愛の不時着の感想
中途半端に時間がある三が日に、つい丸々1日半をかけて見てしまった。16話で済んでヨカッタ。
相変わらず韓国ドラマの巧みなことには舌を巻く。
「なぜあんなことを言ったのか」等の伏線をここぞという流れで解消するし、本編終了後の贅沢なおまけ映像など、うまいもんである。
登場人物の一人は韓国ドラマファンで、だから本作は一種のパロディですらある。
金与正が「共和国を謀略し、共和国の地位を低下させる連続劇」と激怒したという記事を読んだが、そんな記事を検索で見つけてしまうこと自体、製作側のグローバル戦略にまんまと引っかかっているのだろう(BTSの米進出とポン・ジュノのアカデミー賞はちょうど重なる)。
ヒョンビン演じる北朝鮮の中隊長は、銃で撃たれても「なんでもない」と虚勢を張る、何を考えているかわからぬ男であり、その無意識過剰ぶりに、ソン・イェジン(若い娘ではなく30代半ばのやり手の実業家に設定したのも、マーケティング上の計算だろう)が恋に落ちていく。
イェジンは角度によってかなり表情が変わるところが面白い(韓流に疎い筆者はよく知らないのだが、どうも大女優らしい)。もう一人出てくるソジヘもかなりの美女だが、どちらも日本の女優のあれこれを突き混ぜたように見える。

ソ・ジヘ(愛の不時着)
愛の不時着のあらすじ
韓国の財閥令嬢ユン・セリはパラグライダー中に竜巻に巻き込まれ北朝鮮に不時着。朝鮮人民軍のリ・ジョンヒョクに救われ密かに保護されるが、敵国同士の2人は次第に惹かれ合う。帰還計画は失敗が続き、ジョンヒョクには婚約者ソ・ダンがいるという事情も絡む。一方、セリの元お見合い相手ク・スンジュンも詐欺容疑で追われ北朝鮮に潜伏しており、彼の存在がセリの生存を韓国の兄セヒョンに知らしめる。しかしセヒョンは後継争いのため、セリの帰国を望まなかった。韓国ではセリの失踪が大騒動となり、1ヶ月の捜索の末、死亡届が出されてしまう。
愛の不時着を観るには?
愛の不時着 キャスト
ユン・セリ(韓国財閥令嬢) – ソン・イェジン
ク・スンジュン(実業家) – キム・ジョンヒョン
ソ・ダン(音楽家) – ソ・ジヘ
■リ・ジョンヒョクの周辺の人々
●家族
リ・チュンリョル(ジョンヒョクの父) – チョン・グックァン
キム・ユンヒ(ジョンヒョクの母) – チョン・エリ
リ・ムヒョク(ジョンヒョクの兄) – ハ・ソクジン
■第5中隊(中隊長を務めるジョンヒョクの部下)
ピョ・チス(曹長、特務上士) – ヤン・ギョンウォン
パク・グァンボム(軍曹) – イ・シニョン
キム・ジュモク(中級兵士) – ユ・スビン
クム・ウンドン(初級兵士) – タン・ジュンサン
■ユン・セリの周辺の人々
●家族
ユン・ジュンピョン(セリの父) – ナム・ギョンウプ
ハン・ジョンヨン(セリの母) – パン・ウンジン
ユン・セジュン(セリの兄) – チェ・デフン
ド・ヘジ(セジュンの妻) – ファン・ウスレ
ユン・セヒョン(セリの兄) – パク・ヒョンス
コ・サンア(セヒョンの妻) – ユン・ジミン
●周辺人物
ホン・チャンシク(セリズ・チョイスの広報チーム長) – ゴ・ギュピル
パク・スチャン(生命保険の担当者) – イム・チョルス
■ク・スンジュンの周辺の人々
チョン社長(「キーピング事業」の実務担当者) – ホン・ウジン
オ課長(韓国のブローカー) – ユン・サンフン
■ソ・ダンの周辺の人々
コ・ミョンウン(ダンの母) – チャン・ヘジン
コ・ミョンソク(ダンの叔父) – パク・ミョンフン
■舎宅村の人々
ナ・ウォルスク(人民班長) – キム・ソニョン
マ・ヨンエ(舎宅団地の実力者) – キム・ジョンナン
ヒョン・ミョンスン(マンボクの妻) – チャン・ソヨン
ヤム・オックム(元アナウンサー) – チャ・チョンファ
■保衛部
チョ・チョルガン(人民武力部保衛局所属の少佐) – オ・マンソク
チョン・マンボク(耳野郎) – キム・ヨンミン
キム・ヨンヘ(陸軍大佐) – キム・ヨンピル
軍事部長 – チャン・ナムブ
■その他
チョン・ウピル(マンボクとミョンスンの息子) – オ・ハンギョル
ナムシク(ヨンヘとヨンエの息子) – ク・ジュンウ
クムスン(商人) – イム・ソンミ
市場の質屋店主 – ファン・インジュン
キム課長(国家情報院課長) – ユ・ジョンホ
警備艇長(警備艇長) – クァク・チャヒョン

