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女性同士の会話劇にギャグをプラスした軽妙な謎解き物(ギークス〜警察署の変人たち〜の感想
geekとは「賢いオタク、人間関係が苦手な者」と説明され、複数形で、田中みなみ、滝沢カレン、松岡茉優の3人を指しているのだが、実際には松岡のみがそれにふさわしい。
「問題のあるレストラン」(2015)以来、松岡はほぼずっとそうした役柄を演じ続けているからだ(たとえば直近で同じく警察官を演じていた「初恋の悪魔」での多重人格者など)。
この2作を例に挙げはしたが、坂本裕二作品に限るわけではない。
何を言いたいかというと、同じ天才的な推理力を発揮する役であっても、「SPEC」の戸田恵梨香とは異なり、それが松岡という人の特性になっていると思うのである。
本作は軽妙な謎解き物で、大林利江子が得意な女性同士の会話劇に、「婚活1000本ノック」の原野吉弘がギャグを付加している感じか(想像である)。
この軽妙さはなんともマンガ的で、私は多部未華子の「デカワンコ」を思い出した。
中村蒼が刑事役というのはわりと新鮮(私は途中までしか見なかったが、端役ではあるが、「ネメシス」でも刑事役を演じてはいる)。
ギークス〜警察署の変人たち〜 見どころ
松岡茉優、田中みな実、滝沢カレンが警察署に勤務する“ギーク”(賢いオタク)として、定時退社後の井戸端会議を通じて事件解決に貢献する、新感覚の“井戸端謎解きエンターテインメント”。
巷の感想は「3人のギークたちの掛け合いが面白く、毎週楽しみにしていた」「事件解決の過程がユニークで、新しいタイプの刑事ドラマ」「社会問題を取り上げつつも、コミカルな要素があり、バランスが良かった」など。
- 見どころ1. “ギーク”たちの井戸端会議が事件解決の鍵
警察署に勤務する3人の女性ギークたちが、週末の居酒屋での井戸端会議を通じて事件の謎を解明していく点。それぞれ異なる部署に所属し、独自の視点と知識を持っている設定。日常の会話が事件解決の糸口となるユニークなストーリー。 - 見どころ2. 個性的なキャラクターたちの魅力
主人公の西条唯(松岡茉優)は鑑識係で、パズル好きの分析型ギーク。吉良ます美(田中みな実)は産業医で、心理学に精通した観察型ギーク。基山伊織(滝沢カレン)は交通課勤務で、行動力に富んだ直感型ギークという個性がユニーク。 - 見どころ3. 現代社会への風刺とメッセージ
SNSでの誹謗中傷や企業の不正告発など、現代社会の問題も取り上げられた。
ギークス〜警察署の変人たち〜のあらすじ
舞台は小鳥遊(たかなし)警察署。鑑識の西条唯、産業医の吉良ます美、交通課員の基山伊織は、頭脳明晰だが人間関係が苦手。週末に居酒屋で、職場や人間関係の愚痴を語ることが日課だった。ある日、3人のもとに刑事たちが頭を悩ます事件が持ち込まれる。謎解きのつもりで、それぞれが知識を元に捜査の違和感や矛盾点を指摘すると、意外な事実が発覚。結果的に彼女たちの井戸端会議が事件解決に貢献することに。しかし頭脳明晰な彼女たちは、プライベートでは悩みを抱く普通の女性。刑事ではないので事件解決には興味がなく、それより不器用な恋愛や人間関係の下手さによる揉めごとの方が重大事だった。
ギークス〜警察署の変人たち〜を観るには?
ギークス〜警察署の変人たち〜のキャスト
西条唯 – 松岡茉優
吉良ます美 – 田中みな実
基山伊織 – 滝沢カレン
■小鳥遊警察署
芹沢直樹 – 中村蒼
野村修二 – 若林時英
杉田翔 – 泉澤祐希
島根太一 – マギー
大道高志 – 阿部亮平
御手洗智 – 徳井優
河井リリカ – あの
■その他
安達順平 – 白洲迅
基山沙織 – 今井アンジェリカ
基山文太 – 東島京
イケメン店員 – 中山琉貴
店主 – 福吉寿雄
ギークス〜警察署の変人たち〜キャストのインタビュー
ギークス〜警察署の変人たち〜のスタッフ
音楽 – 鈴木真人、半田翼
主題歌 – サンボマスター「自分自身」(Getting Better / Victor Entertainment)
警察監修 – 古谷謙一
心理学監修 – 越智啓太
演出 – 山内大典、村上正典、本間美由紀
プロデューサー – 森安彩(共同テレビ)、貸川聡子(共同テレビ)
制作・著作 – 共同テレビ
『ギークス〜警察署の変人たち〜』は、個性的なキャラクターたちが織りなすユニークなドラマです。この記事で少しでも興味を持たれた方は、ぜひ本編をチェックしてみてください。