえろライバル

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明子のコーヒーカップが落ちそうなのが気になる

飛雄馬は一気に中学3年生になった。
進学希望用紙が配られて表情をくもらせる飛雄馬だが、年上の花形はいち早く光洋高校の野球部選手になっている。
練習中にすれ違った花形は、脳天気に、今度は甲子園で会おう!と飛雄馬に呼びかける。
飛雄馬は、高校に行きたいなんてとても言えない……と悩む。

一方、川で顔を洗う一徹に並んで、一緒に顔を洗い始めた男がいた…

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川上哲治である。


川上は、一徹に巨人軍のコーチになってくれと依頼しにきたのだった。
しかし飛雄馬を育てなければならないし、と迷う一徹(一徹は、高校に入っても飛雄馬をしごくつもりなのか)。

一方、ウジウジする飛雄馬を、明子姉ちゃんは、どんとこいの星飛雄馬でしょと励ます。
しかし父ちゃん、(練習があるから)アルバイトはいかん!と言うのだった。
そのくせ父ちゃんは川上の話を思い出し、いつもの飛雄馬しごきにも身が入らない。
翌朝も早出で仕事をしたが、考え事をしていたために怪我をしてしまった(入院2週間だから、星家の家計には大打撃である。保険にも入っていなさそうだし)。
案の定、明子姉ちゃんは母ちゃんの形見の着物を質に入れようとしている。
絶望して、もう何をやってもダメだよ!と雨の中にかけ出す飛雄馬だった。

次の日、明子はなぜか花形家にいて、飛雄馬の学資を貸してもらう話に喜んでいた。
ここで花形父がはじめての登場である

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テーブルの塗りが
メチャクチャなので、明子のコーヒーカップが落ちそうなのが気になる

しかし光洋高校の野球部用におにぎりを握っているのを飛雄馬に見つかり、学費に目がくらんで花形におべっかを使っていると、まるで貫一がお宮をなじるがごときの言いざまで明子を責める飛雄馬であった。

こんなもの~!とおにぎりを投げまくる飛雄馬

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正しいフォームでおにぎりを投げる

さて翌日は選手を決める光洋の紅白試合だった。
花形は守備で掌を切ってしまうが、それに気がついたのは明子だけだった。
飛雄馬も試合を見に来たところで、相手ピッチャーがなぜか音をあげるので、花形、ぼくにいい考えがありますと言いたげに監督に耳打ちし、かくして飛雄馬マウンドに立った(いつのまにか、もう養成ギブスはしてないのね)。
飛雄馬の速球にキャッチャーが吹っ飛ぶ。

そしていよいよ花形と飛雄馬の対決!
しかし、明子に、花形が怪我をしていると耳打ちされたため、飛雄馬はまたしてもフルパワーを出せず、花形はホームランを打つ。
花形は星君!君はどうしてあんな球を投げたんだ!と殴る。
(そんなことしたら甲子園出場停止じゃないのか)
飛雄馬は、君のうちから学費をもらうことを断ると宣言してしまった。
自分の力で高校へ行ってやる!
そういうわけだったか、と花形も肩を落とすのだった。
少しばかりの金があるからと言って、気がつかなかったぼくがばかだった

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「ぼくを殴ってくれ!」と飛雄馬に頼み、思いきり殴られる花形


二人の様子を遠くから見て、飛雄馬、花形、わしも教えられた…と一徹は思いを噛みしめて、その足で川上のところまで行き、コーチの話を断ってしまう。
オッサンは引き受けてもよかったんじゃないの~??

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