【実況】巨人の星

第30話|山から来た挑戦者

【実況】巨人の星
揺れる気持ちを隠して鐘を相手にツッパリ

タイトル通りのキチャナイ男(ケンシロウ似


ケンシロウは星雲高校を訪れ、柔道部キャプテンの伴宙太君に会いたいとのたまう。
「あいつは柔道部をやめた、今は野球部だ」
「ばかもん、あの伴君が野球だと?ハハハ…なぜあれほどの男が」
よくわからないテンションのケンシロウである。

実は野球部は伊豆の南禅寺(これは河津にある)で強化合宿中だった。
謎の山男・田所は、風呂の支度をしている部員をかっさらう(なぜに・・・?)。

乱暴である


海辺で、おれと野球の試合をしろと迫る


まずは投げ合い、どちらがスピードがあるか競争だ、
トワッ!と豪速球を投げ、腕の強い外野手らしい相手とキャッチボールを始めるが、
しかしついに捕球に失敗して気絶。
「ふっふっ、他愛もない…」

そのころ伴と飛雄馬は暢気に月を眺めていた。

伴「満月や ああ満月や 満月や」
飛雄馬「なんだそれ」
伴「蕪村の心境を味わったところだ」
飛雄馬「伴蕪村か」
などと言っているところに、田所にやられた仲間が運び込まれる。
「いったい誰がこんなことを…」

そして翌朝、今度は斉藤がやられる


犠牲者はこれで二人


今度は打撃競争で、田所は「マシラのように」打ち返してくるのである。
マシラのようにって…www

グランドでの練習での流れ球が土手に寝転ぶ田所を直撃すると、
田所、ウィダバーンンン!とかなんとか奇声をあげてボールをまっぷたつにする。

「貴様は誰なんだ!」と伴が詰問すると
「1年前のことを忘れたわけではあるまい…」と、ついに語り始める田所。
この男、全日本柔道選手権で伴に2年続けて敗れた、台南高校柔道部キャプテンだった。
田所は伴に柔道着を投げつけ、「今夜12時、岬で待つ!」と叫ぶ。
だんだん様子が読めてきた飛雄馬。

(湯上りにそれを見ていたのだ)


元彼を気にするカノジョに言うような調子で、「伴、あいつに近づかんでくれ…」

揺れる気持ちを隠して鐘を相手にツッパリ


 
しかし12時――伴は布団を抜け出し、飛雄馬は後を追う。
「この柔道着は返す、貴様とは戦わん!」
「あの熱い血のたぎりをわすれたか!」
田所は熱気ムンムンである。
打倒伴に凝り固まった田所は、山で修行を積んできたという。
滝に飛び込み、岩を割り、木をよじのぼる日々・・・
ハイオーリヤー!と訳のわからない掛け声で飛びかかる田所。
「伴、やめてしまえ、あんな玉転がし!」
野球をけなされて、影で見ていた飛雄馬は黙っていられなくなる。
「野球とは男と男が汗にまみれ血だらけになって戦うものなんだ!」
結局、飛雄馬と勝負することになった。

田所、バットを正面で剣のように構える。
それだと危険なんですけど…と飛雄馬が言っても。
武芸の達人は矢を正面から切った、と意に介さない田所。
そして・・・飛雄馬の速球にバットは折れ、みぞおちにめりこんだ球に田所は倒れる

だから注意したのに・・・


 
「貴様、いい友だちをもったな…」
田所は急に弱気になった。
「野球には、たしかに男の気持ちをとりこにするだけある・・・」
って、お前、最後まで野球が何なのか、勘違いしたままだろう!www

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