『#マンホール』は、2023年2月10日に公開された日本映画。監督は熊切和嘉、主演は中島裕翔。PG12指定。第73回ベルリン国際映画祭 ベルリナーレ・スペシャル部門正式招待作品。
#マンホールのあらすじ
不動産会社で営業成績トップの川村俊介は、社長令嬢との結婚も決まりまさに順風満帆な人生を歩んでいたが、結婚式の前夜、渋谷で開かれたパーティで酩酊し、マンホールの穴に落ちてしまう。穴の底で目を覚ました川村は脚を負傷し身動きが取れない。スマホのマップアプリはGPSが誤作動し現在位置は分からず、警察に通報するも、いたずらだと思われ取り合ってもらえない。川村はSNSで「マンホール女」というアカウントを立ち上げ、ネットを通じて場所の特定と救出を求めることに。しかし突如発生した波の花に追いつめられ、折れたガス管から漏れたガスとライターを利用して危機を脱する。SNSの協力者の活躍もあり、川村の現在位置はついに判明するが、そこは川村にとって因縁浅からぬ場所だった。そして暴かれる川村の正体とは…
#マンホールの感想
99分しかないワンシチュエーションのサスペンスで、ネタバレせずに紹介することは難しい。
結婚式前夜のハイスペイケメン(中島裕翔)が酔ってマンホールに落ち、スマホで元カノ(アドレス画面は奈緒の写真)に助けを求めるが、飲んでいた渋谷には該当する場所はなく、スマホのGPSは狂っていてここがどこなのかはわからない。中島は「マンホール女」というSNSアカウントを立ち上げ、ネット民の力を借りて自分の居場所を特定してもらおうとする。ついに場所が判明し、元カノも車で急行してくれるが…という話。
冷静に振り返るとおかしなところは多々あるのだが(犯人はなぜ中島の秘密を知っていたのか? なぜそのマンホールのことを知っていたのか? 永山絢斗を襲わせたのはなぜか?)、腿の筋肉が断裂したり、ガスが漏れてきたり、波の花が発生したり、と波状的に危機に陥るので、深く考える間を与えない。北関東(と途中でわかる)の人気のない場所にあるマンホールという冷え冷えした場面設定が効いている。
結局、怪しいと思われる人が予想通り犯人と明かされるのだが、仕掛けはそこではなく、その人はカメオで、本物はシークレットキャストだったというところがミソ(ただしカメオの人は声だけ担当していたというのでややこしい)。
#マンホールのキャスト
中島裕翔
奈緒
永山絢斗
黒木華
#マンホールのスタッフ
監督 – 熊切和嘉
原案・脚本 – 岡田道尚
製作 – 松下剛、星野秀樹
製作総指揮 – 小竹里美
#マンホールを観る
#マンホールを観た人の感想
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