オール・ユー・ニード・イズ・キルは、『オール・ユー・ニード・イズ・キル』(原題: Edge of Tomorrow、別題: Live Die Repeat: Edge of Tomorrow)は、2014年のアメリカのSFアクション映画である。2004年に発表された桜坂洋のライトノベル『All You Need Is Kill』をもとにした脚本をもとに、ダグ・リーマンが監督を務めた。主演はトム・クルーズ、エミリー・ブラント。
オール・ユー・ニード・イズ・キルの感想
原作ラノベは未読だが、近いと言われる小畑健のコミック版は読んだ。いかにもラノベ的な鬱展開で、慎重なABテストの結果に単純化されたハリウッド版では採用されず、映画ではここまでかと思うほどストーリーラインがユニバーサル化されている。
ギタイ、アルファ、オメガといった異星生物が見た目からして戦争機械であるのと同様に、それと戦い続けるトム・クルーズもまたループする時間の中でビデオゲーム的なディシプリンのもとに無限に選択肢を増やし続ける戦争機械である。だが、原作から唯一受け継いだその設定が、映画的なサスペンスを生んでおり、これを買い付けた映画人の着眼には感心するものがある。
小畑健版では主人公は何回目のループなのかという記録をつけているが、トム・クルーズはそんなことはしないので、観客は今画面で起こっていることをトムが経験済みかどうかを把握できないことになっている。この瞬間、観客はヒロインのエミリーブラントと同じ立場になり、言わば女性化することになる。たとえばヒチコック「断崖」のジョーン・フォンテインを見つめるのと同じことが起こっているのだ。
オール・ユー・ニード・イズ・キル あらすじ
謎の侵略者ギタイの攻撃によって、人類は滅亡寸前にまで追い込まれる。そんな中、軍の広報ケイジ少佐は最前線へと送られ、出撃しては戦死するという同じ1日を何度も繰り返す、不可思議なタイムループに囚われてしまう。
オール・ユー・ニード・イズ・キルを観るには?
オール・ユー・ニード・イズ・キル キャスト
ウィリアム・ケイジ(メディア担当のアメリカ人) – トム・クルーズ
リタ・ヴラタスキ(軍曹) – エミリー・ブラント
ファレウ曹長(ウィリアムの上官) – ビル・パクストン
ブリガム将軍(指揮官) – ブレンダン・グリーソン
カーター博士 – ノア・テイラー
グリフ(J分隊隊員) – キック・ガリー
クンツ(J分隊隊員) – ドラゴミール・ムルジッチ
ナンス(J分隊隊員) – シャーロット・ライリー
スキナー(J分隊隊員) – ジョナス・アームストロング
フォード(J分隊隊員) – フランツ・ドラメー
キンメル(J分隊隊員) – トニー・ウェイ
リタ・ヴラタスキ(軍曹) – エミリー・ブラント
ファレウ曹長(ウィリアムの上官) – ビル・パクストン
ブリガム将軍(指揮官) – ブレンダン・グリーソン
カーター博士 – ノア・テイラー
グリフ(J分隊隊員) – キック・ガリー
クンツ(J分隊隊員) – ドラゴミール・ムルジッチ
ナンス(J分隊隊員) – シャーロット・ライリー
スキナー(J分隊隊員) – ジョナス・アームストロング
フォード(J分隊隊員) – フランツ・ドラメー
キンメル(J分隊隊員) – トニー・ウェイ
オール・ユー・ニード・イズ・キル スタッフ
監督 – ダグ・リーマン
脚本 – ダンテ・W・ハーパー、ジョビー・ハロルド、クリストファー・マッカリー、ティム・クリング、ジェズ・バターワース
原作 – 桜坂洋『All You Need Is Kill』
製作 – ジェイソン・ホッフス、グレゴリー・ジェイコブズ、トム・ラサリー、ジェフリー・シルヴァー、アーウィン・ストフ
製作総指揮 – ジョビー・ハロルド
音楽 – ラミン・ジャヴァディ[1]
主題歌 – John Newman – Love Me Again (song)
編集 – ジェームズ・ハーバート[2]
製作会社 – ワーナー・ブラザース、ヴィレッジ・ロードショー・ピクチャーズ、スペース・トラベル、K/Oペーパー・プロダクツ(英語版)
配給 – ワーナー・ブラザース
公開 – アメリカ 2014年6月6日、日本 2014年7月4日
上映時間 – 113分
脚本 – ダンテ・W・ハーパー、ジョビー・ハロルド、クリストファー・マッカリー、ティム・クリング、ジェズ・バターワース
原作 – 桜坂洋『All You Need Is Kill』
製作 – ジェイソン・ホッフス、グレゴリー・ジェイコブズ、トム・ラサリー、ジェフリー・シルヴァー、アーウィン・ストフ
製作総指揮 – ジョビー・ハロルド
音楽 – ラミン・ジャヴァディ[1]
主題歌 – John Newman – Love Me Again (song)
編集 – ジェームズ・ハーバート[2]
製作会社 – ワーナー・ブラザース、ヴィレッジ・ロードショー・ピクチャーズ、スペース・トラベル、K/Oペーパー・プロダクツ(英語版)
配給 – ワーナー・ブラザース
公開 – アメリカ 2014年6月6日、日本 2014年7月4日
上映時間 – 113分
オール・ユー・ニード・イズ・キルの原作(桜坂洋)
「出撃なんて、実力試験みたいなもんじゃない?」敵弾が身体を貫いた瞬間、キリヤ・ケイジは出撃前日に戻っていた。トーキョーのはるか南方、コトイウシと呼ばれる島の激戦区。寄せ集め部隊は敗北必至の激戦を繰り返す。出撃。戦死。出撃。戦死――死すら日常になる毎日。ループが158回を数えたとき、煙たなびく戦場でケイジはひとりの女性と再会する……。期待の新鋭が放つ、切なく不思議なSFアクション。はたして、絶望的な戦況を覆し、まだ見ぬ明日へ脱出することはできるのか!?